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老後資金8000万円の生活水準は?資金の作り方やメリットも解説!

「60歳までに金融資産が8,000万円あれば安心なのか。」
「金融資産8,000万円で老後はどうなるのか」
「貯金が6,000万円では少ないのか、貯金7,000万円あるけどリタイアしてよいのか」
漠然とそのような不安を抱えている人も多いでしょう。

しかし、自分の現状を整理し、目標額を定めて自分オリジナルのロードマップを作ることで、自分の将来がイメージができて、精神的な余裕が生まれてきますよ!

この記事では、これから老後へ備えることを考えている方に、以下の内容をわかりやすく解説します。

一緒に老後へ向けた第一歩を分かりやすく解説していきますので、不安がなく充実したセカンドライフを送れるようぜひ最後まで読んでみて下さいね!

著者プロフィール

Nakaiメイン画像

中村 健

SPJ編集長 資産運用の専門家

シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。

世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。

様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。

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目次

老後資金8,000万円で送れる生活レベルは?

不自由のない老後を送るための目標額 として、老後資金8,000万円という数字を設定しました。なぜ1億円でもなく、5,000万円でもなく8,000万円という数字にしたのかをこの章では解説していきますね!

金融資産が8,000万円ある世帯の割合

まず現在の日本で金融資産が8,000万円ある家庭はどのぐらいあるのでしょうか?政府が2019年に調査した結果、全体の2.1%ということが明らかになりました。(参照元:総務省統計局❘2019年全国家計構造調査

この2.1%は「金融資産」が8,000万円ある世帯の割合で、金融資産ではない自宅などは含まれていません。この数値を少ないと感じる方もいるかもしれませんが、100世帯中2世帯と考えるとそこまで少なくないようにも感じますよね。

8,000万円を運用したときの収入

老後は自分の体で稼ぐことが難しくなってきます。それではお金にお金を稼いでもらおう!というのが資産運用です。

ます金融資産8,000万円の内訳を考えてみましょう。貯金で2,000万円と仮定し、運用資産を6,000万円程度とします。6,000万円内の資産配分は、理想的なポートフォリオとされる「100-年齢」%のリスク比率とします。

再雇用を含め、一般的なリタイア年齢となる65歳の場合、35%のリスク資産と65%の低リスク資産となります。

それでは収入シミュレーションをしていきましょう。株式の期待リターンはJ.P.モルガンAMのレポートを参照します。

収入シミュレーション
  • リスク資産(グローバル株式):年率7.1%
  • 低リスク資産(10年国債):年率1.0%

65歳時:188.1万円=(65%*1%+35%*7.1%)*6,000万円

いかがですか?案外貰えないと思った方が多いと思います。しかし、月当たりに直すと15.7万円です。平均の年金受給額が15万円程度と考えると、年金額が2倍になるということも出来るかと思います。

どんなライフスタイルが送れるのか

ここで考えるライフスタイルでは、退職金が自由に使えると考えてください!

生命保険文化センターが行った調査によると、生活に最低限必要なお金は夫婦2人で平均23.2万円となっています。そして、平均の年金受給額が15万円/月(1人)です。そのため、年金受給額で何とか生活できるという試算は出ています。

もちろん、住むエリアや、現役時代の収入が少ない場合は結構カツカツ、下手をすると赤字転落なんてことがありえますので、注意しましょう。

しかし、運用収益があればその分はまるまる「自由に使えるお金」になるのです!先ほどシミュレーション予想された月16万円ほどの運用収入があれば、旅行はもちろん、美味しいものを食べたり、趣味に没頭したりと理想の老後を送れるかと思います。

また、高齢になった時の介護費用などの捻出目途も十分に立ちますよね。

老後資金8000万円を作る方法

それでは本題、肝心の老後資金8,000万円の作り方についてお話します!セカンドライフ資金として、退職金で大きな出費を考えている方も多いでしょう。ここでは、退職金を除外し8,000万円を貯めることを前提に考えてみます。

家計を見直す

貰う給料を上げることは簡単ではないですよね。そこでアプローチを変えて、支出を減らす方向でまずは貯金を目指します。

電気代や通信費などは企業間の競争が激しく、固定費削減に役立ちます。また、保険料や住宅ローンの見直しなどの定期的な支出の見直しは有効な手段です。加えてサブスクリプションや食費を工夫すれば、月あたり3万円ほどは節約できるのではないでしょうか。税金や保険などは、FPに相談してみるのも有効かと思います。

