NASDAQ100への投資はどうなの?今からはやめとけっていう声も多いけど、その理由を見てみましょう!この記事では、今年も気になるNASDAQ100について語りたいと思います。
なぜあまりお勧めされないのか、その理由やメリット・デメリットについて、プライベートバンカーの視点からお伝えしますね。
シンガポール在住の私の友人はNASDAQ100に投資して天文学的な額のリターンを得た人は確かに存在しますが…富裕層みんながプラスというわけでもないんですよね。
今年のNASDAQ100はやめたほうがいいんですか?
アメリカ経済は好調といえば好調ですが、NASDAQ100に潜むリスクを紐解いていきましょう。
- NASDAQ100とは
- リタイア生活に向けた戦略は可能か
- NASDAQ100がやめとけといわれる理由
- 2024年のNASDAQ100の動きについて
NASDAQ100とは?
そもそもNASDAQ100ってなんですか?
まずはNASDAQ100の構成を理解しましょう!
まず初めに、NASDAQ100について簡単に説明します。資産運用に興味がある皆さんなら聞いたことがあるとは思いますが、簡単におさらいしましょう。
NASDAQ100は、アメリカの成長企業100社を選んで構成された指数です。Microsoft、Apple、Facebook(現在のMeta)、Google、Intelなど、世界的な成長企業がランクインしています。
誰もが知る一流企業ばかりで利回りが期待できそうですね
過去の指数を見るとそうでもないことが分かりますよ
NASDAQ100の魅力と注意点
魅力が強いんですよね
魅力が高い商品と実際の勝率は違います
NASDAQ100はハイテク銘柄中心の指数で、過去のリターンが非常に高いことが魅力なんです。
ただプライベートバンカーの視点で考えたときには、NASDAQ100のリスク管理の重要性を十分に理解してもらう必要性があるんですよね…
1985年から2020年までの期間では100倍に資産を増やすなど、驚異的な成績を収めていますので各社のCEOも今では有名人ばかりです。
しかし、過去のITバブルでの大暴落も記憶に新しいところ。投資を検討する際には、そのリスクも理解しておく必要があるんですよ。
今まで散々儲かった投資家もリスクを無視してたわけではないんです!ここらへんの思考が超重要ですね!
プライベートバンカーをしていると、多くの富裕層の資産運用のサポートをするわけですが、いくら驚異的な指数を出した商品でも各個人の資産運用のポートフォリオの一部に組み込むという考え方は無視するわけにはいきませんね。
私のクライアントがNASDAQ100で驚異的なリターンを得られた背景には、投資に対するメンタル的な部分やリスク管理への考え方が十分に洗練されていたといえるでしょう。
運次第で誰でもリターンを得られるというわけではないんですね!
ギャンブル的な要素で取り組む人と、資産運用の一部で考える人とでは長期的なメンタルに違いが出ますね。さらに解説していきましょう!
長期投資のメリットと注意点
富裕層は長期投資を考える人が多いのには理由があるんですよ。
一時的に暴落したときのメンタル管理はどうしてるんですか?
今からのNASDAQ100への投資は長期的な視点が重要になってくると思いますね。
過去のデータから見てもわかるように、短期的な価格変動に振り回されず、着実に資産を積み上げることが可能であることが分かるのではないでしょうか。
ただし、メンタルの強さやリスク管理も欠かせません、長期投資は出だしと同じぐらい持久力も大切なんです。
スタート時点で、あらゆる想定が出来ている投資家はやはり強いですね。
リタイア生活に向けた戦略は可能か?
セミリタイア生活からリタイア生活へ一気に駆け上った人もNASDAQ100では多いのは事実ですが…
NASDAQ100だけの資産運用でリタイア生活ができるのは楽ちんですね。
リタイア生活を考えるなら、NASDAQ100のような成績の良い指数は魅力的ですね。しかし、他の指数と比較し、ハイテク銘柄の未来性をしっかりと評価することが重要になってくるんです。
成功事例や教訓を学び、戦略を練って投資することが成功への近道ではないでしょうか!投資金額にもよりますが、リタイア生活も十分狙える指数と考える人が多いのではないでしょうか?
