うーん、オフショア保険をすすめられてるんだ。心配だな。
まあ!変な商品ぽいわね。でも得するかもしれないし・・・中村さんおしえて!

おまかせください!オフショア保険のことね。これは勉強しといたほうがいいよ!。
中村さんっ!!おねがいします!
わあ、中村さんが教えてくれるのね!期待しますっ!
シンガポールでプライベートバンカーをしている中村だよ。今日はみんなが心配しているオプショア保険について解説しよう。なんだか危ない印象があるから心配だよね。
そんな心配を今日は払しょくしましょう!
- オフショア保険についての基本がわかる
- オフショア保険のリスクが分かる
- 日本人投資家がオフショア保険について知っておくべきことが分かる
- 賢い投資商品の選び方が分かる
オフショア積立保険の基本


これを読んでいる人たちは、そもそも「オフショア」って何なのか、保険って事故にあったとき出るお金のことが、なんてあまりわからないのじゃないだろうか?。
それでは、オフショア保険とはいったいどのようなものなのか知るところから解説していこう。
オフショア積立保険とは何か?


アジアの金融センターといわれるシンガポールでプライベートバンカーをしている中村が、今日はオフショア保険について解説しよう。
わあ、たすかる~、よろしくお願いします。
なんだか詐欺っぽいのが多いから、しっかり知ってないと選べないのよね。心配だわー。
オフショア保険は、ここでは、オフショア積立保険と言い換えよう。
分からないんですが、そもそも、オフショアってどういう意味ですか?
「off」(オフ)は「離れる」ことを指す。「shore」(ショア)は「岸」という意味なんだ。つまり岸から離れるということ。
ああ、海外のことね。



そのとおり!
これは、税率が低い国や無税の国で提供される海外の保険商品のことだよ。保険と投資信託がセットになっていて、毎月定額を積立て、資産を増やすことを目指すんだ。
日本の保険商品と似ているけれど、海外のものはより高い利回りを期待できるんだよ。ただし、高い利回りの背後にはリスクも潜んでいることを忘れてはいけない。
そんなオフショア積立保険の魅力とリスクについて、詳しく見ていこうね!
海外の保険商品の特徴


ねえ、海外の積立保険って大丈夫なのかな?
でも利回りがすごいんでしょう?。期待も持てる~!
そうなんだけど、海外の積立保険にはちょっと癖がある。
皆さんがおすすめされるオフショア積立保険というのは、税率が低い国や無税の国で提供されている保険商品なんだ。
まあ、それもリターンが高い理由?
これは、保険と投資信託(投資家から資金を集めて、株式、債券に投資し運用成果分配する仕組み)が組み合わさっているよ。だから、比較的高いリターンが期待できるけど、リスクもあるんだ。



そう。おいしいけどリスクもある。
オフショア積立保険は、毎月一定額を投資し、長期的な資産形成を目指すものなんだよね。投資の対象が広くて、いろんなところから利益が得られるかもしれない。
ただし、悪徳ブローカーいたり、誤解を招く情報がながされていたりするから十分調べないといけない。
なんだかこわいなあ。
あと、大事なのが日本の税法や法律の違いだ。日本在住者の場合、海外投資に関する日本の税制を理解しておかないとあとが大変になるかもしれないよ。
つまり事前に勉強が必要ってことだね。
そうなんだ!ありがとうございます!勉強するきになってきたわ!。
オフショア積立保険のリスク


中村さん!私は心配なんです!オフショア積立保険の危ない点を教えてください!。



わかりました。それでは高いリターンの背後に何があるのかから解説していくよ。
オフショア保険は、危険だという話をよく言われる。大事なのは危険だからと言って、ただ避けるのではなくて、なぜ危ないのか、どこに気を付けなければならないのか、自分が知っておくべきこととは何かをはっきりと認識しておくことだよね。
だから、ここではオフショア積立保険のリスクについて詳しく説明していくよ。
高リターンの背後にあるリスク


