あなたもプライベートバンクについて興味がありますか?実際にプライベートバンクを持っている私が、プライベートバンクの実態をわかりやすく語っていこうと思います。
プライベートバンクって具体的に何なの?
口座開設するにはどれくらいの資産が必要かな?
プライベートバンクは、簡単に言えば富裕層だけが利用できる特別な銀行です。
でも、一言で「富裕層」と言っても、いったいどれくらいの資産があれば口座を開設できるのかが気になりますよね。実は、それにはかなりの資産が必要です。その基準は各銀行によって異なります。
プライベートバンクの仕組みや、口座を開設する方法、さらにそれに伴うデメリットとリスクについてもわかりやすく解説していきます。
10億円という大金を運用するためには、まずはプライベートバンク(PB)口座を持つことから始めます。
まずは、口座を開設すればいいのね。
ちょっと待ってください。必ずしも安全だと限らないですし、資産の基準もクリアしなければなりません。
シンガポールですでに口座を持つ私、中村があなたにガイドしていきます。私が資産10億円を目指す道のりで大事なポイントや、現実に即した戦略についてお話しします。
利息だけで生活を始めたいけど、もし失敗したら…。
プライベートバンク(PB)の最新の情報が知りたいなあ。
さあ、「資産10億円運用の富裕層の世界」を見ていきましょう!
- 富裕層のためだけのプライベートバンク(PB)とは?
- 口座開設すると何ができるのか。
- 口座開設するための条件とは?
- プライベートバンク(PB)のメリット・デメリット。
あなたにとってプライベートバンクはどのように役立つか、どんな特権やリスクがあるのかを知っていただく情報をお届けしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
プライベートバンク(PB)とは何か?
プライベートバンク(PB)と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?シンガポールでプライベートバンクを使っている私、中村が業界の内側から話をしていきます。
職業柄、いろんなプライベートバンク(PB)と接点があるし、友達にも利用者がいて色々な情報をキャッチしています。
「プライベートバンク(PB)を使うべきかどうか?」と聞かれたら、実は答えはそんなにシンプルじゃありません。
高セキュリティで高級なサービスを想像しがちなのですが、実際は必ずしもそうとは限らないのです。じゃあ、一体どんな人がプライベートバンクを利用すべきか?
この記事では、その辺りを掘り下げて話していきましょう。
プライベートバンクの基本情報
まず、プライベートバンク(PB)とは何かと言うと、これは富裕層向けの専門的な金融機関をいいます。一人ひとりの資産の大きさや必要とされるサービスに応じて、様々な対応をしてくれてるのです。
一般的には、相当な資産を持っていなければ、こうしたところの口座を開設するのは難しく、タイトルのように10億円の資金運用するような顧客が利用しているものとなります。
たとえば、資産がそれほど大きくなければ、普通の銀行と同じような基本的な銀行業務を提供しているのです。
資産規模が大きい顧客の場合は、資産運用アドバイスのほかに実際に運用代行をしてくれたり、相続や贈与、税務対策といったもっと専門的サービスの提供などが多くあります。
プライベートバンク(PB)は顧客の状況に合わせて、柔軟にサービスを変えてくれる頼もしい味方なのです。
通常では資産が普通レベルの人の申し込みは、ほとんどの場合受け入れられない可能性が高いでしょう。各バンクによって口座開設の基準は異なってはいますが、その詳細はほとんど公開されていません。
大抵の場合は、最低でも1億円、3億円、5億円といった大金を預ける必要があるからなのです。こうしてみてもプライベートバンク(PB)の世界は、やはり特別な金融の世界と言えるでしょう。
10億円の資金運用には、PBのような高金利商品を扱う銀行が必要です。
プライベートバンクの役割
- 富裕層専門の金融機関
プライベートバンク(PB)は、富裕層顧客を対象としている。 - 口座開設の制限
一般的には、1億円以上の資産を運用できないと口座開設が難しい。 - 開設基準の非公開
詳細な基準は公開されていないことが多く、判断基準がそれぞれ違う。 - 資産預け入れ基準
最低でも1億、3億、5億などを預け入れておく必要がある。
日本では、平均して5億円以上の資金の準備が必要とされることが比較的多いのが実情です。香港やシンガポールであれば、預かり金が1億円以上のバンクがあり敷居が低いという現実があります。
プライベートバンク(PB)の種類は?
