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高齢者の賢い資産運用とは?おすすめの方法を3つご紹介!

タイトル

高齢者の資産運用って、実はすごく大事なんです。

高齢者は会社員時代のように毎月の給与がもらえるわけではなく、基本的には資産を切り崩しながら運用していく必要があるためです。

確かに高齢になった場合は、給与収入がないので不安です。どのように資産運用していけば良いのでしょう?

高齢者の資産運用にはいくつかのポイントがあるので、詳しく説明していきますね。

高齢者の資産運用と一言でいっても、「退職金をもらって年金を受給するまでの運用」「年金を受給してからの運用」など、いくつかの段階に分けて考える必要があります。

さらに高齢者は金融機関のターゲットになるケースが考えられるため、セールスに騙されないよう注意深く商品を決めることが大切です。

この記事では、注意すべき金融機関のアプローチ、おすすめの運用方法などを金融機関側の視点を交えて紹介します。

本記事を読むとわかること
  • 注意すべき金融機関のアプローチ
  • 高齢者の3つの段階とそれぞれに発生する課題
  • 高齢者におすすめの資産運用方法3つ

著者プロフィール

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中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

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目次

高齢者に対しての金融機関のアプローチ

高齢者に対しての金融機関のアプローチ

金融機関側から見ると、高齢者の資産運用は非常に大きなビジネスチャンスとなります。例えば銀行口座の残高は、若者よりも高齢者の方が多い状況です。そのため、高齢者の方が商品を購入してもらえる可能性が高いと言えるでしょう。

私の知人に高齢者の方がいるのですが、金融機関から「人生の目的達成のために資産運用も含めて総合的にアドバイスします」というアプローチを受けていました。

金融機関側のアプローチとしては、
・高齢者一人ひとりの事情に合わせて総合的にアドバイス
・高齢者の人生の目標達成に向けた運用商品を紹介
という流れです。

一人ひとりの事情に合わせて運用商品を選んでくれるなら、大変良いことではないのですか?

本当に良い商品なら、問題ありません。しかし「簡単に信じてはいけない」というのが世の常です。

「一人ひとりに寄り添って」というのは、売り手側の「常とう句」で、実際はそれに対して多くの対価を払ってしまっているというケースも考えられます。

プライベートバンカーの私からすれば、「人生の目標達成」と「資産運用」は結び付ける必要が全くありません。

人生の目標例
・将来寄付したい
・大きな家を建てたい
・子供に多くの資産を残したい
など

このように、人生の目標は人それぞれに異なります。

これらは結局のところ「自身の保有しているお金を効率よく増やした上で、将来の使い道を考える」ということに集約されるためです。

人生に寄り添うことをうたい文句にしている金融機関に対しては、警戒心を持って対処することが大切なので気を付けてください。

高齢者の3つの段階と課題

高齢者の3つの段階と課題

高齢者と一言でいっても年齢によってお金の問題が違ってきます。高齢者を次の3つの段階で分けて考えることが必要です。

高齢期の3つの段階
  • 高齢準備期:おおよそ45歳~60歳
  • 高齢前期:おおよそ60歳~75歳
  • 高齢後期:おおよそ75歳~

高齢準備期

高齢準備期

高齢準備期は、45歳ころから60歳くらいの年齢を言います。

この時期には「勤めている会社を退職後に再雇用で何歳まで働くのか」「その時にはお金がいくら貯まっている必要があるのか」など、老後の準備や計画が必要です。

一般的には、60歳が退職年齢になっている会社が多いでしょう。

退職したあとに、セカンドキャリアとして働くのかどうかを決めておく必要があります。

私の知人はセカンドキャリアの準備として、中小企業診断士の資格を取得しました。今の仕事を退職した後は、中小企業診断士として顧客企業のサポートを仕事にしていく予定です。