さっきも説明したけど、オフショア積立保険は、税率が低い国で提供されるんだ。通常より高い利回りっていうのはそこが理由になっている。
これを利用していろんなところに広く投資を行えば高いリターンがあるわけだね。
ははー。なるほど
心配だわあ!リスクがあるのよね・・・
そうなんだ。広い範囲でやっているからこそ起こりうることなんだよね。
オフショア積立保険には、次のようなリスクがあるんだ。
市場変動によるリスク
商品選択や運用戦略のミスによるリスク
外国為替変動のリスク
法改正のリスク
高いリターンはあるけど、始める前には情報を集めて慎重な検討が必要だよね。
でも「リスクゼロ」ってことはありえないから、どこにどれくらい分散させるのかってことを考えるのが賢いやり方じゃないかな。
よーし、これから情報を集めなきゃね。
心配だわあ!何も知らないと、カモにされそうだわ・・・



そう!それ!。悪徳ブローカーがいるんだ。つぎはそのことについて話していくよ。
悪徳ブローカーとの関連性


オフショア積立保険に関して、情報を持っている人ってかなり限られているんだ。
そうだよね。知っている人のほうが少ないもんね。
わあ、心配だわあ!だから騙されやすいのね。
そうだね。彼らは契約すれば手数料がもらえるから何でも勧めてくる。
僕も仕事をしていると、悪徳っぽいやつを何人かみかける。まあ、長続きはしないけどね。入れ代わり立ち代わりその手の連中がやってくる。
こうした悪徳ブローカーは顧客が何も知らないところに便乗するんだ。
まあ、怖いわあ!ほんとにいるのね~。
詐欺まがいとまではいかないまでも、大して将来性も可能性もない一昔前の商品を平気で売り付けてくることがあるから注意が必要だよ。
こういうお客様を大事にせずに、自分たちの儲けばかりを考えているブローカーは、高利回りや税金の節約なんかを言葉巧みに勧めてくる。海外でのことだからね、余計に心配だよ。
うわあ、こわいわあ~。
心配だなあ。どんなところに気を付けたらいいのかなあ。
彼らは、隠れたリスクや手数料、運用方針を十分に説明しないことがある。だから、投資家はぺらっとした説明で納得しないことだね。
商品の詳細、特に運用方針、リスク、手数料構造、税務上の影響などをしっかり理解することが重要なんだ。



こちらも情報を事前に仕入れておかなくちゃいけないよ。
だから、僕らのような信頼のおける経験豊富なものがいるのさ。信頼できる情報源から確かな情報を得ることが重要ってこと。
おお、頼もしいですね中村さん!。
とにかくそんなことがあったら僕らのような専門家に助言してもらおう。
オフショア積立保険は上手に利用すればお金が増えるのは間違いないけど、適当にやって時流にあっていない商品選択や遅れたり間違ったりしてる情報にながされたら大きく損をする。
だから慎重な判断が大事なんだ。


日本人投資家が知るべき事実


なんだか心配!。日本人には日本人なりのリスクがあるなんて!
ううん~こればっかりは法律がらみだからなあ、知らなかったじゃすまされないんだよね。
心配ですね、どんなところに気を付ければいいのか教えてください!
わかりました。それではしっかりと覚えていってくださいね。
オフショア積立保険をするんだったら日本人投資家は特に法律と税金の影響に注意する必要があるよ。これには日本の保険業法や税法との関連が深いからこの知識は絶対に必要だ。
日本の保険業法との関連


まず、日本には「保険業法」という法律があることを知っておこう。
第一条(目的)に「保険契約者等の保護を図り、もって国民生活の安定及び国民経済の健全な発展に資することを目的とする」って書いてある法律だ。



