LINE登録

株価はどうやって決まるの?会社の株価の決まり方をわかりやすく解説!

株って、上がったり下がったりするのはどうして?

急に上がったり下がったりするときは何が起きているの?

常に、値動きが変化する株。その動きの秘密を探ってみよう!

株を持っていると、株価の値上がりや値下がりが気になりますよね。どういった原因で起きているのか、プライベートバンカーの視点でわかりやすく解説します!

この記事を読んでわかること
  • 株価の基本
  • 株価を動かす要因
  • 市場全体の影響
  • 価格変動の具体例

著者プロフィール

Nakaiメイン画像

中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

【Facebook(Meta)】 https://www.facebook.com/profile.php?id=61554559108726

【Instagram】 https://www.instagram.com/spj.ken/

【X】 https://twitter.com/spj951

目次

株価の基本

株価の基本

そもそも、株価って?

株価とは株式の値段のことですよ。

証券取引所で売買されている株式の値段は常に変化します。株を買いたいという人が増えると株価は上がり、反対に売りたいという人が増えると株価は下がります。

つまり、株価は買いたいという需要と売りたいという供給のバランスで決まります。

例えば、ある会社の株価が1000円だったとします。この株価が上がる理由としては、例えばその会社が新しい製品を発売して人気が出た場合、多くの人がその株を買いたいと思うためです。

逆に、その会社が不祥事を起こしたり業績が悪化した場合、多くの人がその株を売りたいと思うため、株価は下がります。

株価を動かす要因は非常に多く、会社の業績、事件や事故、人気などが直接の要因です。また、株式市場全体に影響を与える要因もあり、外国為替、景気、政治、天候、国際情勢なども株価に影響を与えます。

株価を動かす要因

株価を動かす要因

株価を動かす要因はいくつかあります。その中でも代表的なものを紹介します。

会社の業績

会社の業績

業績の良さそうな会社の株は買っても安心な気がする!

株価を動かす要因の一つに、会社の業績があります。簡単に言うと、会社が儲かってるかどうかってことですね。例えば、ある会社が新しい製品を出して売り上げがグンと伸びたとしましょう。

そうなると「この会社、今後も伸びそうだな」と思う人が増えて、その会社の株を買いたい人が増えます。結果、株価が上がります。

逆に、会社の業績が悪化すると「このままじゃヤバいな」と感じた人が株を売りたくなります。売りたい人が増えると株価は下がります。だから、業績が良いと株価は上がりやすく、悪いと下がりやすいんです。

株を買う人たちは、その会社が将来も利益を出し続けられるかどうかを見て判断してるんですね。

金利

金利

他には何が関係するのかな?

金利っていうのは、お金を借りた時に払う利子のことなんだけど、これが株価にも結構影響するんですよ。

例えば、金利が高くなると、企業は銀行からお金を借りるのが大変になります。借りたお金の返済が重くなるから、工場を新しく建てたり、新しいプロジェクトを始めたりするのが難しくなるんです。

つまり、企業が成長しにくくなるってことですね。

そんな時は、投資家も「この会社はあんまり伸びなさそうだな」と思って株を売っちゃう。結果、株価は下がります。

逆に、金利が低くなると、企業はお金を借りやすくなります。

例えば、安い金利でお金を借りて、新しいビジネスを始めたり、設備を増強したりしやすくなるんです。これにより、企業の業績が上がる期待が高まります。

投資家は「この会社、これから伸びるかも!」って思って株を買いたくなるんですね。すると、株価は上がります。

だから、金利が上がると株価は下がりやすく、金利が下がると株価は上がりやすくなるんです。

金利の動き一つで企業の成長予想が変わるから、プライベートバンカーの私も、それを見て株の売買を決めてるんですよ。

簡単に言うと、金利は企業の借金のコストを左右して、それが株価に影響してるってわけなんですよ。

外国為替

外国為替

外国為替も値動きに影響するの?

外国為替、つまり為替レートの変動も株価に大きな影響を与えますよ。

例えば、1ドル100円が1ドル120円になるとします。これを円安と言います。日本の企業がアメリカに商品を輸出しているとしますね。1ドル100円の時は、1万ドルの商品を売ると100万円の売り上げになります。

でも、1ドル120円になると、同じ1万ドルの商品が120万円の売り上げになるんです。つまり、円安だと輸出企業は儲けが増えるんです。

投資家は「この会社、円安だから儲かってるな」と思って株を買いたくなるので、株価が上がるんです。

逆に、円高、つまり1ドル80円になると、同じ1万ドルの商品を売っても80万円の売り上げにしかなりません。輸出企業の儲けが減るので、投資家は「この会社、円高で利益が減るかも」と思って株を売っちゃう。

結果、株価は下がります。一方で、輸入企業にとっては円高が有利ですよね。例えば、アメリカから1万ドルの商品を輸入するとき、1ドル100円なら100万円かかるところが、1ドル80円だと80万円で済みます。

輸入コストが下がって利益が増えるので、投資家は「この会社、円高で有利だな」と思って株を買いたくなり、株価が上がることもあります。

だから、外国為替の動きによって、輸出企業と輸入企業の業績予想が変わるので、株価もそれに応じて動くんです。円安や円高の影響で、株価が上がったり下がったりするのはこういう理由なんです。

市場全体の影響

市場全体の影響

株価は個々の企業の要因だけでなく、市場全体の影響も受けます。ここでは、いくつかの主要な要因を紹介します。

景気動向

景気動向

やっぱり景気も関係するよね!

