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暗号資産のデメリットとは?知っておきたい4つの注意点と対策を解説!

近年、注目を集めている暗号資産(仮想通貨)。値上がり益を狙える一方で、株式や投資信託とは違ったリスクが潜んでいます。

特に、暗号資産は24時間市場が開いているため、寝ている間に相場が急落することも珍しくありません。

本記事では、暗号資産の代表的なデメリットを4つに絞って解説し、そのリスクをおさえる具体策も紹介します。これから始める方はもちろん「仮想通貨はやめとけと聞くけど本当?」と迷っている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

著者プロフィール

Nakaiメイン画像

中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

目次

暗号資産のデメリット4選

投資前に必ず知っておきたい4つのデメリットを紹介します。リスクを把握しておけば、冷静な判断ができますよ。

価格変動が大きく、資産が一気に減るリスクがある

暗号資産は株式よりボラティリティ(価格変動幅)が大きいことで知られています。

たとえばビットコインは数時間で10%以上動くケースもあり、急落時に慌てて売却すると投資額を短期間で失う可能性があります。

上昇相場では一気に値上がりする反面、ニュース一つで急落しやすい点も覚えておきましょう。また、暗号資産は24時間365日取引されるため、急変時に対応が遅れると損失が拡大しやすいことも大きな特徴です。

こうした特徴を理解せずに大きな金額を投入すると、予定外の損失を抱えるリスクが高まります。

ハッキングのリスクがある

暗号資産を管理する技術であるブロックチェーン自体は改ざんが難しい仕組みですが、取引所や個人のウォレットが狙われるケースは後を絶ちません。

近年も海外大手取引所が被害に遭い、ユーザー資産が流出しました。インターネットを通じて仮想通貨の操作を行うことができるウォレットに保管したままにしておくと、比較的攻撃対象になりやすく、被害額が戻らないこともあります。

被害補償の有無やセキュリティ体制が整った取引所を選び、大きな残高はインターネットから切り離したハードウェアウォレットに移すなど、日頃から対策を徹底しましょう。

万一に備え、取引所の選定と保管方法の定期的な見直しが欠かせません。

詐欺被害にあう危険性がある

SNSで「確実に儲かる」「著名人が推奨」といった甘い言葉で参加を促すプロジェクトは要注意です。

実態のないトークンを販売したり、配当を約束して資金を集める詐欺(ポンジスキームも少なくありません。

公式サイトやホワイトペーパーが存在しない案件は避け、第三者レビューや格付けサイトで評価を確認するなど、複数の情報源で信頼性を見定めることが重要です。

受け取った資金を持ち逃げされれば取り返すのは困難です。信頼できる情報源を複数確認し、第三者のレビューがない案件へは手を出さないようにしましょう。

税金面で不利になる可能性がある

暗号資産の売却益や暗号資産同士の交換益は、雑所得として総合課税の対象になります。

暗号資産の税金についてのポイント
  • 給与所得者の場合でも、年間の雑所得が20万円を超えれば確定申告が必須
  • 税率は所得額に応じて5〜45%(+住民税10%)で、利益が大きいほど負担が増える。
  • 医療費控除などとは損益通算できますが、株・FXの損失とは相殺が不可
  • 損失の繰越控除も認められていないため、翌年以降に赤字を活かせない
  • 利益が跳ね上がった年は国民健康保険料や児童手当の所得制限にも影響。

たとえば給与500万円の会社員が暗号資産で100万円の利益を上げた場合、合計所得600万円に対して約20%強の税率が適用され、納税額は約20万円強に膨らみます。利益を全額再投資すると納税資金が不足するおそれがあるため、売却と同時に税金分を現金で確保しておくと安心です。

海外取引所を利用する場合も課税関係は同じで、日本円に換金する前でも利益計算が必要になります。計算ミスや申告漏れを防ぐため、取引履歴はエクスポートしておき、暗号資産ソフトや税理士のサポートを活用しましょう。

暗号資産のデメリットを避けるための対策とは?

デメリットを踏まえたうえで、リスクを軽減する3つの対策を紹介します。

正しい知識を身につける

まずは「暗号資産とは何か」を図解などで学び、取引の仕組みや ブロックチェーンの基本を理解しましょう。

金融庁・大手取引所の公式サイトや専門書籍を活用すると、根拠のある情報が得られます。勧誘文句を鵜呑みにせず、一次情報を確認する姿勢が重要です。

少額からはじめる

いきなり大金を投じるのではなく、最初は余剰資金の範囲でテスト運用しましょう。

積立サービスを使えば、毎月一定額を購入し平均取得単価をならすことも可能です。慣れてから投資額を増やすほうが、価格変動のストレスをおさえられます。

セキュリティ管理を徹底する

資産を守る最後の砦は、自分自身の管理体制です。

基本的な対策方法
  • 二段階認証や強固なパスワードを設定し、フィッシング対策を行う。
  • 大きな残高はインターネットから切り離したハードウェアウォレットに移して保管する。

さらに、複数の取引所に分散したり、定期的に資産残高を確認したりすることで、被害を最小限におさえられます。

自分に合った資産運用を考えよう

暗号資産には魅力もありますが、今回紹介したようにデメリットも存在します。

リスクとリターンのバランスを理解し、自分の投資目的や性格に合った運用スタイルを選びましょう。

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