しかし、月3万円が浮いたとて、8,000万円までの道のりは遠いです。それでは本題に入っていきましょう。

資産運用を始める

今度は収入を増やす方法です。お金はお金に稼がせる資産運用が一番効率良いですし、資本主義の基本でもあります。それでは65歳時の8,000万円を貯めるにはどのくらいの金額を投資に回せばよいのでしょうか。

過去からの物価指数の推移を見ても、徐々に物価は上がっています。これは、言い換えると現金の価値が落ちているということなのです。なぜなら、1円当たりで購入できる財・サービス量が減っているからです。

つまり、ただ貯金するだけでなく、現金そのものの相対的な価値の低下を防ぐためにも、インフレ率に負けない資産への投資を早期から始めることが重要なのです。

「現在価値」についてのちょっと難しい話

少し話が難しくなりますが、資産の現在価値という概念を知っていると、資産運用の重要性が分かりやすくなります。おまけの話として少し解説しますね。興味のある方は、ちょっと寄り道してみて下さい。

例えば、今手元にある100万円と、1年後の100万円では価値が違います。同じ100万円ですが、なぜ価値が違うのでしょう。それは、今手元にある100万円を運用することで、1年後は100万以上になっている可能性が高いからです。

これを「1年後の100万円の現在価値」と呼びます。

この考え方をもとに、65歳時における8,000万円の現在価値を計算していきましょう。計算式は以下の通りです。

現在価値の求め方

現在価値=将来価値/(1+期待リターン)^期間

期待リターンは、最も有名なポートフォリオである株式6:債券4のポートフォリオを想定し、J.P.モルガンAMのレポートより、6.4%と仮定します。

年齢別にまとめてみました。

年齢別の65歳時における8000万円の現在価値
55歳4,310万円 
45歳2,322万円
35歳1,254万円
25歳674万円

この表からも分かる通り、8,000万円というゴールに向かって、投資を早くすればするほど、元金は少なくて良くなることが分かります

この計算を見て厳しいと感じたならば、リスク資産の比率を高め運用リターンの向上を目指す必要がありますし、逆に余裕があればリスクを落とし、万が一を回避したりするのが良いでしょう。

ただ、ハードルは高くとも引退までに退職金抜きで8,000万円貯めることは、不可能ではないことがお分かりいただけたかと思います!

老後資金8000万円がもたらす精神的余裕

それでは老後に8,000万円あると、どのような余裕が生まれてくるのでしょうか。

医療費や介護費用への備えができる

まずは自分たちの老後に自分たちで備えることが出来ます。先ほどのシミュレーションの通り、月16万円ほどが余ります。それを全て使うのではなく、更に運用に回すことによりさらに金銭事情に余裕が出てきますよ。

ある程度余裕がある毎日に、運用を組み合わせてさらに余裕が出てくると考えれば、皆さんが漠然と抱えている医療費や介護への不安は解決するのではないでしょうか。

子どもや孫を支援できる

また、老後に子供や孫と過ごす時間を心待ちにしている方もいるかと思います。資産運用収益が更なる運用収益を生めば、自分たちが高齢になった際の費用を補って余りある状態にもなるかもしれません。

自身に金銭的余裕があれば、子供や孫を支援することが出来ます。そして、その時支援された子供や孫がお金を貯めて、65歳までに8,000万円の資産を貯め、またその下の代を支援することにつながっていくかもしれません。

安定した資産運用はそんな好循環を作れるのです。

老後資金のことならSPJにお任せください

いかがでしたか?老後資金を8000万円貯めることで、老後にある程度金銭的余裕を持った生活を送ることができることを解説してきました。また、そのためには、資産運用が重要なこともお伝えしました。

でも資産運用を行う時は不安がつきものですよね。確かに資産運用でお金を増やすことはリスクも伴います。

しかし、そこはご安心ください!

資産運用に精通した我々が、あなたの目標やリスクの許容度に応じた適切な資産運用のお手伝いをいたします。こちらの記事を読んで、少しでも不安や不明点があれば、お気軽にLINEの友達登録をし、ご相談ください。

それでは、皆様のより良い資産運用をお祈りしています!

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