SBI社債がすごい人気ですね!実際はどうなんですか?
安全資産とリスク資産と分けて考えた場合、それぞれの見解があるんですよ…また、元本割れの知られざるリスクも解説しましょう。
最近、私のクライアントから債券投資についての質問をよくいただくんですよね。正直言って債券って何かよくわからないし、投資するなら何が得かも分からない…。
そんな疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか?今回は、債券投資の基本的なメリットやデメリット、特徴について詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
- 社債の基本知識!社債と国際の違いについて
- 社債のメリットデメリットを知って上手に資産運用しよう
- SBI社債の知られざるリスクとは?!
- 利回りと低リスクという表面だけでは判断してはいけない理由
債券って何?国債と社債の違い
![債券の基本](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbikihon.png)
債券ってどういう意味ですか?
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まずは基本的なことをおさらいしていきましょう
まずは、債券って何かからスタートしましょう。債券は、簡単に言えばお金を貸すこと、国や企業が運営資金を借りるために債券を発行するわけですから、有価証券の事を指すんです!
債券と債権は読み方は同じでも区別しましょう。一般投資家や機関投資家が債券と引き換えに、国債は国にお金を貸し、社債は企業にお金を貸すものです。
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債券と債権は意味が違いますので気をつけてくださいね。
社債で資産運用
![銀行預金と比較](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbisaimeri.png)
![銀行預金と比較](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbisaimeri.png)
社債とか国債とかの言い回しが多くてややこしいんですよね!
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債券を買うことはお金を貸すことと同じなんですよ。
国債を買うと、国にお金を貸して国債利息をもらうことになります。これが、資産運用の一環で、国や企業の資金調達にも貢献しているんですよ。社債の場合はお金を貸す相手が会社ということになりますね。
最近では、SBI債と同様に、ソフトバンクグループの債券が話題になっていますから聞いたことあるんじゃないでしょうか。私のクライアントの多くは、SBI債とソフトバンク債についてはよく質問されます。
ソフトバンク債に関しては、なんと、利率が1.09%に決まったそうで、これは投資家にとって大きな注目ですね。
単なる銀行預金での数百倍相当、利回りと額面上なるわけですから、投資に興味がない人でも魅力を感じるのは当然と言えるでしょう。しかし、同じくSBI社債も魅力的な条件で販売が始まる予定です。
初心者はどちらを選ぶべきか、迷うところではないでしょうか?
ただし、社債に比べて利回りが低い国債も、最近では魅力的な金利の国債が増えつつありますので、リスクを踏まえると国債も選択肢に含まれるようになりつつあります。
私が実際にプライベートバンカーとしてクライアントに進言している債権の取り扱いについて解説していきましょう。
国債は低金利、低リスク。
社債は高金利、高リスク。
と覚えておいてください。
金利が魅力ある日本国債は社債とどう違うの?
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低リスクという国債に魅力を感じる富裕層の方が結構います。私のクライアントの多くは安全資産として国債を保有している方も多いですが、リスク資産としっかり区別して運用していますね。
![国債との違い](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbichigai.png)
![国債との違い](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbichigai.png)
どこまでいっても社債は倒産のリスクが払拭できません!
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それでも実は国債って一般の個人投資家はほとんど買わなくて、社債が多いんですよ。
日本国債は、銀行や保険会社が大半を取り扱っています。実は、日本銀行が国債の半分以上を購入しており、他にも生命保険会社が相当な割合を購入しています。
これは、国が安定しているためで、日本政府は国債を通じて資金を調達しています。外資系投資家や国民も一部購入していますが、一般の人が国債を購入することは少ないですね。
社債について理解を深めるためには、国債のことを十分に理解する必要がありますので、一応国債のメリットデメリットに触れてから、社債の詳細を見ていきましょう。
プライベートバンカーとしての私のクライアントで社債にて一千万円を2口保有して、2年満期で35万円の利益をあげた人がいますが、他の投資に比べて利回りの魅力は少なく感じたと言っていますね。
国債のメリット・デメリット
![メリットデメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/demeri.png)
![メリットデメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/demeri.png)
国債投資のメリットとデメリットを押さえておくことは重要です。まずはメリットから解説していきましょう。
国債のメリットは低リスクだけじゃないんですか?
