夏休みにハワイ旅行を計画する人がいると思いますが、現金をいくら持っていけばいいのか悩んでいませんか。
ハワイ旅行するつもりだけど、初めてだからどれくらい現金を用意したらいいのか全くわからないわ。
キャッシュレスが進んでいるけど、現金も少しは必要だよね。どんな通貨を持っていけばいいのかも知りたいな。
最近は円安だし物価も上がっているから、初めての人はもちろんだけど、久しぶりにハワイに行く人にとってもどれくらい現金が必要か悩むよね。
そこで今回はハワイ旅行で現金はいくらくらい必要か、どのような通貨をそろえればいいのかなど、ハワイ旅行での現金事情について解説しよう。
- ハワイ旅行で必要な現金についてわかる
- 用意すべき通貨の種類がわかる
- ハワイで現金を使用する場面がわかる
- ハワイ旅行での円安と物価高の対策がわかる
- 安全にハワイ旅行するための注意点がわかる
著者プロフィール
中村 健
SPJ編集長 資産運用の専門家
シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。
世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。
様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。
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ハワイ旅行で必要な現金は？
クレジットカードが使える場所が多いので、現金の必要性は以前よりも減っています。それでも現金が必要な場面はいくつかありますので、しっかり準備しておきましょう。
ここでは、ハワイでの現金の役割とハワイの通貨について解説します。
ハワイ旅行における現金の役割
近年、クレジットカードや電子マネーの普及により、旅行中の支払い方法も大きく変化しています。
日本でも電子マネーやクレジットで払えるところが多いよね。ハワイもそうなのかな。
クレジットカードが使えるところが多いけど、現金が必要な場面もあるんだ。
たとえば、小規模なお店などは現金しか使えないところもあるよ。それにクレジットカードを使う場合でも、チップを現金で渡すといった習慣が残っているから、ある程度の現金は必要だね。
ハワイの通貨
ハワイの通貨は、アメリカ合衆国と同じ米ドルです。1ドルは100セントです。
お札と硬貨にはどんな種類があるのかな。
紙幣は7種類、硬貨は5種類だよ。
為替レートは日々変動しますが、2024年7月5日現在では、1ドルあたり約154.94円です。
よく使う通貨の種類
ハワイでは少額の買い物でもクレジットカードが使える場合が多いので、多くの現金はいりません。現金を使う場面は自動販売機やチップです。チップを支払う際の1ドル紙幣を多く用意しましょう。
高額の紙幣は必要ないでしょう。硬貨では25セントを最もよく使います。コインランドリーやパーキング、オアフ島の路線バスを利用するときに使用します。
現金が必要なシーンと相場
クレジットカードを利用できるところが多いですが、現金が必要なシーンもあります。ここではハワイ旅行の際、具体的にどのようなシーンでいくら現金が必要になるのかについて解説します。
チップ
レストランのサービスに対してのチップは、今ではクレジットカードで一緒に払えるので。料理代と一緒にクレジットカードで支払えます。
タクシーもアプリを使って呼んだ場合は、アプリ内でチップも支払えるので現金は必要ありません。必要になる場合はハウスキーパーに対して、枕元にチップを置く際や、ポーターに荷物を運んでもらった際ですね。
またオプショナルツアーの料金にチップ代金が含まれていない場合は現金でチップを支払う必要があります。以下にチップのおおよその相場を記載します。
- レストラン：会計金額の15～20％
- ホテル：ベルボーイ、ルームサービス係、ハウスキーパーなどに1日1ドル程度
- タクシー：料金の10～15％
- ツアーガイド：1回10～20ドル程度
コインランドリー・コインパーキング
最近ではクレジットカードで支払えるコインランドリーやコインパーキングが増えていますがホテルによっては、コインランドリーがコイン式で、洗濯機や乾燥機を利用するのに現金が必要な場合があります。
1回の利用料が1ドル未満のことが多いため、コインを用意しておくと便利です。コインパーキングでは、駐車時間に応じて少額の現金が必要になります。
小銭はわかりにくいし、持っていきたくないな。
だけど、用意していないと困るときがあるよ。
プライベートバンカーである私の顧客にはハワイに行く人が多いんだけど、顧客である田中さんは小銭を全く用意していなくて困ったと前に話していたよ。
ワイキキビーチで思いっきり遊び、ホテルに戻って洗濯物をコインランドリーに持ち込んだらしい。ところが、いざ洗濯機を回そうとすると、必要な25セント硬貨が足りないことに気づいたんだって。
慌てて両替機を探したらしいけど、近くに両替機が見つからず、現金も使い果たしていた田中さんは絶体絶命状態。困り果てて、ホテルのフロントに駆け込むと親切なスタッフが小銭を貸してくれたんだって。
そのおかげで洗濯物を洗えたけど、あの時の焦りは今でも忘れられないといっていたよ。
