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高知信金が「高知のヘッジファンド」と揶揄されているのはなぜか?

高知信金が「高知のヘッジファンド」と揶揄されているのはなぜか?

高知信金って”高知のヘッジファンド”って言われてるみたいね。信用金庫がなんでそんな風に言われるの?通常の銀行とちがうのかしら?

へー、信用金庫がヘッジファンドみたいなことをしてるってことかなあ?それって地元の企業や住民はどう思ってるんだろうね?


みなさんは、高知信金が地元の信用金庫なのに「高知のヘッジファンド」と呼ばれてるって知ってましたか?

一般的に信用金庫は、地域の住民や小規模な事業に金融サービスを提供しています。地域の人々にとっては身近な金融機関としてとても重要な存在なのが信用金庫というわけです。

しかし高知信用金庫は「高知のヘッジファンド」と言われることがあるとか。これははたして良い意味なのでしょうか。

今回は、そこを深堀りしていきたいと思います。

この記事を読み終えるころには、高知信金のことがすっかり把握でき、高知信金のユニークなビジネスモデルに隠された秘密や問題などが理解できますよ。

この記事がおすすめの方
  • 高知信金について知りたい方
  • 高知信金のビジネスモデルに興味がある方
  • 高知信金の革新的な取り組みについて知りたい方
  • ヘッジファンドの手法を取り入れた地域金融機関に関心がある方

ではさっそく、高知信金のユニークなビジネスモデルについてご紹介していきましょう。

著者プロフィール

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中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

【Facebook(Meta)】 https://www.facebook.com/profile.php?id=61554559108726

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目次

高知信金のユニークなビジネスモデル

高知信金のユニークなビジネスモデル

正直言って高知信金って、普通の信用金庫とはあきらかにちがうんです。実際にヘッジファンドみたいなことやってるんです。そのユニークなビジネスモデルについてご紹介ていきましょう。

ヘッジファンドみたいな信金ってどんな感じ?

ヘッジファンドみたいな信金ってどんな感じ?

プライベートバンカーである私から見ても、高知信金って普通の信金とは全然違うんですよ。実は高知信金は、かなりアグレッシブに株や社債に手を出しているんです。

預金額に対しての貸し出しはめちゃくちゃ少なくて、その代わりに株とか債券にめっちゃ投資しているんですよ。

預金6,153億円に対して貸出金がわずか659億円で、その大部分を証券投資に割り振っているんです。特に、電力会社株に大規模な投資を行っていて、東北電力、九州電力、関西電力の大株主となっています。

これにより、過去には全国信用金庫で過去最高の純利益205億円を記録したことも​​。

信金が株に本気を出してるのね。

しかしこのような投資戦略は、市場が不安定な時にはリスクも伴います。株式市場が低迷したときは、63億円の赤字を計上することもありました。

それにもかかわらず、高知信金はこのリスクを受け入れ、今でも独自の投資手法を貫いているんですね。

特に、電力会社の株なんかに大きく投資していて、そのおかげで過去には信金の中でトップクラスの利益を出したこともあるんです。

地域へのコミットメントも忘れてない

地域へのコミットメントも忘れてない

そんなヘッジファンドのような高知信金ですが、とはいえ地域に対する愛も忘れてないんです。

例えば、地元住民向けには「リターンA」という魅力的な定期預金を提供し、市場平均を上回る利回りを実現してるんです。

これで地元の人たちにも恩恵を与えつつ、投資に使えるお金を増やしているんですね。地元の小さいビジネスや新しい会社にも投資して、ちゃんと地域経済の発展に一役買っているんです。

地域の人たちにいい利回りの定期預金提供してるなら、地域愛も感じるよね。

そうなんです。高知信金のやり方、攻めの投資と地元へのやさしさが同居しているんですよ。でも、このバランス、簡単じゃないです。これからもこのスタイルが続くのか、私も大変気になっています。

さらに、高知信金の取り組みについて、ご紹介しましょう。まず、高知信金のATM、時間外手数料が無料なんですよ。これってめちゃくちゃ便利でしょ?

