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株主の基本的な権利とは?配当から議決権まで徹底解説

株主の基本的な権利とは?配当から議決権まで徹底解説

株主って会社の経営にも関われるって聞いたけど、何ができるんだろう?

持っている株の数によって、できることが違うのかな?

プライベートバンカーの私が、わかりやすく解説しますね!

こんにちは、皆さん!今日は株主の基本的な権利について話そうと思います。株式投資を始めたばかりの方や、これから始めようと思っている方にとっても、大事なこと。

株主の権利をしっかり理解すると、投資がもっと楽しくなるんですよ!

この記事を読んでわかること
  • 株主の基本的な権利について
  • 株数による違い
  • 少数株主権について
  • 株主総会での権利行使について

著者プロフィール

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中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

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目次

株主の基本的な権利とは?

株主の基本的な権利とは?

株主の権利は、大きく分けて「自益権」と「共益権」の二つに分類されます。

自益権

自益権

自益権っていうのは、株主が直接利益を得る権利のことです。簡単に言うと、お金に関する権利ですね。

  • 配当を受ける権利:企業が利益を上げた場合、その一部を配当として受け取れます。
  • 残余財産分配請求権:企業が解散した際に、残った財産を受け取れます。

まず、配当金を受け取る権利があります。会社が利益を出すと、その一部を株主に分配することがあり、それを配当金と言います。株を持っていると、その分だけ配当金がもらえるんですよ。

次に、会社が解散したときの権利もあります。もし会社が解散したら、残ったお金や財産を株主に分けます。このとき、自分の持っている株数に応じて分け前がもらえます。

要するに、自益権は「株を持っているだけで得られるお金に関する権利」ってことです。株主になったら、これらの権利をしっかり理解しておくといいですよ!

私が担当するお客様の中でも、株主権の行使がいかに重要かをお伝えしています。

共益権

共益権

共益権っていうのは、会社の運営に影響を与えるための権利のことです。つまり、会社の経営に参加できる権利ですね。

  • 議決権:株主総会で議案に対して賛成や反対の意見を表明する権利です。
  • 会社の重要事項に関する決定に参加する権利:例えば、取締役の選任や解任、会社の合併・分割などの重要事項に対して意見を述べられます。

まず、株主総会での議決権があります。株主総会は会社の重要な決定をする場で、株主はここで自分の意見を言ったり、投票したりできます。

例えば、新しい取締役を選ぶとか、会社の方針を決めるときに自分の一票を投じられます。次に、株主提案権もあります。これは、株主が会社に対して「こんなことをしてほしい」と提案できる権利です。

例えば、新しいビジネスアイデアを提案したり、経営改善を提案できます。そして、会社の会計帳簿を閲覧する権利もあります。これは、会社のお金の動きや財務状況を確認するためのものです。

不正を防いだり、経営の透明性を保つために重要です。

共益権は、株主として会社の運営に積極的に参加できる大事な権利なんですよ!

これらの権利を理解しておくことで、株主としての立場をしっかりと把握し、企業に対して適切な行動を取れます。

株数による議決権の違い

株数による議決権の違い

次に、株数によって議決権がどのように変わるのかを見ていきましょう。株主の持つ株数によって、議決権や行使できる権利には違いがあります。具体的には、以下のような段階があります。

1%の株数を持つ株主の権利

1%の株数を持つ株主の権利

まず、1%の株数を持っている株主の権利についてお話ししますね。1%って聞くと少なく感じるかもしれないけど、実は結構いろいろなこともできるんですよ。

まず、株主提案権があります。これは、株主総会で「こんなことを議論してほしい」と提案できる権利です。例えば、新しい事業のアイデアを出したり、経営陣に対して改善の提案をしたりできます。

これで会社の運営に意見を反映させられるんです。

次に、会社の経営に関する重要な情報を請求する権利もあります。例えば、会社の運営や財務状況について詳しい情報を求められます。これにより、自分の投資がどう使われているのかをチェックできるんですね。

さらに、1%の株を持っていると、少数株主として特定の法的手続きをする権利もあります。例えば、私の知人は、会社が法令に違反している場合に是正を求めていました。

要するに、1%の株を持っているだけでも、会社の経営に対して結構な影響力を持てるんですよ!

3%の株数を持つ株主の権利

3%の株数を持つ株主の権利

3%の株数を持っているとどんな権利があるの?

次は、3%の株数を持っている株主の権利についてお話ししますね。3%ってちょっと多めに感じるかもしれないけど、その分できることも増えるんですよ。

まず、会計帳簿の閲覧請求権があります。これは、会社の財務状況やお金の使い方を詳しく見れる権利です。会社がどれだけ儲かってるのか、無駄遣いしてないかを確認できるんです。

これは、会社の透明性を確保するために重要な権利です。

次に、株主総会の招集請求権もあります。3%の株を持っていると、特別な株主総会を開くように要求できるんです。

例えば、緊急の問題があるときや重要な決定をする必要があるときに、この権利を使って総会を開いてもらえます。

さらに、取締役や監査役の解任を提案することもできます。例えば、私が以前投資していた会社で、株主総会に参加した際に、実際に会社の経営陣に不満があり、この権利を使って経営を改善するチャンスを作りました!

要するに、3%の株を持っていると、会社の運営に対してかなりの影響力を持てるんです。投資家として、これらの権利をうまく使うといいですよ!

