とにかく安定した資産が一番よ!!絶対にリスクはおかしたくないわ。

そうよねえ。投資で資産をいきなり失うのが一番嫌よねえ!
ぜったいに失わない、すごく安定した資産の運用方法、教えてくださーい!
わかりました!今日のテーマはこれですね、「これが結論!今、一番おトクな安定資産について解説」こういうテーマでいきたいと思います。突然ですが、皆さんに2つ質問です。
- 質問1: 安定資産の具体例を3つ上げられますか?
- 質問2: 今のリスクフリーレートって何パーセントですか?
どうでしょう、皆さんパッと答えられるでしょうか。で、これを聞いて、「安定資産ってなんやねん、リスクフリーレートってなんやねん」という人は是非今回の記事を見てください。
なぜなら、安定資産やリスクフリーレートこそが資産マネジメントの出発点だからです。
皆さんが金融資産5,000万円超の小金持ちを目指すにあたっても、幸福度の高い幸せなお金持ちでい続けるためにも、安定資産やリスクフリーレートに関する知識は欠かせません。
今回この記事を見た直後に、「危ない!危ない資産管理のバランスを見直そう」とか「あ、こっちの方がお得じゃん、乗り換えるかな」といったアクションを起こせる類いの速攻性のある記事です。
ぜひ、最後まで見ていってください。
・ぜったいに資産を守りたい方
・リスクをおかしたくない方
・安定資産について詳しく知りたい方



まずは、安定資産について解説していきましょう!
安定資産とは何か


まずは、安定資産について学んでいきましょう。定義や具体例、重要性についてご説明しますよ。
定義と具体例


世の中の資産は2種類に仲間分けすることができます。1つ目は安定資産です。これは元本割れのリスクがない資産のことを言います。無リスク資産なんて呼ばれたりもします。典型的なのは預金ですね。
それ以外でも、国債や一部の保険商品がこれに該当します。この安定資産は、私たちの資産マネジメントにおいてとても重要な役割を果たすんです。
特に、金融資産を持つ初心者の方にとっては、リスク管理の出発点となりますね。資産の種類2つ目は、リスク資産です。
これは相場変動によって資産価格が上下して元本割れを起こす可能性もある資産です。典型的なのは株式や不動産ですね。
安定資産の重要性


突然ですが、人間は損をすることを非常に恐れる生き物です。
ノーベル経済学賞を受賞した学者の研究によると、人間っていうのは100万円儲かる喜びと100万円損する悲しみを比べると、損する悲しみの方が儲かる喜びの2.5倍ぐらい大きいそうです。
だから人は本能的に損失を回避するように行動します。得する喜びよりも損する苦しみの方が遥かに大きいんですから、当然ですね。
そして、日本人は特に損失回避に重点を置きすぎる傾向があり、多くの人が金融資産のほとんどを安定資産に振り分けています。



わたしはシンガポールのプライベートバンカーですので、特にそれを感じますよ。
ここで、冷静に考えてもらえればわかりますが、お金持ちになるための超重要ポイントは、自分が持っているお金を安定資産とリスク資産、この2つに上手に振り分けることなんです。
日本人の多くは損失回避ここに極まれりっていう状態で、自分が持っている金融資産のほぼ100%を安定資産に振り分けてきました。
それじゃお金増えないよね、お金持ちにはなれないよねってことで、適正なリスクを取ってリスク資産の比率も増やしていこうと、リスク資産の全世界株インデックスや米国株がいいとか、高配当株や不動産がいいとか、そういう話はたくさんあるんですけど、今回はあらためて、安定資産のほうにスポットライトを当てて解説したいなと思います。
そうです!わたしたちは超安定志向です!安定1番!!
でも、少しは資産を増やすことも考えたほうがいいのね!ここはチャレンジね!
そうですね。そのためにも安定資産について、もう少し詳しく見ていきましょう。
安定資産の選び方


安定資産の知識で皆さんが知っておくべきことはこの3つです。1つ目、安定資産の具体例。2つ目、安定資産が生み出す利息は何パーセントか。3つ目、リスクプレミアムとは何か。順にご説明していきます。
安定資産の種類と特徴


まずは、安定資産の種類と特徴をご紹介します。今の日本で、個人にとって安定資産と呼べるものはこの3種類です。
1つ目は預金ですね、普通預金や定期預金。2つ目は日本国債、個人向け国債です。3つ目は保険、一部の貯蓄性保険です。安定資産って何って聞かれたら、預金、国債、保険などのことですね。
例えば、預金は手軽に利用できる一方で、利回りは非常に低いです。国債はやや高い安全性を提供しますが、流動性に欠ける場合があります。
保険商品は特定の条件下でのみ安定資産として機能しますが、商品によっては複雑な条件が伴うことがあります。
利回りの比較