地元の他の銀行と比べると、これはかなり顧客に優しいサービスだと思いませんか?次に、出資金の配当利率が年利10%っていうのもすごいんです。

これ、日本国内で見てもめったにない高い水準なんですよ。あとは、地元の人たちのためにデジタル地域通貨「ジモッペイ」を開発しているんですよ。

ジモッペイって、高知信金が作った地域限定のデジタル通貨なんです。これを使うと、高知県内のお店でお買い物ができて、地域経済を応援することができるんですよ。

地元の人たちやお店にとって、便利でお得な仕組みなんです!こんな感じで、高知信金は普通の信用金庫を超えた面白いことをいろいろやっています。

地域に根差しつつ、革新的なサービスを提供しているんですよ。

これからも、どんな新しい動きを見せてくれるのか、個人的にも注目してます!

高知信金の投資ポートフォリオ、どうなってる?

高知信金の投資ポートフォリオ、どうなってる?


では、高知信金の投資内容を表したポートフォリオについて解説していきましょう。彼らがどのようにリスクを減らして、どのように利益を出してるのか見えてきますよ。

安全な資産と利益、二刀流の両立

安全な資産と利益、二刀流の両立

実は高知信金は、攻めるだけではなく国債や地方債といった安全な資産にも投資してるんです。国債と地方債って確かに安定してます。この安全資産が、市場が荒れても安定収益をもたらしているんです。

さらに、社債や株式投資も見逃せません。社債に約2900億円、株式に約2000億円って、かなりの額投資をしています。

えっ、そんなに?大丈夫?

普通なら心配になりますが、これが高知信金の賢さなんです。リスクを上手く分散しながら、良いリターンを狙ってるんですよ。

私から見ても、安定した国債と地方債があるから、バランスは取れてると思います。賢い戦略です。

ディフェンシブ銘柄、安定投資のキーポイント

ディフェンシブ銘柄、安定投資のキーポイント

さらに冒頭でも触れたように、市場の波に強い安定した業績の企業に目をつけて投資してるんです。例えば電力会社の株です。これが経済が不安定な時でも安心できるリターンを生んでるんです。

長期的に見ると、こんな投資戦略が彼らの強みになるんだろうと思います。まさにリスクをうまくコントロールしながら、しっかりとした収益を追求しているんです。

さらにご紹介すると、リターンAっていう特別な定期預金を提供してるんですよ。これがすごいんです。

なんと、市場の低金利にも関わらず、0.1%の金利を提供していて、これって地元の他の銀行の50倍なんです。つまり、預金者にとっては、お金を増やすチャンスがめっちゃ広がるってことですね​​。

それから、出資金に対する年利が10%って、めちゃくちゃ高いんです。日本国内の上場株にはほとんど見られない高水準で、投資家にとってはとっても魅力的。

高知信金のしっかりとした財務基盤と収益性が背景にあるんですね​

優秀なのね!

こんな感じで、預金者に高いリターンを提供し、市場の変動にも強い投資ポートフォリオを実現しているんですよ。

山本正男氏と高知信金の大変革

山本正男氏と高知信金の大変革


今回は、高知信金がここまで変化した立役者、山本正男さんについてご紹介します。彼のビジョンとリーダーシップで、イノベーションが起きたんですね。

山本正男氏・・・

山本正男氏は、1963年に高知信用金庫(当時は高知中央信用金庫)に入行。本店営業部長、常務、専務を経て、1984年に理事長へと昇格。

山本氏の27年にわたる理事長在任期間中、高知信用金庫の業務を大きく変革。特に注目すべきは、金融業界で早期に業務の機械化を推進したこと。

そして2002年には全国で初めてすべての現金処理をオンライン化するなどの画期的な取り組みを行った点。これらの施策は、効率化とコスト削減に大きく寄与した。

また、山本氏は金融投資にも積極的に関わり、高知信用金庫のビジネスモデルを革新。彼のリードの下、銀行はヘッジファンドのような手法を取り入れ、顕著な収益向上を実現。

山本氏のこれらの取り組みにより、高知信用金庫は単なる地方の金融機関から、革新的なビジネスモデルを持つ銀行へと変貌を遂げた。

高知信金、変革の旗手 山本正男氏

高知信金、変革の旗手 山本正男氏

山本正男さん、この方本当にすごいんですよ。彼がいなかったら、高知信金は今のような革新的な金融機関にはなっていなかったかもしれません。

山本さんの下で、高知信金はヘッジファンドのような戦略を取り入れ、めきめき成長したんです。

信用金庫の異端児になったのね。

まさしく、その通りなんです。地元の人たちへのサービスはそのままに、お金の賢い運用で、驚くほどの収益を上げたんです。

こういう信用金庫、当時は特に珍しかったのです。バンカーの立場から見ても、なかなかできることではありません!

