【新NISA】オルカンとS&P500の両方を買うべき?初心者向けに解説!

新NISAが始まり、誰でも投資で資産アップを目指せるようになりました。中でも注目されているのが、全世界株の「オルカン」と全米株の「S&P500」です。どちらもおすすめとして挙げられていることが多く「両方買うべき?」と迷う人も多いでしょう。

この記事では、そんな新NISAでオルカンとS&P500どちらを買うか迷っている投資初心者向けに、それぞれの特徴や両方買う場合のメリットとデメリットを解説します。

どちらが良いのか決めきれず、なかなか投資を始められないという人はこの記事を読んで新NISAを始めるきっかけにしてくださいね。

著者プロフィール

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中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきており、訪れた国は45ヵ国を越える。

目次

そもそもオルカンとS&P500の違いって?

オルカンとS&P500には、そもそもどのような違いがあるのか知っていますか?まずは、特徴について整理しておきましょう。

オルカンの特徴

通称オルカンと呼ばれている(eMAXIS Slim 全世界株式)は「MSCI ACWI」 という世界株式指数に連動するように設計されている投資信託です。その内訳は47カ国、約3000銘柄で構成されています。

構成される銘柄は時価総額加重平均方式で決められており、簡単にいうと規模が大きく人気の高い銘柄ほど、高い割合で組み入れられています。

時価総額加重平均方式とは

時価総額=株価×発行株式数
時価総額が高いほど与える影響が大きくなるということ。多くの株価指数で採用している算出法です。

四半期ごとに指数が見直され、構成国や銘柄が入れ替わります。さまざまな国や地域に分散されているため、リスクが低く安定したリターンを得られるとして人気があります。

S&P500の特徴

S&P500は米国の株価指数の一つです。米国の大手企業の中でも厳選された500銘柄で構成されています。S&P500に連動する投資信託を購入すると、この1本で全米500社に投資ができます。

オルカンと同様、時価総額加重平均によって構成される銘柄が決まり、銘柄や比率は定期的に入れ替わります。S&P500はAIやハイテク企業の好調で近年絶好調です。リターンの高さや今後の米国経済への期待で人気があります。

オルカンも60%以上は米国株

オルカンの魅力は、この一本でさまざまな国や地域への分散投資ができるということです。しかし、実際には構成される銘柄の60%以上が米国株になっています。

時価総額加重平均で構成されているため、現在のように米国株が強い状況では、オルカンも米国株の影響を強く受けることになります。

オルカンとS&P500に関してはこちらの記事でも解説しています。それぞれの視点から紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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新NISAでオルカンとS&P500の両方を買うメリット

「オルカンとS&P500どちらが良いのか選べないから、両方買うのはあり?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?まずは両方買うメリットについて解説します。

米国市場の成長を積極的に取り込める

前章で、現在のオルカンの中身は60%以上が米国株であることを解説しました。そのため、オルカンとS&P500の両方を購入すると米国株の比率を上げつつ、世界中の株にも分散できるというメリットがあります。絶好調の米国市場を取り逃がしたくない人にはメリットです。

米国株が好調の理由
  • AIやハイテク産業が好調
  • 将来的にも人口は増加傾向
  • 新しい技術が生まれやすい

分散と集中のバランスを調整できる

近年の米国株の強さを見る限り、高リターンを目指したいならS&P500のみに投資する方が効率的です。しかし、この先も米国株が強さを維持するとは限らず、集中投資にはリスクがあります。 S&P500だけでは不安があるという場合は、オルカンと組み合わせて米国比率を調整する方法も有効です。ご自身のリスク許容度に合わせてバランスを調整してみるとよいでしょう。

NISAでオルカンとS&P500の両方を買うデメリット

オルカンとS&P500両方を購入することにデメリットは無いように感じますが、以下の注意点も確認しておきましょう。

分散投資の効果が薄れる

オルカンとS&P500の両方を買うことで、国や地域の構成のバランスが変わってしまい、オルカンの最大のメリットである分散効果が薄れてしまうことになります。株の値動きはさまざまな要因で決まるため、プロの投資家でも予測が困難です。

一つの国や銘柄に集中して投資していた場合、もしも暴落が起きたらすべて資産を失う可能性もあります。万が一の時にリスクを抑えるためにも、分散投資が重要であることは理解しておきましょう。

米国株への偏りが強まる

S&P500は米国株100%、オルカンは約60%が米国株で構成されています。これらを半分ずつ購入した場合、米国株の比率は約80%となり、結果的にかなり米国株に偏ることになります。

確かに現在は「米国一強」の時代ですが、過去には他国が強い時代もあり、将来も米国が常に優位とは限りません。もし米国経済に打撃があれば、比率が高い分その影響を大きく受けるリスクがあります。

米国株が好調なときには両方値上がりしますが、不調なときには同時に下落してしまうという依存度の高さがデメリットになります。

ライフスタイルに合った資産形成を見つけよう

オルカンとS&P500はどちらも初心者が投資しやすく、過去の実績を見ても優良な投資信託に違いありません。着実に資産アップするためには長期運用が一番の秘訣です。短期の値動きに惑わされず、コツコツと長期投資を続けるためには、オルカンとS&P500の両方を買うという戦略も有効といえるでしょう。

自分に合った投資をしよう

S&P500:今後も米国の成長を期待し、高いリターンを目指して投資したい人

オルカン:できるだけリスクを抑えて安定的に資産を増やしたい人

S&P500・オルカン両方:米国の成長に期待しているが、もしもの時のために分散しておきたい人

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