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投資家の個人差でメリットが変わることもあるんです
メリット
![国債のメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/kokumeri.png)
![国債のメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/kokumeri.png)
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安全資産の部類で資産運用できるのが国債ですが、資産形成段階では足かせになることも…
安全性が高いのが一番の魅力の国債。日本政府が発行する国債は安全性が非常に高いです。返済の信頼性があります。定期的な利息収入が得られる最も安全な選択肢と言えるでしょう。
国債を所有すると、一定期間ごとに確定した利息が支払われますので安定収入を得られます。
私のクライアントでは、国債で大口の資産運用している人もいますが、金利の安定収入だけで生活が賄える規模のごく一部の富裕層と言えますね。
プライベートバンカーとしてクライアントに国債を勧めるということはありませんが、総資産の何割かを国債で運用される富裕層も少なくありません。
銀行預金と比べて魅力を感じるためで、主に資産運用の主力としている訳ではないということになります。
デメリット
![国債デメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/kokudeme.png)
![国債デメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/kokudeme.png)
セミリタイアを意識した資産形成には向かないんですね
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低リスクということを踏まえても、ファンドや不動産投信などに比べると魅力が低いですね。言い換えれば安全資産の割合を増やしたい投資家向けと言えます。
利回りが低いのがデメリット、しかし銀行預金よりかは高いという位置、資産運用をトータルに考えた場合はやはり利回りが物足りないですね。
つまり、国債の利回りは比較的低く、他の投資商品に比べてリターンが控えめです。流動性が低いこともデメリットになります。途中で国債を売却するのが難しく、資金の急な必要には対応しにくいです。
資産形成段階での資産運用には向かない要因と言えます。
プライベートバンカーとして、クライアントにはお勧めしていない理由となりますが、安全資産を増やしたい場合は、ごく稀に国債を組み入れるクライアントもいますね。
社債の魅力と注意点
![社債の魅力](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/shasaimiryoku.png)
![社債の魅力](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/shasaimiryoku.png)
では、国債を理解した上で社債のメリットデメリットを見ていきましょう!多くの一般投資家が社債に魅力を感じる理由がわかるでしょう。
私のクライアントの場合、社債でうまくいっている人は、数千万単の社債を複数運用しています。しかし、あくまでメインではありませんね。
メリット
![社債メリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/shasaimeri.png)
![社債メリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/shasaimeri.png)
国債や銀行預金に比べて利回りが魅力的です。社債の利回りは国債よりも高く、一定のリターンを期待できます。これは誰でも、国債と比べた場合に利回りが魅力的に感じるように出来てるんですね、
しかし、金融商品トータルで考えた場合は、そうでもないことを後半で説明しますね。
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社債には額面だけの計算では気づかない落とし穴もあるんですよ。デメリットの解説で紹介しますね!
