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つみたてNISAで選ばれるS&P500とは?オルカンとの違いも解説!

つみたてNISAでは多くの投資信託から商品を選ぶことができますが、その中でも人気が高いのが、米国株式に投資できるS&P500です。米国企業の成長や円安の影響もあり、近年は特に大きな利益を出しています。しかし、

そもそも、S&P500ってどういうもの?これから投資しても大丈夫?

など、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

S&P500はつみたてNISAで最もおすすめの投資信託の一つです。長期投資前提なら、リスクも低く比較的高いリターンを得られる可能性がありますよ!

こちらの記事では、つみたてNISAでS&P500が多くの人に選ばれている理由や、よく比較されるオルカンとの違いについて解説します。つみたてNISAであなたにピッタリの商品を選びたい人は、ぜひ参考にしてください。

著者プロフィール

Nakaiメイン画像

中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

目次

つみたてNISAで選ばれるS&P500とは?

そもそもS&P500のことがよく分からないという人も多いのではないでしょうか?まずは、S&P500について解説します。

米国の代表企業500社に投資

S&P500は米国の代表的な株価指数の一つで、米国の大手企業500社で構成されています。その500社を選ぶために厳しい基準が設けられており、 時価総額が一定以上の規模であることや、直近四半期連続で利益を出していることなどがあげられます。

構成される企業は入れ替わりがあり、業種の偏りもありません。S&P500に連動する投資信託を購入すると、その商品1本だけで米国を代表する500社に投資できます。

過去の実績が高く、長期投資向き

S&P500の過去の実績は、右肩上がりで成長しています。リーマンショックやコロナショックの際は、一時的に価格は下がりましたが、その後わずか半年ほどで回復しました。

短期的には大きく下がることがあっても、必ず回復するのがS&P500の強さです。米国企業の成長や人口動態などを見ると、これからも上がっていくことが予想されています。

過去のデータを見る限り、今後も一時的な下落があったとしても、長期的に利益を出す可能性が高いでしょう。

S&P500連動型の商品は購入しやすい

過去の実績の高さだけでなく、S&P500連動型の商品は購入しやすさも人気の理由です。その理由は以下の点が挙げられます。

S&P500連動型の商品は購入しやすさも人気
  • どこの証券会社でも取り扱いがある
  • 少額から投資可能である
  • 低コストで運用できる

S&P500は最も有名な株価指数の一つのため、国内の主要な証券会社や金融機関などで必ずと言っていいほど取り扱いがあります。100円など少額から購入できる商品もあり、まとまった資金も必要なく気軽に購入可能です。運用するための手数料である信託報酬も低く、長期投資に適しています。

S&P500とともに人気のオルカンとの比較

S&P500とよく比較されるのが全世界株のオルカンです。各証券会社の人気ランキングで常に1位を獲得するほど人気がありますが、S&P500とはどのような違いがあるのでしょうか?

投資対象と分散効果

オルカンとは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称です。この1本で先進国や新興国あわせて約50ヵ国、約3000銘柄に投資できることが魅力です。

一つの国だけに依存しないため、特定の国の景気が悪い時も、その他の国で全体をカバーできる可能性が高くなります。米国一極集中のS&P500に比べてリスク分散になり、安定性が高いといわれています。

過去のリターン

オルカンの過去のリターンは以下の通りです。(2025年08月末現在)

6ヵ月10.73%
1年19.04%
3年20.01%
5年19.81%

 投資信託の平均利回りは3%~7%といわれているため、オルカンに投資を続けている人は大きな恩恵を受けています。近年は円安の影響もあり、これまでにないほどの伸びを見せています。

ただし、全世界株であるオルカンの株の中身のうち、約60%は米国株です。オルカンの高いリターンの要因は米国株の好調のおかげでもあります。

S&P500もオルカンも「米ドル建ての資産」を保有しているのと同じになります。そのため、円とドルの為替レートが変わると、株価が同じでも円換算での損益が変動します。近年は数年前に比べて円安に進み利益が出ていますが、逆に円高に進むと利益が減る可能性もあります。

参照:投資信託eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)|マネックス証券

S&P500とオルカン、どっちを選ぶ?

米国株のS&P500と全世界株のオルカンの違いが分かった上で、それぞれどのような投資スタイルを目指す人におすすめできるのでしょうか?

米国の成長に期待するならS&P500

米国企業には世界経済のトップを走るマイクロソフト、アップル、アマゾンなどが名を連ねています。これらの大企業の業績が反映されているのがS&P500です。今後もIT産業やAIの発展、米国の将来の人口動態、イノベーションが起こりやすい環境があるなど、米国経済が伸びていくことが期待できます。

世界経済の時価総額約80%は米国が占めています。今後も米国の成長に期待し、効率よく資産形成を目指すならS&P500に連動する商品を選ぶとよいでしょう。

S&P500がおすすめな人
  • 今後も米国企業の成長が期待できると思う人
  • 高いリターンを目指したい人

全世界への分散を重視するならオルカン

できるだけリスクを避けて安定的な資産形成をしたいならオルカンがおすすめです。オルカンなら先進国や新興国約60ヵ国へ一度に投資することができます。さまざまな国に投資ができるため、一つの国で経済危機が起きたとしても他の国で全体をカバーできる可能性が高くなります。

将来、米国だけがこのまま伸びていくとは限りません。インドなどの新興国の成長も期待されているため、米国だけでなく、世界全体への成長に期待するならオルカンに投資するとよいでしょう。

オルカンがおすすめな人
  • 米国だけでは不安があるという人
  • リスクをできるだけ避けたいという人
  • 新興国への投資も気になるという人

忙しくてもできる資産形成を見つけよう

この記事では、S&P500とオルカンの違いについて解説いたしました。どちらも長期投資に適した優良な投資信託です。S&P500で米国に一極集中で投資するか、オルカンでリスク分散しながら投資するのか、それぞれの違いを確認してご自身に合ったものを選んでくださいね。

どちらもつみたてNISAで少額から投資ができ、長期・積立・分散で低リスクでの資産形成が可能です。仕事や家事で忙しくても、将来のための資産形成ができますよ。

手軽に資産形成の情報が欲しい人のために、当サイトでは、他にも将来の資産形成のために役立つ情報を発信しています。SPJの公式LINEに登録することで、本来は富裕層にしか語られていない資産運用ノウハウに関する特別なセミナー動画を無料でプレゼントしています。将来の資産アップのためにぜひ受け取ってくださいね。

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