交通手段
ハワイではバスやレンタサイクル、タクシーなどの交通手段もクレジットカードで支払い可能です。路線バスに乗車する場合は、乗車時に現金で支払う必要があります。1回1.5ドル～4ドル程度です。
高額の紙幣よりも１ドル紙幣や小銭を多めに用意すればいいのね。
1日あたり50～100ドル程度あれば、チップやちょっとした買い物に対応できるよ。
両替のポイント
ハワイ旅行の際、日本円をアメリカドルに両替する必要があります。ここではハワイ旅行で現金を両替する際のポイントについてお話しします。
両替のタイミング
ハワイに到着してから両替するのも一つの方法ですが、日本であらかじめ両替しておく方が安心です。一般的にハワイで両替するよりも、日本で両替した方が手数料は安くなります。
ハワイの両替所は、観光客相手の商売であるため、手数料が高めに設定されているのです。
日本であらかじめ両替しておくことで、ハワイ到着後すぐに必要な現金を用意でき、両替所の営業時間や場所を気にしなくていいですね。
途中で足りなくなったら、現地で両替したらいいのかな。
その場合、空港やホテルの両替所は手数料が高いことが多いから、できれば市内の銀行や公認の両替所を利用することをすすめるよ。
おすすめの両替場所
日本国内で両替する場合は、大手銀行や外貨両替専門店を利用すると良いでしょう。比較的良いレートで両替できます。インターネットで事前に申し込んでおき、空港で受け取るサービスもあります。
事前申し込みを利用すれば、出発前に両替の手間を省けますね。
1ドル札の重要性
ハワイでは1ドル札が非常に便利です。先述の通り、チップや小額の支払いに使うことが多いため、両替する際には1ドル札を多めに準備しておくと良いでしょう。
特にチップを渡す際にはお釣りを渡さないのがマナーとされていますので、1ドル札を多く持っているとスムーズに対応できます。
- 必要に応じてすぐにチップを渡せる
- バスに乗車しやすい
- コインランドリーや屋台で買い物しやすい
- 細かい支払いに困らない
私はプライベートバンカーとして海外に行く機会が多いですが、ハワイ旅行で、1ドル札が想像以上に便利だったという体験談をシェアしたいと思います。
ハワイはチップ文化が根付いているので、レストランやホテル、タクシーなど、さまざまな場面でチップが必要になります。クレジットカードでチップも払えますが、現金を渡した方が喜ばれました。
1ドル札はチップを支払うのにちょうど良い金額なので、スマートにチップを渡せましたよ。
全体の注意点
初めてハワイに行く人や、最近のハワイ事情を知らない人にとっては不安なことも多いでしょう。ここでは、ハワイ旅行の全体的な注意点について解説します。
円安と物価高の現状
2023年以降、急激な円安ドル高が進行しており、ハワイ旅行にかかる費用が大幅に増加しています。2023年1月には1ドル130円台だった為替レートは、2024年7月現在では1ドル160円台まで上昇しています。
円安の今、海外旅行に行くと損するよね。
円安の影響で、旅行全体の費用が10～20%程度高くなっているね。航空券代や宿泊費、食費、アクティビティ料金など、すべての項目で価格が上昇しているよ。
たとえばガソリン代が高騰しているせいで、レンタカーの利用代金も以前よりも値上がりしているよ。
クレジットカードの利用範囲
ハワイでは多くの場所でクレジットカードが利用可能です。現金の持ち歩きを最小限に抑えるためにクレジットカードの利用をおすすめします。
クレジットカードを使う際には事前にカード会社の手数料を確認し、利用明細をこまめにチェックしましょう。
- ホテル
- レンタカー
- 航空券
- レストラン
- アラモアナセンターなどのショッピングモール
- ツアーやゴルフ場利用などのアクテビティ料金
- 空港ラウンジ
安全な旅行のための注意点
現金の準備の仕方はわかったけど、他に気をつけることが知りたいな。
始めての海外旅行はいろいろ不安だよね。安全な旅行を楽しむために、以下の点に注意しよう。
- 分散して持つ：現金とクレジットカードを分けて持つことで、紛失や盗難に対するリスクを減らせます。
- セーフティーボックスの活用：ホテルのセーフティーボックスを利用して、貴重品を保管しましょう。
- カード会社に連絡：海外でのクレジットカード利用について、事前にカード会社に連絡しておくと、スムーズに利用できるでしょう。
- 予備のクレジットカード：万が一、メインのカードが使えなくなった場合に備えられます。
- コピーを取る：パスポートやクレジットカードのコピーを取っておくと、紛失時に対応がスムーズになります。
まとめ
今回は、ハワイ旅行で必要な現金の持ち方について詳しく解説しました。円安と物価高が進む中、どれくらいの現金を持っていくべきか悩む人も多いでしょう。
クレジットカードが使える場所が多いハワイでは、現金の持ち歩きを最小限に抑えられますが、チップや小規模な店舗などでの支払いには現金が必要です。
両替の際には、1ドル札を多めに準備し、分散して持ち歩くことで安全に旅行を楽しめます。ハワイ旅行を計画中の人は、ぜひこの記事を参考に楽しい旅行をお楽しみください。
安心安全に過ごすためのポイントを読み返し、素晴らしい思い出を作ってくださいね。