また、多様性の確保が可能なのが一般の投資家には魅力に感じるかもしれません。
個々の企業が発行する社債は、異なるリスクや利回りを持っており、投資先を分散できますので、ポートフォリオが組みやすくなるでしょう。
デメリット
![デメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/deme2.png)
![デメリット](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/deme2.png)
企業信用リスクが利回りに反映されやすいのが社債です。企業の信用力が低い場合、債券の価値が減少する可能性があります、企業の信用は予測できる場合と突発的なものがありますから…
プライベートバンカーとしては、金融商品が今のように豊富でない場合は社債を提案することもありますが、私は近年クライアントに社債は提案していません。
価格変動が激しいこともデメリットです。金利の変動や経済状況によって、社債の価格が変動することがあります。インフレによる債券の価格の変動も忘れてはいけませんね。
インフレまで意識したら、決して低リスクとは言えませんね。
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実際に元本割れも起こります、全日空なんかは有名ですね。
どちらを選ぶかは投資目的による
![投資目的で選択](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/tousimokuteki.png)
![投資目的で選択](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/tousimokuteki.png)
最終的に、国債と社債のどちらが良いかは、自身の投資目的によります。安定したリターンを求めるなら国債、リスクを取ってリターンを上げたいなら社債といった感じでしょうか。個々の銘柄で考えていきましょう。
SBI社債の詳細
![SBI社債](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbishasai.png)
![SBI社債](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/sbishasai.png)
平均利回りは税引き後で0.741%となっています。他の有名なソフトバンクなどの社債と比べるとやや低い水準となっています。申込単位が10万円からと小さくなっており、期間も2年と短いです。
全体的に小回りがきく発行条件となっており、誰でも気楽に申し込めるのが特徴と言えます。一千万円運用した場合1年あたりの配当は、7.41万円となっています。2年間で14.82万円受け取れる計算です。
年利0.741%は、やはりかなり低い利回りとなっています。個人的にはあまりやりたくないというのが正直なところです。
確かに利回りは小さいけど、確実にもらえるならいいんじゃないかな?
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その考えも間違いではありませんが、プライベートバンカーとしては貴重な資産運用機会を逃してまではお勧めしていません。
実は社債を元本保証のように思うのは間違いです。元本割れしてマイナスになることも全然あるので注意してください。
元本割れのリスク
![元本割れ](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/ganpon.png)
![元本割れ](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/ganpon.png)
元本割れはよほどのことがない限りないんじゃないでしょうか?SBI債に関しては…
元本割れのリスクも個人差が出るんですよ…
では、どんな時に元本割れしてしまうのでしょうか。実は、債券において元本が100%返ってくるのは満期まで保有した時のみです。途中で解約すると元本がいくらになるかは分かりません。
今回の募集で言えば、2年に満たない期間で解約してしまうとマイナスになる可能性があるのです。社債での運用で元本割れを防ごうと思ったら、必ず満期まで保有する必要があるのです。
このように資金がロックされてしまうのも社債運用の難点です。ただ、2年なら満期保有もそこまで難しくないかもしれませんね。
ですが、一般的には社債の運用期間はもっと長い事が多く、5年や10年といった期間で運用する場合は、満期保有が一気に難しくなるので注意してください。
10年満期の場合はリスクが上回りそうですね!
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企業の業績にもよりますが、リスク以外にもその資産がロックされることの投資機会損失のほうが重要になってきます。
また社債の運用にあたっては、もう一つ注意しなければならない落とし穴があります。それはインフレによる実質的な金銭価値の減少です。すなわち、お金の価値が下がることを意味することは、社債にも影響します。
例えば、10%インフレしたら1,000万円の車が1年後には1,100万円になっています。額面が増えるということはお金の価値が下がったということですね。
手元の1,000万円を資産運用していたとしても1%の運用だったら1,010万円にしかならず、1年後にはもともと買えていた車が買えなくなってしまいますね。
つまり、資産運用するなら少なくともインフレ率を超える利回りを目指さないと資産運用する意味がないどころか、足を引っ張る結果になってしまいます。
私がクライアントに社債を提案する場合はインフレ率とその企業の展望を吟味して提案します。その結果の多くは社債を見送るクライアントが多いですね。
今、日本では日銀が物価上昇目標を2%に定めています。SBIホールディングス社債の利回りは0.741%となっていますので、インフレを考慮すると非常に厳しい利回りになっていると言えます。
多くの投資家がSBI債が買えただけでも喜んでいる現状ですが、インフレ率は考慮しているんでしょうか?