特に重要なポイントをいくつか解説しますね。
安心して投資するためのポイント
投資をする際にはメンタルの強さも求められます、これは銘柄に限らず、取引のタイミングが命だからなんです。過去の暴落を振り返り、それに対する備えをしておくことが大切です。
ポートフォリオを常に意識し、短期長期を区別し、成功に向けたステップを踏むことで、安心して投資を進めることができるでしょう。
安心な投資といっても投資家一人一人の主観であることは忘れないでくださいね。
最終的には、自分に合った投資戦略を見つけ、冷静な判断と着実な積み立てを心がけれNASDAQ100に投資することは十分に魅力的です。
えっ?NASDAQ100はやめとけって言ってたのは何?という声が聞こえてきそうですので、今度はオススメしない理由(投資に向いていない人向け)に解説していきましょう。
ややこしく考えないでね、そんなに難しいことじゃないから…。結局、このブログを見てくれている方には未来に向けて賢い投資を心掛け、安定した資産形成を目指してほしいだけなんですよ。
やめとけって言われる理由
なぜあまりお勧めしないのか?について順番に説明しますね!
以下を読んでみて、自分にはこんな投資の世界は嫌!向いてないと思ったら、他の資産運用を検討しましょう、資産規模と投資に対するメンタルが結構NASDAQ100を攻略するには重要なんですよ。
やっぱりやめたほうがいいっていう結論なんですか?
スタートとゴール地点以外の途中経過を十分予測する必要があるんです。
変動がメチャ激しい世界
S&P500が安定的な成績を収めている中、NASDAQ100は変動が激しい特徴がすごくあるんですね。これは、成長企業の株が含まれているから仕方ないんです。
過去のITバブルショックやリーマンショックのような大きなショックに弱い一面があるんです!私の仲間も富裕層といえどもメンタル崩壊した人は少なからずいますね。
マイナスを食らう可能性が他の投資より数段高い!
特に初心者の方がNASDAQ100に投資を始めると、変動が大きいため、マイナスを食らう可能性が高まります、これ事実なんです。過去の例を挙げて考えてみれば一目瞭然なんです!。
ITバブル崩壊時には、長期間にわたり株価が回復しづらかったことがあります、これに耐えた人だけが生還できたんですよ(笑)
言葉で書くと耐えるのは簡単そうですが、資産規模が相当ないと普通は耐えれるもんじゃありませんからね、特に初心者の方はあっという間にマイナスを食らう羽目になりましたね。
投資家の主観、メンタルは資産規模や投資目的によって様々ですからね。
レバレッジ商品のリスクは無視できない
最近ではNASDAQ100に対するレバレッジ商品も増えていますね。これらを利用すると、一般的な株よりも変動が大きくなり、利回り180%超えなど期待できる商品も増えましたね。
しかし、そのリスクも同時に高まることはほとんど解説されていないんですよ、大手金融商品でもリスクがあるの当たり前でしょ的な説明で終わりなんですよ。
レバレッジ商品はどの商品も90%以上の損失を被る可能性もあるということは忘れないで、慎重な選択が必要(自分の資産にあったポートフォリオに基づいた選択という意味)ということは常に念頭に置きましょう。
恐るべしレバレッジ商品…
データで見るNASDAQ100の変動
過去の10年規模での変動を、実際に投資していると考えてシュミレーションしてみてください。
私だったら耐えられず損切りしてると思いますね。
それでは、具体的なデータを見てみましょうか。下記のグラフでは、S&P500、NASDAQ100、そして日経平均の変動幅を比較している簡単なデータです。
前にも書きましたが、利回り年利ばかりを気にするより過去の変動を徹底的に見て熟知することも資産運用には不可欠なんです。
長期スパンと短期スパン、特に細かく時代背景を追っていくと投資の世界が身近になりますよ。
時代背景で大事なのは大きなイノベーションとの関連です、NASDAQ100はすごく影響されるのがわかるでしょう。
今年は、原子力電池や超電導、近い将来では反重力技術(笑)などが節目になるのではないでしょうか。
年 | S&P500 | NASDAQ100 | 日経平均 |
---|---|---|---|
2000 | -9.10% | -39.29% | -27.19% |
2009 | 23.45% | 43.89% | -3.48% |
2020 | 16.26% | 43.64% | -4.27% |
2024 | ー | ー | ー |
データを見ると、NASDAQ100はS&P500よりも変動が大きく、特に2000年のITバブル崩壊時に大きなマイナスを記録していますね。
2023年のNASDAQ100の動き
2023年を振り返って長期投資に今から参入できるかを考えてみてくださいね。
アメリカの経済情勢やIT系企業はAI技術で伸びる気がするんですが長期的にはどうなんですか?
