今回は、富裕層の方にとって重要なテーマ、「プライベートバンクの利回り」に焦点を当ててみたいと思います。
利回りは皆さんいちばん気になるところだと思いますので、プライベートバンカーであるわたしの経験をもとに、利回りTOP4のプライベートバンクをご紹介します。
こちらの記事をお読みいただくことで、各プライベートバンクの特徴や利回りが把握でき、どのプライベートバンクがご自身のニーズに合うのか判断できるようになると思います。
ぜひ条件の合うプライベートバンクをみつけ、よりよい資産運営につなげていきましょう!
プライベートバンクの利回り、気になりますよね。
私たちが使っている一般の銀行とは違うのかな?
そんな疑問にお答えしましょう!
・プライベートバンクの基本
・プライベートバンク利回りTOP4
・どこの利回りが高いか
・シンガポールの高い利回りについて
この内容は、私の得意分野です。
シンガポールのプライベートバンクも気になります!
シンガポールの情報も、出てきますよ。
・プライベートバンクの利用を検討している方
・プライベートバンクの利回りについて知りたい方
・プライベートバンク各拠点の特徴や利回りについて知りたい方
ではまず、プライベートバンクの基本からざっくり解説しましょう!
プライベートバンクとは?
プライベートバンクって一体何?と思っている方もいるかもしれませんね。簡単に言うと、これは富裕層向けの金融サービスです。
お金持ちほどより優遇される
各金融機関によって、最低の預け入れ金額や顧客が保有している資産の最低金額などいろんな基準があって、プライベートバンクは顧客を選別しています。
『たくさん持っている人ほど優遇しよう』という考えをもっているのが、プライベートバンクと言えますね。ですので特別なサポートやアドバイスが受けられることもあります。お金持ちほどチヤホヤされるということですね。
プライベートバンクについて詳しく知りたい方は、下記の記事もおすすめです。
プライベートバンクのサービス内容
プライベートバンクは、顧客に対して高度な財務サービスを提供する金融機関のことです。
一般的なサービス内容には、資産管理、相続計画、投資アドバイス、税務助言などがあります。顧客のニーズやリスク許容度に合わせてカスタマイズされたサービスを提供し、資産家族の財務戦略を支援します。さらに、プライベートバンクは顧客のプライバシーと機密情報の保護にも重点を置いています。
機密情報の保護もとても大切ですね。
プライベートバンクの利回りTOP4
プライベートバンクの内容を把握したところで、早速TOP4を見ていきましょう!
各社の特徴も、まとめますね。
第4位: 日本の大手証券会社のプライベートバンク
大手証券会社のプライベートバンクは、その規模からくる安定感が魅力です。これには相続に詳しい専門家や税理士が携わっており、相続対策や税金の最適なアプローチを提案してくれます。大手ならではの信頼性と優秀なプロフェッショナルが揃っているのがポイントです。
大手証券会社のPB部門は、会社内のかなりの優秀な人が集まってくるので、良い提案をしてくれると思います。
あとは大手証券会社のPB部門ということで、「強い取引」が可能です。上場会社のオーナーなどはたくさん株をお持ちなので、それをまとめて売却するなど、そのような強い取引が可能です。
通常年5〜10%ほどの利回りです。
第3位: 日本の大手銀行のプライベートバンク
大手銀行は、不動産投資に興味がある方におすすめです。特に魅力的なのは、「不動産担保ローン」で、富裕層向けに良いレートで資金提供してくれます。相続対策にも力を入れており、銀行ならではの融資機能があるので、そのあたりは他の銀行やPB部門にはなかなかできないことです。
年5〜10%が一般的な利回りです。
第2位: 外資系プライベートバンクの日本拠点
外資系の日本拠点は、外資系の海外拠点と同じでは?と思われがちですが、日本の金融庁の規制、ルールの下に運用するのと、海外で運用するのではまったくくちがうものです。
通常年5〜10%ほどの利回りです。
第1位: 外資系プライベートバンクのシンガポール拠点
外資系のシンガポール拠点は、手厚いサポートと広範な金融商品が特徴です。手に入る金融商品の幅が広く、特に投資対象に優れた商品が多いのが強み。また、海外拠点ならではの大胆なレバレッジも可能ですが、リスク管理が欠かせません。
通常年5〜17.5%ほどの利回りが期待されます。
そうです。わたしがいるシンガポールが、もっとも利回りが高いのです!
おおお!頼もしい!!
