投資信託の複利はいつつく?複利効果を活かす投資の方法とは?

「投資信託で複利っていつつくの?元本がどんどん増えると聞くけれど、実際どのタイミングで効果が現れるのか分からない…」と思う方もいるかもしれません。

実は、投資信託で複利効果を最大限に活かすには、複利がつく仕組みとタイミングを正しく理解し、長期投資や再投資を意識した運用を行うことが重要です。

この記事では、そもそも複利とは何か解説しています。さらに、投資信託で複利が「つく」タイミング、複利効果を得るための3つの方法、投資信託以外で複利効果を得やすい金融商品についても分かりやすく紹介しますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

著者プロフィール

中村健メイン画像

中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきており、訪れた国は45ヵ国を越える。

目次

投資信託の複利はいつつく?

複利がいつつくのか分からず不安になりますよね。
この章を読めば、その疑問はすっきり解決します。

そもそも複利とは?

複利とは「利息にも利息がつく仕組み」のことです。

複利の例

100万円を年利5%で運用した場合1年後には5万円の利益がつきます。ここまでは単利でも同じですが、複利ではその5万円も元本に加わり、翌年は105万円に対して5%の利息がつきます。つまり、2年目の利益は5万2,500円となり、利益が利益を生み出す状態になります。

このように、運用期間が長くなるほど複利の力は大きくなり、雪だるまのように資産が増えていくのが特徴です。世界的な投資家ウォーレン・バフェットも「複利は人類で最も偉大な発明の一つ」とまで言っています。

複利の魅力は、資産形成のスピードが加速することです。ただし、その効果を実感するには時間が必要で、数年では大きな変化を感じにくいかもしれません。だからこそ、早く始めて長く続けることが成功のポイントになります。

投資信託で複利が「つく」タイミング

投資信託では、複利がつくタイミングは「再投資の瞬間」です。
具体的には、運用で得られた利益や分配金を再び同じ投資信託に回したときに、元本が増え、その増えた元本にも運用益がつくことで複利が働きます。

分配金の有無と複利の関係について
  • 分配金なし(無分配型)の投資信託
    分配金なし(無分配型)の投資信託では、運用益が自動的に元本に組み込まれるため、日々の基準価額の中で複利が反映されていきます。
  • 分配金ありの商品
    一方、分配金ありの商品でも「再投資型」を選べば、受け取った分配金がそのまま追加購入に充てられ、複利が継続的に働きます。


重要なのは「いつ複利がつくか」というよりも「常に利益を元本に回す仕組みを維持すること」です。そうすることで、時間とともに投資効率がどんどん上がっていきます。

投資信託で複利効果を得る3つの方法

複利を知っても、どう活かすか悩む方も多いと思います。
この章を読めば、実践的な方法が分かります。

長期投資を前提にする

複利の最大の武器は「時間」です。

短期間の運用では利益が元本に積み上がる回数が少なく、複利効果が十分に発揮されません。逆に10年、20年と長期にわたって運用を続けることで、利息が利息を生むサイクルが何度も繰り返され、資産の伸びが加速していきます。

長期投資を前提にするには、生活資金とは別に余裕資金で行うことが大切です。値動きに一喜一憂せず、淡々と運用を続けられる精神的余裕が、複利効果を最大化する近道になります。

「分配金なし(無分配型)」の商品を選ぶ

複利を効率よく活かしたい場合は、分配金を出さない「無分配型」の投資信託がおすすめです。

なぜなら、運用益がそのまま基準価額に反映され、強制的に再投資される仕組みだからです。受け取った分配金を自分で再投資する手間がなく、運用効率を落とさずに複利が働き続けます。

分配金なしの商品は、長期的な資産形成を目的としたインデックスファンドやバランスファンドに多く見られます。例えば、全世界株式や米国株式に連動するインデックスファンドは、複利効果を活かす運用に向いています。

もちろん、分配金を受け取って生活費に充てたいという目的がある場合は別ですが、資産を増やすことが最優先であれば、分配金なしの商品を選ぶ方が結果的に早く資産を増やせます。

「分配金あり」の場合は「再投資型」を選ぶ

分配金がある投資信託でも「再投資型」を選べば複利は十分に活かせます。

再投資型では、受け取った分配金で自動的に同じ投資信託を買い増しするため、元本が増え、その増えた元本にも利益がつくサイクルが続きます。

例えば、毎年分配金を受け取る「受取型」では、そのお金を使ってしまえば複利効果が途切れます。しかし再投資型なら、手間なく元本が増え続けるため、長期的な運用効率が高くなります。

分配金ありの商品を選ぶ際は、必ず「再投資型」か「受取型」かを確認するようにしましょう。証券会社のファンド情報ページで確認できるので、契約前に一度は目を通すことをおすすめします。

投資信託以外の複利効果を得やすい商品

複利は投資信託だけの特権ではありません。
この章では、他の商品でも複利を得る方法を解説します。

高配当株

高配当株は、企業が毎年安定して支払う配当金を狙って投資する方法です。
この配当金を使わずに再投資することで、株式の保有数が増え、その増えた株からさらに配当が得られるという複利のサイクルが生まれます。

高配当株の例

1株あたり年間100円の配当を出す株を100株保有していた場合、1年間で1万円の配当が得られます。この1万円で追加購入すれば、翌年からは購入分の株にも配当がつき、資産の増加スピードが上がります。

高配当株投資の魅力は、配当金という形で利益が目に見えやすい点です。長期的に保有し、再投資を続けることで安定した複利効果を得やすくなります。ただし、業績悪化で配当が減るリスクもあるため、銘柄選びは慎重に行う必要があります。

ETF(上場投資信託)

ETFは、株式と投資信託の特徴を併せ持つ商品で、証券取引所に上場しているため株と同じように売買できます。

配当金や分配金を再投資することで、複利効果を発揮できます。特に海外ETFの中には四半期ごとに配当を出す銘柄もあり、その配当を再投資すると年間で複数回、複利のサイクルが回ることになります。

例えば、米国の高配当ETFやS&P500連動型ETFは、配当を再投資することで長期的な資産形成に向いています。また、ETFは信託報酬(運用コスト)が低い商品が多く、長期保有でもコスト負担が少ないのが魅力です。

ただし、ETFは市場で売買するため株価の変動リスクが伴います。複利効果を得るためには、短期売買よりも長期保有を前提にした運用を心がけることが重要です。

まずは情報収集から始めよう

複利の効果を知っても、何から始めるか迷う方も多いと思います。これを読めば、次の一歩が明確になります。

投資信託の複利は、利益を元本に組み込み、その元本からさらに利益を生む仕組みです。

その効果を最大限に活かすためには、長期投資を前提にし、分配金を再投資する仕組みを選ぶことが欠かせません。特に「無分配型」や「再投資型」の投資信託は、自動で複利が働きやすく、資産形成に向いています。

また、複利の魅力は投資信託だけに限りません。高配当株やETFも、配当金を再投資することで同じように複利効果を得られます。時間を味方につけ、利益を途切れさせず回し続けることが、資産を効率的に増やすポイントです。とはいえ「どのファンドを選べばいいのか」「どうやって口座を開けばいいのか」など、初めての方は分からないことも多いものです。そんなときは、まず情報収集から始めるのがおすすめです。

SPJのLINE公式アカウントでは、初心者でも分かりやすい投資信託の選び方や複利運用の実践例を配信しています。公式LINE公式アカウントに登録することで、本来は富裕層にしか語られていない資産運用ノウハウに関する特別なセミナー動画を無料でプレゼントしています。ぜひこの機会に有益な情報を手に入れてくださいね。

目次