投資商品を選択するうえで、利回りは重要な指標の一つです。投資元本に対してどれほどのリターンを得られるかは、最も気になるポイントではないでしょうか?
ただし、利回りだけを期待して金投資を始める場合、思っているような利益を得られないかもしれません。なぜなら金は保有しているだけで利息や配当が出るわけではなく、購入時よりも高値で売却することで収益が発生するものだからです。

金は実物資産ならではの特徴があり、有事に強く投資家や資産家たちから「守りの資産」として重宝されてきた歴史があります。金の資産としての役割をきちんと理解できれば、本当の意味で金の価値を知ることができますよ!
こちらの記事では、金の価格変動の要因や運用する際のポイントを投資初心者の方にもわかりやすくお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
金投資の利回りはどのくらい?


近年、金の価格は上昇を続けており、投資商品として注目されています。まずは、気になる金投資の利回りについて解説します。
金投資に利息や配当はない
まず理解しておきたいのは、金は保有しているだけでは利息や配当が発生するわけではないということです。
金投資で収益を得るためには、購入した時よりも価格が上がるのを待ってから売却する必要があります。つまり、金投資の利回り=売却損益となります。金の価格は日々変化していますので、どのタイミングで売却するかが重要です。
金の過去の価格推移
金投資には利息や配当がなく、売却によって利益を得るものということがわかりました。では、金の価格はどのように推移しているのでしょうか?直近10年のデータを見てみましょう。
| 年 | 平均価格(円) | 増減 | 増減率 |
| 2024 | 11,718 | 2,884 | 132.6% |
| 2023 | 8,834 | 1,185 | 115.5% |
| 2022 | 7,649 | 1,247 | 119.5% |
| 2021 | 6,402 | 280 | 104.6% |
| 2020 | 6,122 | 1,204 | 124.5% |
| 2019 | 4,918 | 375 | 108.3% |
| 2018 | 4,543 | ▲33 | 99.3% |
| 2017 | 4,576 | 180 | 104.1% |
| 2016 | 4,396 | ▲168 | 96.3% |
| 2015 | 4,564 | 224 | 105.2% |
| 2014 | 4,340 | – | – |
2014年~2024年までの価格推移は10年間で2倍以上の価格になっています。価格高騰の主な要因は以下のことがあげられます。
- 地政学リスクや経済危機による安全資産である金の需要の高まり
- インフレ懸念による需要の増加
- 円安による影響
現在も世界情勢の不安や、インフレの懸念などから金価格の上昇が続いています。短期で見ると価格が下落することもありますが、長期的には今後も価格が上がっていく可能性が高いといわれています。
金価格の変動要因とは?


金の価格は上昇を続けていることがわかりましたが、どのような影響で価格は変動するのか、主な要因について詳しく解説します。
経済状況による影響(インフレ・金利・為替など)
金価格は、さまざまな経済状況に影響を受けて変動します。金の価格は需要と供給のバランスによって決まるため、経済状況による需給の変化は金の価格に影響します。
インフレの影響:通貨の価値が下がり、相対的に金価格は上がりやすくなる
金利の影響:金利が下がると金価格が上がり、金利が上がると金価格が下がる傾向
為替の影響:円安になると金価格は上がり、円高になると金価格は下がる
インフレになると通貨の価値が目減りします。例えば、100円で購入できたジュースが120円になった場合は、通貨の価値が下がったということになります。このようにインフレが続く状況では価値が下がる通貨よりも、実物の資産で価値が安定している金を求める人が増えて、金価格が上がりやすくなります。
金利が上がると、金の需要が減って金価格が下がりやすくなります。金は利子を生む資産ではないため金利が上昇すると、他に利子が発生する資産を求める人が増えるためです。
金は世界中で取引されているため、基本的にドルベースで取引がされています。そのため、日本国内で取引する場合は為替の影響を受けます。現在、円安の影響で輸入したあらゆる外国製品の価格が上がっているように、金価格も上がります。反対に円高になると金価格は下がります。ドル価格に変化がなくても、円安時に購入した金を円高時に売ると損をすることになります。
リスクや不安による影響(世界情勢・地政学リスクなど)
世界情勢によるリスクや不安の高まりも、金価格に影響を与えます。
一般的に世界情勢が不安定になると、国や企業への信用をもとに発行される通貨や株などへの信用が下がり、投資家たちは安全資産といわれる金へと資産をかえる傾向が強くなります。そのため、金の需要が増えて、価格が上昇します。
「有事の金」といわれており、世界情勢が不安定になると、金は「安全資産」として強さを発揮します。
金投資の利回り以外の重要なポイント


投資で重要なのは利回りだけではありません。金投資をするうえで他にもおさえておきたい重要なポイントを解説します。
金は「守りの資産」と考える
利息や配当が発生しないことは、金投資のデメリットです。しかし、経済や世界情勢が不安定な時は、価値を失う心配が少ない資産として精神的な安心感を与えてくれます。
金は地球で採掘できる量に限りがあるため、需要が増えることがあっても、供給量には限界があります。その性質上、劣化する恐れがなく、長期的に保存できる資産です。
積極的に収益を生む資産ではなく、有事のときにも価値を失うことがない「守りの資産」として大きな役割があると理解しておきましょう。
金投資でリスクを分散する
どのような投資にもリターンがある代わりに、リスクも存在します。例えば株価の暴落などで、資産を失ってしまうこともあるでしょう。しかし、そのような状況でも金を資産の一部として保有していると、リスクを分散することができます。
経済状況が不安定になると、先行きの不安から多くの人が、株などハイリスクな資産を手放して、現物資産の金を求めるようになります。このように、金価格は株や債券などとは違う値動きをすることが多いため、経済状況が不安定になったとしても、安定しやすい資産です。
金は単体で保有するというよりも、その他の資産とあわせて保有することで、リスクを抑えるのに有効です。
コストや手数料に注意する
投資を始めるまえに、コストや手数料は忘れずに確認しておきましょう。金投資は主な投資法がいくつかありますが、それぞれコストや手数料がかかります。
金の現物購入
購入手数料:購入時の金価格に数%上乗せされる
売却手数料:売却時にも数%差し引かれる
保管コスト:購入した金を銀行などの貸金庫などに預ける場合、保管料が発生する
純金積立
積立購入手数料:積立購入時にかかる価格費用。一般的に積立金額の数%程度
年会費:サービス利用料として1,000円程度の年会費がかかる場合がある
引出し手数料:積立てた純金を現物で引き出す場合に手数料がかかることがある
投資信託
販売手数料:購入する際にかかる費用
信託報酬:管理や運用に価格コスト
金額に対して数%など、一つ一つは小さな金額かもしれません。しかし、長期的に保有するとなると継続的にかかる費用もあり、負担が大きくなっていきます。販売会社や運営会社によって手数料は違うため、購入の際はサービス内容や手数料を比較してから利用しましょう。
あなたに合った資産形成を始めませんか?


こちらの記事では、金の価格変動の要因や運用のポイントについて解説しました。
さまざまな経済状況や世界情勢の影響で金の価格は日々変化しています。短期的に価格は上下しますが、金自体の希少価値が高いため、長期的に価格は上昇する可能性が高いといわれています。有事の時こそ価値を実感できる「守りの資産」として、金を運用するポイントをしっかり理解しておきましょう。
しかし、金投資には配当や利息による利回りが発生しないというデメリットも存在します。投資で定期的に収入を得たいと思うなら、株や投資信託、債権などといった他の投資商品を選ぶ選択肢もあります。



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