「もうすぐ小学生になるけど、小学生の子育てってどのくらいお金がかかるのだろう…」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
周りで小学生の子育てはお金がかかりすぎて困っているという声を聞いたことがある人もいるかもしれません。
・小学生の子育てにかかるお金の種類
・小学生の子育てにかかる費用
・小学生の子育てにかかるお金を準備する方法

小学校6年間で約700万円かかる


内閣府の「平成21年度(2009年)インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、小学校6年間で約700万円かかるという結果になっています。
学校教育費や学校外教育費が占める割合が多いほか、携帯電話料金やおこづかいの金額も小学校高学年になるにつれて上がっています。



小学生の子育てにかかる費用の特徴


小学生の子育てにかかる費用はさまざまで、親の考え方や選択によっても変わってきます。ここでは、小学生の子育てにかかる費用の特徴を紹介します。
教育費は公立と私立で差がある
子どもを私立の小学校に通わせたいと考えたことはありますか?
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、私立小学校に通った場合の教育費は6年間で約1,000万円になります。公立小学校の場合は6年間で約210万円です。
公立と私立で約5倍も教育費が違うので、どちらに通わせたいかでかかる費用が大きく変わってきます。
おこづかい・携帯電話料金が必要になる
株式会社NTTドコモの「モバイル社会白書2023年版」によると、小学校6年生のスマホ所有率は5割を超えています。時代の変化に伴い、小学生が携帯電話を持つことが当たり前になってきています。そのため、子どもの通信費用も計算に入れておかなければなりません。
また、学研教育総合研究所の「小学生白書Web版」によると、小学校6年生のおこづかいの月平均金額は853円となっています。
習い事・塾の費用もかかる
小学生になると、習い事や塾の費用もかかってきます。
株式会社バンダイの「子どもの習い事に関する意識調査」によると、子どもの習い事にかける月額の平均金額は13,607円となっています。
人気の習い事としては、1位「水泳」、2位「学習塾」、3位「ピアノ」となっており、「英会話」は5人に1人が習っているという結果です。
習い事にかける費用は年々増加傾向にあり、親世代では珍しかった「英会話」を習う小学生が20%もいることからも、無視できない出費と言えるでしょう。
家庭によって必要な小学生の子育て費用


中学受験や学童保育など、教育方針や家庭環境によって必要になる費用はほかにもあります。
ここでは、中学受験のための費用と学童保育の費用を解説します。
中学受験のための費用
東京都生活文化局の「令和4年度都内私立中学校の学費の状況」によると、東京都の私立中学の受験料(検定費用)は平均23,627円となっています。
中学受験のために進学塾に通う場合、1年間で50~60万円くらいかかります。さらに季節講習費や年会費、教材費で10~30万円かかることもあります。
受験料や進学塾の費用のほか、塾に通うための交通費、塾で帰りが遅くなる場合の通信手段として携帯電話の費用もかかってくる場合があるので、事前に計算しておく必要があります。
学童保育の費用
学童保育は、放課後や長期休暇中に小学生を預けることができる施設のことで、共働きが多くなってきている現代では需要が高まっています。2015年度から対象が6年生までに引き上げられています。
自治体が設置・運営している場合は月3,000~7,000円程度ですが、民間企業が設置・運営している場合は国からの補助金が受けられない関係で月数万円程度かかる場合が多いです。
子育ての費用は小学生のうちに貯めよう


ここまで、小学生の子育てにお金がどのくらいかかるか解説しました。「結構お金がかかるな…」という印象を持った人も多いのではないでしょうか。
しかし、中学、高校、大学と年齢が上がるにつれてかかる費用はもっと多くなっていきます。
子育ての費用は小学生のうちに貯めることで、その先かかるお金を準備することができ、子どもが選べる選択肢を増やしてあげることができます。
資産運用で子育て費用を準備しませんか?


「もうすぐ小学生になるけど、小学生の子育てってどのくらいお金がかかるのだろう…」と不安に感じている人に向けて、小学生の子育てにかかるお金の種類とどのくらいかかるのか解説しました。
ここまで学んだ小学生の子育てにかかるお金についてまとめていきます。
・学校教育費や学校外教育費、携帯電話料金やおこづかいなど、小学校6年間で約700万円かかります。
・私立小学校に通った場合の教育費は6年間で約1,000万円、公立小学校の場合は6年間で約210万円となっており、公立と私立で差があります。
・そのほか、中学受験や学童保育など、教育方針や家庭環境によって必要になる費用もあります。
日々の貯蓄だけで小学生の子育てにかかるお金を貯めることは大変だと思いますので、資産運用を検討しましょう。
資産運用は余剰資金を使い、分散投資などでリスクヘッジをすることで、無理なく子育て費用を準備することが可能です。


