株式運用のプロのIFAに株式運用を任せるポイントや、初めての方が知りたいと思うようなことを根掘り葉掘りを訊いてみた…。
IFAって最近よく聞きますが、詳しくは分かりません。
私の友人でもある現役IFAさんに、IFAについて質問してみました。IFAって聞き慣れないかもしれませんが、株に携わる方ならおそらくご存知かもしれません、基本的なことから順に説明していきましょう。
- IFAとは何か?
- IFAを利用するメリットは?
- IFAと証券会社の違い
- IFAの仕事内容と報酬
- 上手なIFAの見つけ方と付き合い方
IFAとは?
IFA(Independent Financial Advisor)とは、独立系のファイナンシャルアドバイザーの略で、保険会社の代理店に対して証券会社の代理店のような立場になります。
つまり、独立したアドバイザーが証券会社のシステムやインフラを利用しながら、お金や株券に関するアドバイスを国家資格を持った専門家が提供してくれるのです。
彼らは証券会社の外部において、投資家にアドバイスや提案を提供します。
しかし、IFAは直接お金を預かることはなく、顧客はIFAから助言を受け、それを元に証券会社で取引を行います。
取引の流れは今までと変わらずに、投資顧問がついたと考えて差し支えないでしょう。
なぜIFAを選ぶのか?メリットは何でしょう
IFAを選ぶメリットは、お金や株の運用を証券会社に完全に預けつつも、独立したアドバイザーがお客様に対してアドバイスを行うためです。お客様にとっては、安全かつ信頼性の高い運用が期待できます。
簡単に言ってしまいましたが、これって証券会社が連れてくる証券マンと違ってものすごくメリットがあるんですよ!!
順番に説明していきますね。
IFAの魅力とは
証券会社に直接相談すると、その会社の都合が反映されたアドバイスを受けることになります。IFAは独立しているため、より客観的な意見や選択肢を提供できるのがとっても魅力なんです。
証券会社の営業マンが勧める金融商品って「えっ?まじで?」って驚いた経験がある人って多分多いと思います。
私もよく経験しましたが、大半の理由はノルマやその証券会社の方針と都合に影響された金融商品を持ってくるからなんです。
IFAはその点、個人プレーですのでお付き合い的な取引をする機会がかなり減ります!これだけでもメリットなんですが、他にも色々聞きましたので解説していきます。
また、IFAは投資顧問としての役割が強い割に、顧問料が不要という点も魅力的ですね。
言い換えると、IFAは金融商品仲介業者であり、証券会社とお客様の間に入って資産運用の提案を行うプロといえます。
これにより、お客様のニーズに合った公平かつ自由度の高い提案が可能になるのです。
IFAと証券会社の違い
IFAと一般の証券会社の営業マンとの違いや気になる点を友人に尋ねてみました。
IFAって言っても証券マンと変わらないってことじゃないですか?
ノルマに追われ会社が売りたい金融商品を勧める証券マンとは異なり、あくまで顧客の利益を追求することで報酬を得るIFAとは大きく違うといえるでしょう。
私の友人の現役IFAの方にQ&A形式で訪ねてみましょう。
現役IFAに聞いてみました
- IFAと証券マンとの違いとは?
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IFAとして独立する前は、証券会社で19年間働いていました。最初は営業でしたが、内部管理の仕事も経て、お金を持っていたお客様との出会いからIFAとしての道が広がりました。信頼を築くためには、お客様との長いお付き合いが不可欠です。
- IFAが受け取る手数料は?
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手数料は証券会社の営業マンと同じ水準です。お客様が支払う手数料は、証券会社ごとにほぼ同じですから、大手の証券会社と手数料水準は変わりません。手数料の透明性は我々IFAが特に重要視している点ともいえます。
友人の経験からわかるように、信頼関係が築かれることで、お客様との長期的な付き合いが可能となります。これがIFAを選ぶ一因となっているのですね。
私が最初にIFAを紹介してもらったときは、手数料について何だか怪しい…?!と言う印象が拭えませんでしたが、お付き合いを続けることで掛かるお金の透明性はさすが資格保持者と思えるほどクリーンですね…。
IFAに頼む際、気になるのが手数料の問題です。
友人の話では、大手証券会社と手数料水準が変わらないということですので、特別に支払いが増えるというわけでもない事がわかり安心できたのではないでしょうか。
- 顧客層はどんな人が多いのか?
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お客様は基本的には年配の方が多いです、65歳前後の方が中心を占めています。証券会社と同様に、信頼関係を築くためには時間がかかります。ただし、若い方でも例外はあります。例えば、起業してキャッシュが入った方で、株に投資を考える若い起業家もいます。
- IFAとしての資格は必要ですか?