プライベートバンク(PB)の種類は大きく分けて4つあることを知っておきましょう。
- 日経大手銀行のPB部門
- 日経大手証券会社のPB部門
- 外資系PB
- 海外現地のPB
1つ目は日経大手銀行のPB部門のことで、例えば 三菱ufj 銀行のPB部門というイメージですね。2つ目は日経大手証券会社のPB部門、例えば 野村證券のPB部門といったイメージでしょう。
3つ目は日本国内に籍を置いている外資系PB。これは UBSとクレディスイスの2トップですが今後は合併する予定があります。4つ目が海外現地のPB。例えば香港のPBやシンガポールのPB、スイスのPBなどをイメージしてください。
海外での運用は違法じゃないの?
日本人投資家が海外PBで資金運用することは全く違法ではありません。
2023年3月、クレディ・スイスはアメリカのシリコンバレー銀行の破綻に伴う信用危機に直面しました。
スイスの政府とUBSからの支援を受け、経営の崩壊は回避されましたが、この出来事はスイスの金融業界に深刻な影響を与えました。
今後について、クレディ・スイスは経営体制を強化し、リスク管理を徹底するなど、同様の事態の再発を防ぐための措置を講じる方針です。
クレディ・スイスは今後どうなるの?
クレディスイスはUBSと合併します。日本にある外資系プライベートバンク(PB)は「UBS」だけとなりそうです。
プライベートバンク(PB)の利用者
プライベートバンク(PB)は、特に大規模な資産を持っていて相続や譲渡などの複雑な資産管理が必要な方にとっての理想的な選択肢としてあります。
これらの方々は大量の投資を行う機会が多く、国際的レベルでの資産管理や税務対策を必要としているためです。
私の知人の富裕層は、お父様が亡くなられる前に事業継承を済ませ、遺産相続の際もスムーズに進んだといってます。すぐに使う必要のない大きな遺産は、外貨で運用することにしたそうです。確かに去年からドルは上がりましたよね。プライベートバンク(PB)が提供する専門的なサービスが、非常に便利であるというのがおわかりでしょう。
遺産や財産を受け取る予定がある人は、生前に継承しておくという方法があるのね。
しかし利用する際には、その手数料や伴うリスクを理解しておくことが重要です。
自分の投資目標やリスク許容度を総合的に考慮し、実際にサービスが自分のニーズに合っているのかどうかを慎重に判断する必要があります。
日本の新富裕層とは?
「新富裕層」とは、従来の富裕層とは異なる特徴を持っている、新しいタイプの富裕層のことです。インターネットが普及した2000年以降に、一代で巨額の資産を築き上げた人たちをいいます。
特にテクノロジーの進展やグローバル化の影響を受けており、インターネットを用い、海外を拠点としているのも特徴といえます。
- 起業家精神
自らのビジネスやスタートアップを立ち上げ、そこから大きな利益を得た人達。これらの起業家はしばしば革新的なアイデアや新しいビジネスモデルを採用して世間を騒がせました。
- IT
新富裕層はデジタル技術やインターネットの活用に長けており、これらのツールを用いて資産を形成しました。例えば、オンライントレード、SNSの活用、デジタルマーケティングなどが挙げられます。
- 教育とグローバルな視野
高度な教育を受けていることが多く、国際的な視野を持つ。多くの場合、海外での教育経験やビジネス経験があります。
- 投資戦略
新富裕層は伝統的な資産運用方法だけでなく、新しい形の投資にも関心を持ちます。例えば、暗号資産(クリプトカレンシー)投資や、スタートアップ事業への投資などです。
- 海外移住の傾向
税制や子供の教育、生活環境などの理由から、海外移住を考える新富裕層も増えています。
- 生活様式と価値
新富裕層はより開放的で、個性的なライフスタイルを重視し、社会貢献やサステナビリティへの関心も高い傾向です。
海外在住の青年実業家のイメージですね。
新富裕層は、日本経済において新たな動きを生み、今後のビジネストレンドや社会の変化に大きな影響を与えると考えられています。
プライベートバンク(PB)のサービス
プライベートバンク(PB)のサービスは、富裕層の顧客が複雑な財務ニーズを管理し、資産を効果的に増やすために用意されています。大まかに説明すると以下のようなものなどです。
プライベートバンクは、個々の顧客の特定の資産状況に合わせきめ細かくカスタマイズされた資産管理サービスの提供をしています。
中村さんにも、専属アドバイザーがいるのですか?