次に、安定資産が生み出す利息は何%かについて。皆さんのお金を安定資産にしておくと利息がもらえることがあります。安定資産が生み出す金利のことをリスクフリーレートって言います。
例えば三菱UFJ銀行のリスクフリーレートは、現状0.001%しかないですね。1億円預金すると、年間1,000円の利息がもらえます。1億預けても吉野家で並盛の牛丼が2杯食べられるくらいにしかなりません。
いずれにしても、安定資産は元本割れのリスクがないわけですから、これらの中で最もリスクフリーレートが高いものを軸に選ぶのが合理的ということです。
そして皆さんに知っておいて欲しいのは、リスクフリーレートは1つではないってことです。普通預金や定期預金も安定資産ですし、日本国債も安定資産です。
貯蓄性保険の中にも安定資産って呼べるものがありますが、保険は保険機能がついていることで商品設計が複雑になり、15年20年と長期間経過しないと元本割れすることも多く、使い勝手は1番悪いです。
次にリスクプレミアムについて。リスクプレミアムっていうのは、リスク資産の期待利回りからリスクフリーレートを引いたものです。過去20年、日本株の平均利回りは4%弱でした。
一方でリスクフリーレートは高くても0.1%です。こんなに差がついたのは、日本株にはリスクプレミアムがあるからです。
すでに投資をしている皆さんなら分かると思いますが、株価が下がる時っていうのは非常にストレスがかかります。
おい、もうこれ以上下がるな、おい、お金返して、みたいに叫んだことがある人もいるんじゃないでしょうか。この苦しみの可能性を受け入れることに対するご褒美がリスクプレミアムなんです。
安全資産100%で運用してる人は価格変動の苦しみを受け入れないので、リスクプレミアムも手にすることができません。



皆さんに知って欲しいのは、リスクフリーレートを基準点にして、そこから離れば離れるほどリスクが高まり、リスクプレミアムも高まるということです。
なるほど、少しむずかしいけど、少しはそのリスクプレミアムの恩恵を受けたほうがいいのね。



少し極端な例えですが、仮想通貨で年利30%というと、夢のように聞こえますが、その分リスクも非常に高いです。このように、高いリターンを求める場合、高いリスクも受け入れる必要があるのです。
安定資産の利用方法


また資産配分においては、安定資産だけでなく、リスク資産もバランス良く組み入れることが重要です。
多くの初心者は安定資産に偏りがちですが、適切なリスクを取ることで資産の成長を促すことができます。
資産管理の基本:バランスが大切


資産配分といえば、一言で言うならば「バランス」が何よりも大切です。まず、安定資産とリスク資産のバランスに注目してください。
多くの投資初心者は、リスクを避けるあまり、安定資産ばかりに目を向けがちです。でも、実はリスク資産を上手く取り入れることで、資産成長のチャンスを掴むことも可能なんですよ。
投資は、リスクとリターンのバランスを見極めることが大切です。それぞれの投資目標に合わせて、最適な資産配分を目指しましょう。
そして、資産配分とは、リスクを管理しつつ、資産を増やすための一つの戦略。特に投資の世界に初めて足を踏み入れる方は、低リスクの安定資産からスタートすることが多いですね。
その後、経験を積んで知識が増えたら、徐々にリスク資産にも目を向けてみる。これが一般的な資産管理の流れです。
初心者向け!市場状況に応じた資産配分のコツ


さて、資産配分を考える時、一番大事なのは「市場が今、どんな状態なのか」を理解すること。
市場が安定している時は、リスクを取ってみるチャンス!でも、市場がグラグラしてる時は、安定資産にシフトして、安全運転が肝心ですね。
次に大事なのは、「自分のリスク許容度を知る」こと。リスクを取るのが苦手なら、安定資産中心でOK。リスクを取っても大丈夫という方は、リスク資産にも積極的に挑戦してみてください。
短期的な資産増加が目標なら、リスク資産を多めに。でも、長期的な安定成長を目指すなら、安定資産をメインにしてみましょう。そして、忘れちゃいけないのが、「定期的な資産配分の見直し」です。
市場や自分の状況が変わったら、資産配分もその都度調整が必要ですからね。



安定資産を上手く使って、バランスの取れた資産配分を目指しましょう。そうすることで、リスクをコントロールしながら、しっかり資産を増やしていけますよ。
ううむ。安定資産も大切だけど、バランスを考えながら少しリスクをとれってことね!
リスクフリーレートとは