景気動向っていうのは、経済全体が好調か不調かを示すものなんだけど、これも株価に大きな影響を与えるんです。

例えば、景気が良いときはみんなお金を使いたがりますよね。

企業も売り上げが増えて利益が出やすくなるから、投資家は「この会社、これからもっと儲かりそうだな」って思って株を買いたくなります。結果、株価は上がります。

逆に、景気が悪くなるとどうなるか。人々はお金を使うのを控えるし、企業の売り上げも落ち込むことが多いです。

利益が出にくくなるので、投資家は「この会社、大丈夫かな?業績が悪化しそうだな」と心配して株を売ってしまうことが多いです。結果、株価は下がります。

具体的な例を挙げると、リーマンショックの時を思い出してみてください。2008年の金融危機で景気が一気に悪化し、多くの企業の株価が急落しました。みんなが不安になって株を売り始めたからです。その後、景気が回復するとともに株価も徐々に回復しましたよね。

だから、景気が良いと株価が上がりやすく、景気が悪いと株価が下がりやすいんです。景気動向は、企業の業績だけじゃなくて、全体的な投資家の心理にも大きく影響するんですね。

景気が良いと投資家も楽観的になり、悪いと悲観的になる。これが株価に反映されるんです。

政治情勢

政治情勢

政治が大きく動いた時も、株価が変動していたような気がする!

政治的な出来事も株価に大きな影響を与えます。例えば、新しい政権が誕生し、経済政策が変更されると、それに対する市場の期待や不安が株価に反映されます。

具体的には、増税政策が導入されると企業の利益が減少するため株価が下がることがありますよ。

天候

天候

天候が値動きに与える影響ってなに?

意外かもしれませんが、天候も株価に影響を与えることがあります。例えば、台風や地震などの自然災害が発生すると、その被害を受けた企業の株価が下がることがあります。

また、農業関連企業の場合、天候が良いと作物の収穫量が増え、業績が良くなり株価が上がることがあります。

株価変動の具体例

株価変動の具体例

ここでは、実際の株価変動の事例を紹介し、その要因を分析します。

事例1: トヨタ自動車の株価変動

事例1: トヨタ自動車の株価変動

トヨタ自動車は、日本を代表する自動車メーカーです。例えば、2011年の東日本大震災の際には、トヨタの生産ラインが大きな被害を受けたため、株価が急落しました。

しかし、その後の迅速な復旧とともに株価も回復しました。この事例から、自然災害が企業の業績に与える影響とその後の回復過程が株価にどのように反映されるかがわかります。

プライベートバンカーの私は、実際に急落したタイミングで株を購入したんだ。トヨタなら、迅速な回復ができるんじゃないかって考えたからだよ。

事例2: ソフトバンクグループの株価変動

事例2: ソフトバンクグループの株価変動

ソフトバンクグループは、通信事業や投資事業を手掛ける企業です。例えば、2020年には新型コロナウイルスの影響で世界中の経済活動が停滞し、多くの企業の株価が下がりました。

しかし、ソフトバンクグループは投資先の企業がリモートワークやオンラインサービスで成長したため、株価が大幅に上昇しました。

この事例から、新しいビジネスモデルや技術革新が株価にどのように影響するかがわかります。

事例3: 任天堂の株価変動

事例3: 任天堂の株価変動

任天堂は、世界的なゲームメーカーです。例えば、2016年にリリースされた「ポケモンGO」の大ヒットにより、任天堂の株価は急上昇しました。しかし、その後、ゲームの人気が一時的に落ち着くと株価も下がりました。

この事例から、新製品やサービスの人気が株価にどのように影響するかがわかります。

まとめ

まとめ

最後に、まとめを見ていきましょう!

株価は、企業の業績や市場全体の動向、政治情勢、天候などさまざまな要因によって変動します。

例えば、トヨタ自動車のように自然災害によって一時的に株価が下がることもあれば、ソフトバンクグループのように新型コロナウイルスの影響で一時的に株価が下がるものの、その後の市場の需要に応じて急上昇することもあります。

また、任天堂のように新製品の成功が株価に直結することもあります。

初心者にとっては、これらの要因を理解することで、株価の変動を予測し、投資の判断をするための参考になりますよ。

株式投資はリスクが伴いますが、しっかりと情報を収集し、分析することで、そのリスクを最小限に抑えられます。

株価は常に変動していますが、その背後には多くの要因があることを忘れずに、自分の投資スタイルに合った方法で投資を進めていきましょう。

株価の決まり方を理解することで、より賢明な投資判断ができるようになるでしょう。

目次