このように、セカンドキャリアとして働く場合は準備が大切となります。

・セカンドキャリアとして選ぶ職業を決めておく
・その職業に必要な資格を取得する
・すぐにビジネスが始められるように顧客を開拓しておく

プライベートバンカーの私から見ても、セカンドキャリアとして仕事をする場合は準備が最も重要になると言えます。

高齢前期

高齢前期

高齢前期は、60歳ころから75歳~80歳くらいまでの間です。自分の考えでお金に関しての判断が十分できる時期で、15年~20年くらいの期間となるでしょう。

この時期は金融機関側から見ると、主要な営業ターゲットと言えます。

プライベートバンカーの私の経験からすると、この時期に大事なことは次のような内容になります。

・何歳まで働くのか
・年金を何歳から受給するのか
・資産と年金の状況からどのように資産運用していくのか
・どのように資産を切り崩していくのか

この時期の資産運用は難しそうですね。

難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

大切なのは「金融機関の言いなりにならず自分で判断する」ということです。

金融機関の言いなりになる場合と、自分の考えで判断した場合では、将来的に大きな差が付いてくるでしょう。

高齢後期

高齢後期

高齢後期は、おおよそ75歳以降の年齢を言います。

この時期は、例えば急に亡くなってしまうこともあったり、認知症になってしまうこともあったりするでしょう。

認知症になった場合、資産をどう扱うか難しい問題ですね。

そうです。自分で金融の判断ができなくなった場合を想定しておくことが大切です。

金融的な判断ができなくなるような状況を予測し、さまざまなことを決めておく必要があると言えます。

プライベートバンカーの私の見解としては、重要なポイントとしては次の内容です。

・資産の運用や管理を誰にサポートしてもらうのか
・子供がサポートしてくれるのか
・子供がサポートできる体制が整っているのか

また親が認知症になった場合を想定し、どの銀行に預金があるのかなどを家族が把握しておくことも大切です。

10年間動きのない預金は「休眠預金」という扱いになり、いったん銀行の利益という形で没収されてしまいます。

私の知人も、親が急に亡くなってしまいどこに資産があるのかを把握するのに苦労したそうです。

休眠預金は没収された後でも、相続人が取り返すことは可能ですが、手続きが大変となります。あらかじめ、お金のありかを明確にしておくことが大切と言えるでしょう。

高齢者の資産運用でおすすめの方法3つ

高齢者の資産運用でおすすめの方法

高齢者の資産運用に関して、おすすめの方法を3つ紹介します。

金融機関から「人生の目的によって運用商品が変わる」って聞いたことがあります。

実はそれは、金融機関側の演出です。

プライベートバンカーの私に言わせると、「人生の目的」や「お金の使い方」によって、運用商品が変わることはありません。

運用の目的は「効率よくお金を増やす」ということです。以下に紹介するおすすめの方法を理解しておいてください。

人間のリスクに対処

人間のリスクに対処

金融機関側の進めるままに商品を運用するのではなく、自身で判断して商品を選ぶということです。

例えば投資信託で運用する場合、「毎月分配金が入ってくるタイプ」や「奇数月に分配金が入ってくるタイプ」などがあります。

公的年金が偶数月に入るため、奇数月に分配金を支払うタイプの商品が増えている状況です。

このような商品には、非常に大きな手数料がかかってくることが多いでしょう。

インデックスファンドと個人向け国債で運用する効率的な資産運用と比較すると、次のような違いです。例として、資産額2000万円を運用する場合で考えてみます。

インデックスファンドでは、年間で資産額の「0.2%」程度の手数料で運用が可能です。
・年間手数料=2000万円×0.2%=4万円

奇数月に分配するようなタイプの商品では、最初に「2%」くらいの手数料がとられ、年間で資産額の「1%~1.5%」の手数料がかかってきます。
・初期手数料=2000万円×2%=40万円
・年間手数料(1.5%として)=2000万円×1.5%=30万円

実際に私の知人は、「分配金が奇数月に入ってくるタイプ」の商品を進められて運用していました。知人が言うには「金融機関の担当者は運用商品だけでなく、人生の相談にも親身に乗ってくれるのでとても助かっている」とのことです。

しかしよく考えてみてください。金融機関の人生相談に対して、初年度「70万円」もの手数料を払うのが適切なのでしょうか?