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証券外務員資格が必要です。これは決して簡単なものではなく、証券会社に入社しても合格できない場合もあるほどです。資格を取得した後、IFAはクライアントに対して資産運用のアドバイスを提供することができます。
なるほど…これで、IFAの事が少し理解できたかと思います。信頼関係や手数料など、検討すべきポイントを押さえつつ、将来の資産運用に役立ててみてくださいね。
IFAを見つける方法
IFAを見つけるにはいくつかの方法があります。以下は、効果的なIFA選びのための手順です。
- インターネットでの検索:GoogleなどでIFAを検索し、口コミや評判を確認しましょう。信頼性のある情報源を活用することが大切です。
- 信頼できる知人や家族の紹介:身近な人が既にIFAを利用している場合、その経験談を聞くことで信頼性の高いIFAを見つける手助けになります。
- 金融セミナーやイベント参加:地域で開催される金融セミナーなどに参加し、IFAと直接話す機会を作ることで、自分に合ったIFAを見つけることができます。
上記のような方法で、まずは信頼できるIFAを見つけることが重要になります。
私がIFAを知ったきっかけ
私がIFAと知り合うことが出来たのは、シンガポール仲間でもある某企業の役員を務める知人が株式投資で長期に渡り一定の利益を確保している方法を訪ねた時に、紹介してもらうことになった事を思い出しました…。
結局、優秀なIFAはどんどん紹介やオファーを受けて自然に顧客が増えていく傾向にあるということも知っておいて下さい。
私の場合…今思えば、長期的な資産運用を模索している時にIFAにたどり着いたともいえますので、やはり株式運用においてはIFAがどんどん主流になっていくのではないでしょうか!
あくまで、優秀なIFAに限っての話ですけど(笑)
IFAを見つけてからがスタート
IFAを見つける方法については私が解説した方法以外にもいくらでもあるといえるでしょう。
しかし、たとえ優秀なIFAを見つけたとしても、それで安心ということではありません、あなたの資産を増やし健全な資産運用が出来るかはIFAとの付き合い方に寄っても大きく左右されることになります。
IFAを見つけることが出来たら、どういった視点で大切な資産を任せられるIFAを選ぶのかをリスクヘッジを踏まえた観点で紹介していきましょう。
IFAを選ぶ際のポイント
IFAを選ぶ際に重要なポイントはいくつかあります。まず、一人に全てを任せるのではなく、複数のIFAに相談することをおすすめします。また、個人事業主が動いているIFAも多いですが、法人資格を持つ会社の方が情報共有がしやすく、安心感があります。
- 複数のIFAに相談
一つのIFAに依存せず、複数のアドバイザーに相談することで、客観的な意見や提案を得ることができます。これにより、リスクヘッジが可能です。 - 法人資格を持つIFAを選ぶ
法人資格を持つIFAは、高齢者向けの商品も豊富で、態勢が整っています。情報共有が進み、リスク管理も行き届いているため、安心して相談できます。 - コミュニケーションの重要性
IFAとの信頼関係を築くために、コミュニケーションは欠かせません。連絡頻度や報告の仕方など、相手とのコミュニケーションスタイルが合うか確認することが大切です。
この3つのポイントを覚えておくだけで、失敗する確率はかなり減ります。
裏技?賢いIFAの選び方・現役IFAがアドバイス
今度はIFAの友人に裏技的なIFA利用方法を聞いてみました。
- IFAを賢く選ぶにはどうすればいいでしょうか?
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IFAを賢く選ぶために、最初は少額から始めて、そのアドバイザーのスタイルや人間性を確かめましょう。100万円を預けてコミュニケーションを重ね、信頼感が得られれば徐々に資産を増やしていくのも一つの手段です。
- いきなり大金を投資しても大丈夫?
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付き合いが長いIFA出ない場合は、最初は少額からをオススメします。最初は少額から始め、IFAのアドバイスや取引スタイルを確認しましょう。信頼関係が築けるかどうかは重要なポイントです。
他に何か重要なポイントなどがありましたら是非教えて下さい。
そうですね…自分で取引してみるのも良いかもしれません。
IFAが提案している銘柄や商品を自分で取引してみることで、その実績やトレードテクニックを確認できます。実際のトレード経験が信頼感に繋がります。
以上が、IFAを選ぶ際のポイントを現役IFAである私の友人に教えて頂きました。
IFAと直接株式投資の話をしたりすると、ただでさえ意見が分かれる銘柄に出会った場合でも、プロの視点でプロの思考が身につく、というメリットも良いですね!
とくに複数のIFAさんに違った視点で聞いてみたりするだけでも勉強になります。
これからIFAを利用して株式投資を考えている方は是非参考にしてみて下さい。
まとめ
この章で色々とIFAの友人に聞いてきたことについてまとめてみましょう。
- IFAとは独立したファイナンシャルアドバイザーで証券マンとは異なる
- IFAを選ぶときは慎重に!信頼関係を築くことを重視する
- 始めは少額から投資する、また複数のIFAと関係を築くことも重要
- 時には自分で取引してみることでIFAの実績やテクニックを確認することもできる
以上がこの章で紹介してきた内容のまとめになりますが、私の場合、信頼できる知人から優秀なIFAを紹介してもらったように、株式で利益を上げ続けている人というのは何らかの理由があると思います。
そういった友人がまわりにいる場合は、恥ずかしがらずに聞いてみるのが一番と思います。
もしそういった友人がいない場合でも、リスクを抑えて失敗しにくいIFAの選び方を紹介してきました。
IFAの選び方には様々なポイントがありますが、複数のアドバイザーとコミュニケーションをとり、信頼感を築いていくことが大切です。少額から始め、徐々に信頼関係を深めながら、安心して資産運用を進めていきましょう。
IFAの存在は個人の資産運用において大きなサポートとなるはず、あなたの賢いIFA選びが、安心できる未来への第一歩となれば幸いです。