10%の株数を持つ株主の権利

10%の株数を持つ株主の権利

10%の株数を持っているとどうなるの?

次は、10%の株数を持っている株主の権利についてお話ししますね。10%ってなると、かなりの影響力を持てますよ。

まず、会社の解散請求権があります。これは、会社の運営がかなりまずい状況になったときに「この会社、もう解散させて!」と求められる権利です。

極端な話だけど、それだけの力を持っているということなんです。

次に、取締役や監査役の選任・解任を提案する権利もあります。会社の経営陣に不満がある場合、この権利を使って自分の意見を反映させられます。

株主総会で自分の意見を反映させる瞬間は、まるで自分が会社の運命を握っているかのような気持ちになります。

例えば、新しいリーダーを推薦したり、問題のある人を辞めさせられるんです。さらに、株主総会での特別決議に対する拒否権も持っています。

これは、企業の重大な決定(合併とか、重要な資産の売却とか)に対して「NO」と言える力です。特別決議は3分の2の賛成が必要なので、10%を持っているとその決議を止められるんです。

要するに、10%の株を持っていると、会社の運営に対して非常に強い影響力を持てます。

プライベートバンカーの私も、お客様には自分の投資を守り、会社の方向性にしっかりと関与することが大事だといつもお伝えしています。

1/3の株数を持つ株主の権利

1/3の株数を持つ株主の権利

最後に、三分の一の株数を持っている株主の権利についてお話ししますね。三分の一の株ってなると、もう会社の中でもかなりの大株主です。

その分、持っている力もすごいんですね。

まず、特別決議を止める力があります。特別決議っていうのは、会社の重要な決定(例えば合併とか、大きな設備投資とか)をするためのもので、3分の2の賛成が必要です。

だから、三分の一の株を持っていると、これを一人で止められるんです。「こんな決定はダメだ!」って言えば、それだけで止まっちゃいます。

さらに、普通決議の行方を大きく左右できます。普通決議は、過半数の賛成で決まるものですが、三分の一の株を持っていると、他の株主と組んで過半数を握るのがかなり簡単になります。

これで、自分が賛成する議案を通しやすくなるんです。

加えて、取締役や監査役の解任や選任にも大きな影響を与えられます。つまり、会社の経営陣をコントロールする力も持っているんです。

要するに、三分の一の株を持っていると、会社の運営に対して非常に強い影響力を持てます。自分の意見を反映させたり、重要な決定をコントロールしたりできるんですよ!

このように、株数によって行使できる権利が異なるため、自分がどの程度の影響力を持っているのかを理解しておくことが重要です。

少数株主権の詳細とその使い方

少数株主権の詳細とその使い方

少数株主権について詳しく見ていきましょう。少数株主権は、少数の株主でも会社の運営に影響を与えるための権利です。具体的な権利とその使い方は以下の通りです。

  • 議題提案権:1%以上の株式を持っている場合、株主総会で議論する議題を提案できます。例えば、新規事業の開始や役員報酬の見直しなどの提案が可能です。
  • 会計帳簿閲覧請求権:3%以上の株式を持っている場合、会社の会計帳簿を閲覧できます。これにより、会社の財務状況を詳細に把握できます。
  • 臨時株主総会招集請求権:3%以上の株式を持っている場合、特定の議題について臨時株主総会を開催するよう要求できます。例えば、重要な人事の変更や経営方針の転換を議論するために総会を招集できます。

プライベートバンカーの視点から見ても、これらの権利は非常に重要です。

これらの権利をうまく活用することで、少数株主でも会社の経営に対して意見を述べられます。

株主総会での権利行使の例

株主総会での権利行使の例

最後に、株主総会での権利行使の例を見ていきましょう。株主総会は、株主が会社の重要な決定に参加するための場です。ここでは、実際にどのように権利が行使されるのかを具体的に説明します。

例えば、1%の株を持っているAさんは、株主総会で議題提案権を行使して「環境保護に配慮した事業に限定する」という新しいビジネス提案を行いました。

また、別の株主Bさんは、3%以上の株式を持っており、会計帳簿閲覧請求権を行使して会社の財務状況を確認しました。その結果、新規事業の開始が財務的に問題ないことを確認し、賛成票を投じました。

さらに、10%以上の株式を持つ株主Cさんは、会社の不正行為を発見し、会社解散請求権を行使しました。裁判所に訴え出て、会社の解散を求めることになりました。

これらの実例を通じて、株主総会での権利行使がどのように行われるのかを理解できます。

まとめ

まとめ

この記事を通じて、株主としての権利をしっかりと理解し、より良い投資活動を行うための具体的な方法を学びました。

株主の権利は、自益権と共益権に分かれ、配当や残余財産の分配を受ける権利と、企業の運営に参加する権利があります。

株数によって行使できる権利が異なるため、自分の持つ株数に応じた権利を理解し、適切に行使することが重要です。

少数株主権は、少数の株主でも会社の運営に影響を与えるための重要な権利です。議題提案権や会計帳簿閲覧請求権、臨時株主総会招集請求権など、これらの権利を活用することで、企業の健全な運営に貢献できます。

最後に、株主総会での権利行使の実例を通じて、具体的にどのように権利が行使されるのかを理解していただけたと思います。

株主としての権利をしっかりと理解し、適切に行使することで、より良い投資活動をしましょう。

これからも皆さんの株式投資を成功させていきましょう!

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