ここで、リスクフリーレートの意味を改めて見ていきましょう。
リスクフリーレートの大切さを解説


前述した「リスクフリーレート」っていう言葉、さらに詳しく見ていきましょう。これ、理論上リスクがゼロとされる資産から得られる利息率のことなんです。
つまり、超安全な資産からどれだけの収益が期待できるかを示す指標ですね。具体的には、政府が発行する国債などがこのカテゴリーに入ります。
リスクフリーレートの現状とその影響


日本のリスクフリーレートの状況を見てみると、実はかなり低い水準にあるんです。これってどういうことかというと、安全とされる資産の利回りがすごく低いってこと。
つまり、銀行預金とかにお金を預けても、利息がほぼないような状況。これ、投資家にとっては結構大きな問題ですよね。
実際のところ、この低いリスクフリーレートは、資産の価値を実質的に増やすのが難しいってことを意味しています。
だから、投資を考える時には、このリスクフリーレートを基準にして、もっとリターンの期待できる投資先を見つける必要があるんです。



リスクフリーレートを理解することは、資産運用をする上で本当に大切。市場の基準金利としての役割を持つこの指標を押さえておくことで、より賢い投資判断が可能になりますよ。
なるほどね。リスクフリーレートとかの指標を気にしながら、少し柔軟に判断するよがいいってことね!
プライベートバンカーおすすめの安定資産投資3選


では、ここでわたくしプライベートバンカーのおすすめの安定資産投資についてご紹介します。
個人向け国債


個人向け国債は、政府が発行する債券のこと。この債券、リスクがとっても低いんですよ。つまり、安全資産としてはかなり魅力的。特に注目したいのは「10年変動国債」。
この国債、市場の金利に応じて利回りが変わるタイプで、一定の収益を期待できるんです。さらに、最低金利の保証があるので、元本割れの心配も少ないんです。
これって、安全に資産を運用したいと考える方には特に大きな魅力ですよね。国債は、最小限のリスクで安定したリターンを求める投資家にぴったりの投資先。
しかも、キャッシュバックキャンペーンなどを上手く利用すれば、実質の利回りをさらに高めることも可能です。
個人向け国債は、安全性を重視しつつ、賢く資産を運用したい方に最適な選択肢の1つ。
あおぞら銀行の普通預金


あおぞら銀行の普通預金、実は年利0.2%という、業界内で比較的高い利回りを提供しているんです。
これは普通預金としてはなかなかの高利回り!日常的なお金のやり取りをしながら、少しでも利息を得たいと考える方には、とっても良い選択肢ですよ。
ただ、高い金利を提供する普通預金でも、金融機関が万が一破綻した場合、保護されるのは一定額まで。これはちょっと注意が必要ですね。
そこで、分散投資を考えてみましょう。資産を複数の金融機関に分けて預けることで、リスクを分散し、より安心して資産を管理できます。



あおぞら銀行の普通預金は、日常の取引と利息収入のバランスを取りたい方におすすめ。ただし、リスクの管理には十分注意して、分散投資を取り入れてくださいね。
SBJ銀行の大口定期預金


SBJ銀行の大口定期預金、これは業界トップクラスの金利を誇っています。大きな金額を預けることに特化しており、一般の定期預金よりも高い金利を提供するのが大きな特長です。
この定期預金、特に長期間資金を動かす予定がない投資家にとっては、まさに理想的。一定期間、資金を預けることで安定した利息収入が期待でき、市場の変動リスクも低減されます。
長期間金利が固定されるので、予測可能なリターンが得られるんですよ。大口定期預金は通常の定期預金よりも高い利率を提供。
これにより、大きな金額をより効率的に運用でき、特に資産規模が大きい投資家や長期投資を考えている方には特におすすめです。
ただし、注意が必要なのは、SBJ銀行の大口定期預金は中途解約ができない、またはペナルティが発生することが多い点です。
これは、資金の流動性が制限されるということなので、緊急時の資金アクセスには制約があります。



SBJ銀行の大口定期預金は、大きな資産を効率的に運用したい投資家にとって有効な選択肢。資金の流動性や全体の資産配分には注意を払いながら行いましょうね。
まとめ


この記事では、安全資産の基本から選び方、利用方法、そしてリスクフリーレートについて詳しく解説しました。
プライベートバンカーおすすめの安定資産投資3選
- 個人向け国債
- あおぞら銀行の普通預金
- SBJ銀行の大口定期預金
安全資産は、リスクを最小限に抑えながら資産を守るために重要です。しかし、それだけに依存するのではなく、バランス良い資産配分を心がけることが、資産成長の鍵です。
リスクフリーレートの低さを考慮し、適切なリスク資産への投資も検討して、賢明な資産運用戦略を立てましょう。こちらの記事を活用して、皆さんの資産運用に役立てていただければ幸いです。