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私の知る限りではインフレ率を考慮している投資家は少ないですね!SBIも特に解説していませんので。
では、結局SBIホールディングス社債には投資すべきなのでしょうか?これまでの論点をまとめてみます。
SBIホールディングス自体の経営は問題ないですし、発行している社債の格付けもよく、ぱっと見の安全性は高いと言えるでしょう。
しかしながら、利回りが非常に小さく、資金が拘束されることやインフレへの耐性を考えると投資先としておすすめはできません。少なくとも私は選ばないです。
あくまでプライベートバンカーとしての視点ではクライアントにお勧めしていませんね!
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債権での資産運用は資産形成には向かないんですね!
債券投資の注意点
![債券投資の注意点](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/chuuitenn.png)
![債券投資の注意点](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/chuuitenn.png)
債券投資で資産形成を目指す場合はコツがあるんです。どの銘柄にも共通する債券投資のポイントと注意点をまとめておきましょう。
資産形成層での必要性
![資産形成](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/keiseisou.png)
![資産形成](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/keiseisou.png)
債券投資は、資産形成層では債券投資が不要な可能性があります。なぜなら、資産形成層はまだまだ資産を形成するフェーズであり、期待リターンが高い株式に資金を投じるべきだからです。
GPIFのデータによれば、国内外債券の期待リターンは2-3%であり、株式は5-7%となっています。資産形成層である20代から40代は運用期間が長いため、長期的なリターンが高い株式を優先すべきです。
プライベートバンカーとして資産形成がうまくいっているクライアントはファンドや不動産投資信託などをうまく運用しています。社債だけでは、資産形成での見通しがはっきりしないんですね。
利回りに魅せられない
![利回りに魅せられない](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/rimawarinimiserarenai.png)
![利回りに魅せられない](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/rimawarinimiserarenai.png)
債券投資で利回り5%超の債券があっても、利回りだけに惑わされず注意が必要です。債券投資は元本保証がないため、利回りだけでなくリスクも考慮することが重要です。
債券の利回りは高くても、それに伴うリスクも考慮する必要があります。過去の金利変動や債券価格の変動を確認し、安定した収益を得るためにはリスク管理が欠かせません。
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債権の利回りの管理だけして失敗しちゃう人も多いんですよ。
また、債券投資は金利の変動に敏感です。金利が上昇すれば債券価格は下落し、逆に金利が低下すれば価格は上昇します。金利の動向を把握し、その影響を考慮することが必要ですね。
金利変動の過去のデータを確認し、現在の金利水準がどの位置にあるかを理解することが大切なんです。過去の傾向を知ることで、将来の金利変動に対するリスクを把握できます。
私のクライアントにも社債で失敗してしまう人もいました…株式のように損切りがしにくいのもリスクなんですよ。
次に、金融緩和による低金利が債券から遠ざけている理由です。現在、金融緩和が進んでいるため、債券の利回りが低くなっています。
金融緩和が進むにつれ、債券利回りは低下しています。これでは資産を育てるのが難しいんですよ。
まとめ
![まとめ](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/matome.png)
![まとめ](https://sp-journal.com/wp-content/uploads/2024/03/matome.png)
いかがでしたか?プライベートバンカーが債券お勧めしない理由は、リスク選好、金融緩和による低金利、そして将来の金利上昇局面への懸念がからみあっています。
資産形成は攻めと守りのバランスが大切。債券もいいけれど、リターンを求めるなら攻めの投資も視野に入れましょう。今回は、債券投資について基本的な知識やメリット・デメリットについてお伝えしました。
国債と社債はそれぞれ特徴があり、投資目的によって選択するべきです。安全性を求めるなら国債、リスクを取ってリターンを追求するなら社債。どちらも検討して、自分に合った投資先を見つけてみてくださいね。
投資は個人差がありますので、専門家のアドバイスも取り入れながら、着実に資産運用を進めていきましょう。これからも投資に関する情報をお届けしますので、お楽しみに!
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