答えは明確で、適切ではないですよね。

運用商品は自身で選ぶことが大切です。

損をしない計画的な資産の切り崩し

損をしない計画的な資産の切り崩し

計画的に資産を切り崩していくことが重要です。

例えば金融機関のセールスマンは、次のような内容で商品を進めてくることがあるでしょう。

・インカムゲインが大事ですよ。
・現金収入があった方が良いですよね。
・分配金とか配当金が入った方が安心です。

確かに定期的にお金が入ってくると、安心できます。

聞こえはいいのですが、これは金融機関側のセールストークです。

実際に私の知人は「自分年金」と呼ばれる投資信託を運用していました。これは分配金が定期的に入ってきて、あたかも年金が支給されているような商品です。

しかしこの商品は手数料が高額となっており、結果的に損してしまいます。

運用資産を2000万円とした場合、次の手数料がかかります。
・初期手数料=2000万円×2%=40万円
・年間手数料(1.5%として)=2000万円×1.5%=30万円

奇数月に分配金が支給されるということは、年間で「6回」分配金が支給されます。年間手数料が「30万円」となるので、分配金1回あたり「5万円」の手数料です。

例えばATMに置き換えると、お金を引き出すたびに「5万円」の手数料が取られているということになり、損しているのが理解できるでしょう。

では、どんな方法が良いのでしょうか。

それは「自分で計画的に資産を切り崩していく」ということです。

プライベートバンカーの私がおすすめする方法としては、適切なリスクを抱えた「インデックスファンド」や「個人向け国債」で資産を運用しつつ、資産を切り崩してことです。

さらに自身の余命と、最後に残しておきたいお金を考慮する必要があります。

例えば齢が75歳とした場合、平均的な余命は85歳くらいになるでしょう。平均よりも10年ほど余裕を見て95歳くらいを余命と仮定すると、20年間ということになります。

現在保有している資産から「最後に残しておきたいお金」を引いた金額を、20で割ったのが1年間に切り崩すお金です。

1年分のお金を普通預金口座位に入れておけば、余計な手数料を払うことなく効率的に使うことが可能となるでしょう。

このように計画的にお金を動かすことで、手数料の節約が可能です。

金融機関側はもちろん知っているのですが、なかなかこういうことは教えてくれません。

正しい運用を終生継続する

正しい運用を終生継続する

高いリスクで運用する金額、低いリスクで運用する金額を決めて資産運用していくのが良い方法です。

高齢になった場合は、リスクの少ない債券や預金にお金を移し替えた方が良いのでは?

高齢になったからと言って、運用すべき商品が変わることはありません。

高齢者であっても、10年や15年は資産を運用していく期間があります。これは資産運用としてみても長期の期間です。

プライベートバンカーである私の経験から言うと、この期間にリスクを取らないで、例えば低金利である預金にお金を置いておくというのは、本人にとっても、相続人にとっても無駄が大きくなります。

今まで通り、リスクを取りながら運用を続けていくスタンスが大切です。

まとめ

まとめ

今回は高齢者の資産運用について、各年齢での課題やおすすめの運用方法などを紹介しました。

プライベートバンカーである私の見解としては、資産運用は次の3つの段階で分けて考えることが重要です。

高齢者の段階考慮すべき内容
高齢準備期
(45歳~60歳くらい)
退職後にセカンドキャリアとして仕事をするのかどうかを決める。
計画的な貯蓄と効率的な運用を行う。
高齢前期
(60歳~75歳くらい)
運用と資産の切り崩しを両方考慮した生活を計画する。
金融機関に騙されない金融リテラシーが必要。
高齢後期
(75歳~)
自身でお金の管理ができなくなることを想定した体制や運用づくり。
子どもなどサポートしてくれる人を見つける。
高齢者の段階と考慮すべき内容

また高齢者におすすめの資産運用方法としては、次の3つとなります。

・人間のリスクに巻き込まれないように自身で運用商品を選ぶ
・計画的に資産の切り崩ししながら運用する
・高齢という言葉に惑わされず正しい運用を継続する

プライベートバンカーの私の経験から考えても、高齢になったからと言って運用する商品を変える必要はありません。

適切なリスクを取りながら、今まで通りの運用を続けていくことが重要となります。

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