金融業界に新風を吹き込んだ山本正男氏

金融業界に新風を吹き込んだ山本正男氏

このように山本さんの力で、高知信金は金融業界の中でも一風変わった存在になっていきました。業務効率化やデジタル技術への注力で、他の地域銀行とは一線を画すサービスを実現。

「こんなに進んでる地域銀行、見たことない!」って思うくらい当時は、革新的だったんです。そして山本さんのリーダーシップの下、高知信金は地域に貢献しながら経済的にも大成功。

このバランスを実現したのは、本当にすごいことですよね。

すごい人なのね!

山本正男さんのビジョンとリーダーシップがあってこそ、高知信金は今日の姿があるんです。彼のおかげで、高知信金は地域金融のお手本のような存在になりました。

高知信金への賛否両論

高知信金への賛否両論


しかし高知信金の斬新なビジネス手法、これには賛否が分かれています。

明らかに融資よりも投資に重点置いてるよね?

融資よりも投資に重点?

これまでの説明からもわかるとおり高知信金は、地域への融資が少ないんです。

2018年3月の預貸率、つまり預金の何割を貸出に回しているかっていう指標、これが約10.7%しかないんですよ。業界平均の50%と比べると、かなり低いんです。

え、そんなに低いの?

そうです。それもあって一部では「バクチ経営」とか「歪(いびつ)な経営手法」と言われてるんです。

地元愛、それが高知信金の答え

地元愛、それが高知信金の答え

そんな高知信金に関する地域の声を調べてみました。高知に住んでる友人の話も交えながら、地元住民や企業の反応を紹介します。社員からの声は、職場の環境や待遇についていろんな意見があるんです。

例えば、オフィスがキレイで、休みも取りやすいって言ってる人もいます。しかし支店によってはかなり厳しいっていう声もあるみたいです​​​​。

私の高知の友人によると、地元の人たちの間では高知信金のやり方にやはり賛否があるようです。

地域経済への貢献は評価されてるみたいですけど、「昔の信金とはちょっと違うかな?」って思ってる人もいるらしいです。

あと、地元企業からの具体的な反応は掴めなかったんですけど、地域のビジネスに投資してることは評価されてると思いますよ。

どんな会社でもそうですが、意見や地域に与えてる影響って、いろいろあるってことです。

つづいて、決算についても見ていきましょう。

高知信用金庫は2023年の9月中間仮決算で、純利益が60.8%増の60億円、自己資本が2417億円に達していることが明らかになりました。これって、彼らの市場投資がしっかりと成果を出してるってことですよね。

儲かってるのね。

確かに、高知信金の投資スタイルってリスクが伴うんですけど、今のところはかなりうまくやってるみたいですね。

まとめ: 高知信金が『高知のヘッジファンド』と揶揄されてる理由って?

まとめ: 高知信金が『高知のヘッジファンド』と揶揄されてる理由って?

今回は「高知信金が『高知のヘッジファンド』と揶揄されているのはなぜか?」について解説してきました。

このブログを通して、高知信金の異端児ぶりが見えてきましたね。異端児はいつだって周囲から否定されます。

高知のヘッジファンドと言われている理由

  • 株や社債への投資に力を入れていて、かなりの収益を上げているから
  • 信用金庫の中でも異端児だから
  • 従来の信用金庫とはちがうという意見もある

以上のような理由で「高知のヘッジファンド」とか言われるけど、実は地元愛もしっかりあるんですよね。

その革新的な手法で得た収益を、地域にちゃんと還元していますから。

興味深い銀行ですよ、本当に。

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