え?「保険業法」っていうのがあるんですか?
へえ!保険業にも専用の法律があるなんて!
そうだよね。普通の人にはあまりなじみがないよね。
この法律は第一条に書いてある通り、日本国内で保険商品を販売する企業に対して一定の基準を課し、保険契約者を保護する目的があるんだ。
ところが、オフショア積立保険って海外の保険なものだから保険業法の規制を受けずに販売されることが多いんだよね。だから日本の法律の内容に合ってない可能性があるんだよ。
えええっ!日本の法律に合ってないなんて!
いやあ、それはすごい危ないものだなあ~。



そう。だから、契約する側が法律もポイント抑えておいて、気を付けなければいけないんだ。
つまり、日本人投資家がオフショア積立保険に投資するときには、法律違反のリスクが潜んでいるってことをわかっておなかくちゃならない。
まず日本国内でオフショア保険に勧誘された時には、その活動自体がが日本の保険業法に違反しているかもしれないんだ。なにしろ、無許可で保険商品を販売することは法律で禁止されているからね。
ええええっ!さらに驚き!保険の勧誘が法に触れるってこと?
適法かどうかなんて、こっちには、わからないよねえ。
また説明するオフショア積立保険の内容に関して、義務付けられている重要なことを伝えてなかったり、わざと誤解を招くような表現をしたりされたらこっちは誤るよね。
ふーん!そおかあ!だからよく知っておかなくちゃいけないのね。
うーん・・勉強しとかないとねえ。
そう。知らなかったでは済まされない。
わかったかな?。オフショア保険商品を検討する際には、日本の保険業法に触れないのかどうか正しく理解するひつようがある。これがリスクを避けることにもなるんだよ。
日本在住者への税金の影響


わあ不安!これ、税金の関係はどうなるんですか?中村さん。



うん。もちろん日本国民である以上納税は義務だからね。影響を受ける。
ええ?!やっぱりー?
日本に住んでいる以上、所得から一定の割合で税金を払わなきゃいけないのは知っているよね。オフショア積立保険で投資した結果収益が出れば当然税金の支払いが発生するよ。
え?でも海外での収益だから関係ないんでしょう?
いや。収益を得たのが日本に住んでいる人なら日本に税金を払うことになるんだ。
海外の投資商品であっても、日本に住んでいる人だったら日本の税法に基づいた税金を支払わなきゃならない。オフショア積立保険は投資商品だから、その収益は明らかに日本で課税所得になる。
利益が出たら所得税や住民税の対象になってくるよ。
なあんだ。せっかく、うまいこと運用しようと思ったのに~。
いや、でもそれみんな知ってのかな?



それこそ、「知らなかった」では済まされないよ。
投資家の皆さんは年が明けてしばらくしたら、確定申告をするよね。国内の儲けはきちんと申告するけれど、オフショア積立保険だから不要だと思っている人も中にはいらっしゃるかもしれないよね。
収益が出ていればちゃんと申告しないと、「巨額の脱税が・・」なんてことになっておそろしいよ!
いやねえ~私そういうのウトいから、やっちゃいそうよねえ~
つ、追徴課税ってやつですか?ニュースで時々話題になる・・・こわ!



そうなんだ。それがリスクだよ。
税金のことに疎い人が専門家の話も聞かずに、海外投資による利益を申告せずに税金を支払わないで、それが分かれば税務調査の対象になる。
一旦対象になれば何らかの追徴税金や罰金が課されることがほとんどなんだ。
たいへんだ!これはよく勉強したうえで取り組まないといけないですね。
たいへんですよねえ。でも高いリターンは魅力だしねえ~。



税金の話ははっきり言って難しい。税理士に相談すべきだよね。
オフショア積立保険は、生命保険料を納めている部分や、保険積立金といって貯金のような部分もあるから、納めているお金の中で費用にできるものとできないところがある。
この辺はすごく難しいから専門家の意見を求めるべきだよね。
こんな風に、オフショア積立保険を海外で契約したとしても、あとあと金銭的なペナルティが来る恐れがあるってことを肝に銘じてさ、慎重に行動しようね。
賢い投資の選び方