2023年、NASDAQ100は前半に急落しましたが、後半には驚異的な回復を遂げましたね。この急落の原因はアメリカの金利の急上昇によるものに他なりませんね。
まぁこの辺りは予測できた人も多いのではないでしょうか!私は友人のプライベートバンカーからもマネジメントを受けましたよ…
その後、マグニフセント7と呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook(現在のMeta)、Apple、Microsoft、NVIDIA、Teslaなどの大手テクノロジー銘柄が大きく上昇し、NASDAQ100全体をけん引したおかげで落ち着きました。
これらの銘柄がナスダック市場のほぼすべての上昇を支えていると言っても過言ではありません。
特に、NVIDIAが2023年に好調だったことが注目され、チップ関連の企業が市場をけん引している印象が強まりましたね。
2024年の展望と買い時の考察
2024年の展望をプライベートバンカーの視点で提案してみますね。
さて、2024年においてNASDAQ100への投資はどうなるでしょうか?本題といえば本題になりますね。まず考えられるのは、金利の下落が進む可能性ではないでしょうか?
物価の安定が顕著となりそうです。アメリカの物価が安定し、インフレ率も落ち着いてきているため、金利が下がる傾向があります。
これにより、大型テクノロジー株への投資がしやすくなるとされていますね、すなわちNASDAQ100が魅力的な時期なんですよ。
ただし、金利が下がる際には一時的に市場が不安定になる可能性も忘れないでくださいね。景気が悪化すると株価が下落する傾向があるため、投資家は慎重な姿勢が求められます。
しかし、2024年は新NISAが始まる年でもあり、投資信託を活用することでリスクを分散させつつ、NASDAQ100への投資を検討することができるのではないでしょうか。
投資信託でのNASDAQ100投資
新NISAが始まる2024年、特に注目されるのが投資信託を活用したNASDAQ100への投資ですね。
例えば、アフリシリーズのNASDAQ100インデックスファンドは、積み立て投資枠で取り扱われ、成長枠にも投資できる魅力的な商品と考えています。
ただし、信託報酬が0.4%超とやや高めですので、注意が必要ですよ。
しかし、積み立て投資枠を活用することで、円単位から手軽にNASDAQ100に投資することができ、新NISAでも取り扱いが可能ですので投資のハードルはかなり低い年と言えそうですね。
新NISAについては他の記事でも取り上げましたが、簡単に説明しますね。
最後に新NISAについて簡単に解説しておきましょう。2014年に導入されたNISA制度の政策目的の一つでもある「家計の安定的な資産形成」をさらに推し進めていくことを目的にしています。
「令和5年度税制改正大綱」内で公開された新制度のことを新NISAといって、非課税投資枠の大幅な拡大と制度の恒久化等を予定しているんです。
まとめ
NASDAQ100への投資は成長企業への期待が込められており、今年も素晴らしい企業が含まれていますね。
しかし、その変動の激しさと、過去のショックへの弱さを考えると、初心者の方にはお勧めしづらいと言えるでしょう。
安定的な投資を考えるなら、S&P500などの指数投資も一つの選択肢ですのでNASDAQ100に固執するまでもないといえます。
2024年、新NISA始まる直前にNASDAQ100への投資を考える際には、金利の動向やアメリカの経済情勢を注視することが重要です。
投資信託を利用することで手軽にNASDAQ100への投資ができ、リスクヘッジも可能です。慎重な選択とリサーチを行い、自分に合った投資戦略を見つけてみてくださいね。
投資はリスクを伴いますので、慎重な選択と、十分な情報収集が必要です。皆さんが納得できる投資戦略を見つけ、安定的な資産形成に努めましょう。それでは、次回もお楽しみに!