海外プライベートバンクの海外拠点と日本拠点2つのちがい
では、海外プライベートバンクの海外拠点と日本拠点とのちがいについてご説明します。
海外のプライベートバンクの海外拠点と日本拠点はなにがちがうのかというと、ちがいは大きく2つあります。
大きくレバレッジをはれる
1つが先述もした証券担保ローンを使ったレバレッジをかけた資産運用についてです。資産運用ができるという点では同じなのですが、レバレッジのかけ方がとても大きくレバレッジをはれる、という点にちがいがあります。
たとえば5億円の株や債券を担保にした場合、日本拠点だと1.6倍や1.7倍にして運用するのが限界なのですが、海外拠点だと5億円分を担保にして15億円分の運用をするなどのちがいがあります。その分リスクはありますが、規模の大きさはメリットですね。
金融商品のユニバースが広くなる
もう1つが、金融商品のユニバースが広くなるということです。
ユニバースは投資対象という意味です。日本の拠点は海外プライベートバンクであっても、日本のルールに則った商品しか扱えません。投資対象がしぼられてしまうんですね。
一方で海外拠点は、そのような規制が該当しないので、圧倒的に幅広い投資対象に投資することができます。
レバレッジがたくさんかけられることと投資対象が圧倒的に広くなること、これが海外プライベートバンクのシンガポール拠点などのメリットになります。
海外プライベートバンクの海外拠点と日本拠点2つのちがい
- レバレッジを大きくはれる
- 金融商品のユニバースが広くなる
それぞれの拠点の、特徴を把握することは大切なんですね。
そうですね。やはりそれぞれ特徴がありますので利回り以外も確認しましょう!
シンガポールのプライベートバンクを解説
ではシンガポールの魅力的な利回りについて、くわしく見ていきましょうね。利回りが高い商品についても言及します。
プライベートバンク シンガポールの利回り
シンガポールのプライベートバンクにおいて、投資商品による利回りは異なりますが、特定のファンドを利用する場合、報告によれば平均年利が15.1%に達しています。これは非常に魅力的な数字です。
シンガポールの銀行系プライベートバンクでは、期待される利回りが年5〜17.5%の幅広い範囲に及び、積極的なリスクを取ることが特徴です。そのため、通常の銀行よりも高い利回りが期待されますが、同時に投資商品には変動リスクが伴うことにも留意すべきです。
従って、高い利回りを追求する一方で、リスクを最小限に抑えるためには、適切なリスク管理と各商品の特性を慎重に考慮した運用が欠かせません。
シンガポールのプライベートバンクは、平均年利が15.1%と積極的なリスクをとった運用をする
シンガポールのプライベートバンクで特に利回りが高い投資商品は何?
シンガポールのプライベートバンクでの高い利回りを実現するための選択肢として、ヘッジファンドなどの特定の金融商品への投資が挙げられます。
通常、プライベートバンクを介してヘッジファンドに投資することで、高い利回りを期待できると一般的に考えられています。
ヘッジファンドは通常の投資信託よりもリターンが高い一方で、そのリスクも高い特性があります。そのため、投資家は自身のリスク許容度や投資目的に合わせて、慎重に適切な投資商品を選ぶ必要があります。
また、プライベートバンクを通じて提供される金融商品は、個々の顧客のニーズに合わせてカスタマイズされるため、利回りやリスクは投資家やプライベートバンクによって異なります。
- ヘッジファンドが、やっぱり高い
まとめ
富裕層の方にとって、資産運用は重要な課題です。その中でプライベートバンクは、特別なサービスや専門家のサポートを受けつつ、効果的な資産運用が可能な選択肢となります。今回紹介したTOP4のプライベートバンクはそれぞれ特長があり、自身のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
- プライベートバンクの利回りは、一般の銀行より高い
- 特にシンガポールのプライベートバンクは、利回りが高い
- シンガポールのヘッジファンドが、特に高い
- 手数料や審査基準、最低預入金額も考慮しましょう
選ぶ際にはサービスの幅や専門性、レバレッジとリスク管理、費用と手数料など、様々な要素を考慮しましょう。そして、自身の資産状況や目標に合わせた賢い選択を行い、安心して資産運用を進めていただきたいと思います。
資産運用においては様々な情報やアドバイスがある中で、信頼性のあるプライベートバンクを選ぶことが成功への第一歩です。どのプライベートバンクを選ぶにせよ、慎重に選び、着実な資産形成を目指しましょう。それでは、良い資産運用ライフを!
シンガポールのプライベートバンクの魅力、わかっていただけましたよね!
シンガポール、魅力的です。海外にも目を向けないといけませんね。