オフショア積立保険に投資する際は、慎重な選択が大事なのはみんなもうわかってきたよね。
賢い投資をするためには、リスクを認識して、法律を知って、信頼できる情報を聞いたうえで判断しなきゃいけないよ。
はい~。わかります。でもなんだか不安だなあ。
中村さん、お願いします。重要なポイントを教えてください!
オフショア保険の選択における慎重なアプローチ





オフショア保険をやるのなら、危ない目に合わないように気を付ける!。
わかりました!。慎重に選ぶ必要があるんですね。
危なくないようにしたいです!中村さん、まとめるとどうなりますか?
うん。それには次のようなことに気を付けるといいよ。
リスク管理と法的側面を深く理解する
日本の税法や保険業法との関連性を考慮し、法律に違反しないように注意
信頼できる独立系財務アドバイザーや専門家の意見を求める
まず重要なのは、リスク管理と法的側面を深く理解することだね。
オフショア保険は高い利回りを提供するものがあるんだけど、市場の動向で変動したり、悪徳ブローカーにだまされたりするかもしれない。だから情報をたくさん持っておくことだ。
市場、商品、いろいろ情報を持っておくことが重要ですね!



そのとおりだよ。
次に、日本の税法や保険業法を理解して法律に違反しないようにすることだね。契約しちゃう前にその保険商品の約款をよく読む、手数料構造、運用方針、税金の影響を確認しておくんだ。
だいへん!ほんと!法律にふれたら大変だわ!
何回も言うけど「知らなかった」は通用しないよ。
最後に、信頼できる独立系財務アドバイザーや専門家の意見を求めること。そうでないと、なかなか適切な商品選択は難しいよ。
じゃあ、中村さんアドバイスお願いします。



はい。OK!大丈夫だよ。
これが、賢い投資への第一歩だ。オフショア保険への投資は、慎重かつ知識に基づいたアプローチが求められる分野であるため、十分な準備と検討を心がけるべきなんだよね。
代替となる資産形成の方法


オフショア保険て危なすぎるわ。こんなにリスクのあるオフショア保険って手が出しにくいわ。
ううん、中村さん、何か代わりになる方法ってあるんでしょうか?



そうだね。リスクが高すぎると思うなら、手を出さずに次のような方法をおすすめするよ。
代わりになる方法は手堅く行うことになる。高いリーンがなくても戦略によっては高くなる可能性も無きにしもあらずだ。
国内の証券会社で提供される投資信託
直接株式や債券に投資
積立NISA(少額投資非課税制度)を活用
iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用
まず、国内の証券会社で提供される投資信託が最も普通の資金運用といえるだろうね。
ほら、これについては、いろいろ情報があるわよね。
うん。関連記事もあるので読んでもらいたいね。


おお、そうですか。株とか債券とかのほうが詳しければそっちのほうがいいかもね。



うん。それも言えているね。
直接株式や債券に投資することっていうことも見直して見ていい。投資信託よりリスクが高いけど情報が多い。ちゃんと分析すれば高いリターンを得るチャンスがあるよ。


そうだっ!NISAとかiDECOはどうかしら?
もちろん。全然いい方法だよ。
積立NISA(少額投資非課税制度)を活用は有効な方法だね。長いスパンで考えるのならこれもいい。また、iDeCo(個人型確定拠出年金)もいいぞ。
税制面でのメリットがあるし退職後の資産形成を図れるしね。


今紹介したものは、オフショア積立保険に比べると透明度も高く。リスクも少ないから初心者にお勧めだ。
いずれにしてもどれくらいのリスクなら許せるのかにもよるからね、ちょうどいい投資方法を選ぶといいということにつきるね。
まとめ





オフショア積立保険のことが分かったかな?
なんだか少し安心したわ!リターンが高いけどリスクがあるのねえ!。
よくわかりました。儲かるからってすぐに始めちゃだめだね。
そのとおりさ。オフショア積立保険は、一見魅力的に見えるけど、その背後にあるリスクや法的な問題を理解しておくことが大切だ。投資は、目先の利益だけでなく、長期的な視野で行うべきだからね。