今の担当者とは、大変信頼のおけるパートナーとして数年おつきあいしています。
このサービスには、顧客のニーズに応じた投資ポートフォリオの構築や資産の多様化戦略、そして効果的なリスク管理の提供などです。
顧客一人ひとりの財務目標やリスク許容度に基づいて最適な資産運用計画が提供されています。
専門家による洗練された投資助言やアクティブな資産運用も代表的なものです。
これには、株式、債券、ミューチュアルファンド、不動産投資、ヘッジファンドといった一般には非公開の投資商品なども取り扱われているのです。
非公開の投資商品がとっても気になります。
このようなレアな投資商品を通じて、顧客の資産増加とリスク分散を図っていきます。
資金運用のほかには、税務に関する専門的なアドバイスが有名です。節税効果が高い投資戦略や、相続税対策などが含まれているので、顧客の財務効率を最大化する支援を行ってくれます。
通常の銀行業務を超えた特別なサービスが提供され、その人だけのための多様な金融ニーズに応えることが可能です。
中村さんの場合はどんな感じで利用されてますか?
実際に、高い節税効果の投資戦略で助かっています。将来的には相続税対策なども相談したいと思っています。
プライベートバック(PB)といえば、顧客の多様な金融ニーズに応えることが可能です。高額取引の実行や特別なクレジットラインの設定、個別化された貸出条件などを提供してくれます。
私は数か所に分散投資してみたい。
顧客に合わせて特別なサービスを設定してくれます。
各顧客には、専属のプライベートバンカーやファイナンシャルアドバイザーが付いて、一人ひとりに合わせたきめ細かいサービスが提供されるでしょう。
これにより、顧客は常に最高レベルのパーソナライズされたサポートを受けることができるのです。
プライベートバンク(PB)では国際的な資産管理を行い、異なる国の法律や税制に適応したアドバイスを提供してくれています。
これは、グローバルな投資や事業展開を考えている企業家や顧客にとって特に重要なポイントのひとつです。
私も現地の事業に投資しています。そのような日本人起業家は少なくありません。
将来の資産承継のため、法的な枠組みや効率的な移転方法に関する専門的な助言の提供の他、関連する事象にも対応してくれるのもありがたいです。
たとえば遺言の作成や信託の設定など、相続に関連する幅広い事項に対するサポートが含まれています。これにより、顧客は資産を効果的かつ円滑に次世代に移す計画を立てることができるのです。
中村さんの友人のケースでは、どうでしたか?
長男に事業と家屋を残し、兄弟には不動産を贈与しました。生命保険金などの現金は信託預金を利用していました。
プライベートバンクのステイタス系サービス
実際に中村も資産10億円運用を目指して、プライベートバンクを利用し満足だったサービスをご紹介しましょう。
ステイタス系サービスでは、富裕層のクライアントに特別な体験や地位の象徴となるような独特のサービスがたくさん用意されています。
これらのサービスのほとんどは、クライアントの社会的地位やライフスタイルに合わせたものが提供されているのです。
ビジネスでも利用価値があり、人脈を広げる際にも役立つ5つのポイントを紹介していきます。
ブラックカード「アメックス・センチュリオン」の案内や、サザビーズオークションの参加、クルーズ船などの優先申し込みなどが人気のようです。
プライベートバンクの口座開設ステップ
プライベートバンク(PB)の口座の開設方法は、一般的な銀行口座開設とは異なりますので注意が必要です。個人によって重視するポイントが違うのであなたにぴったりなアプローチを選択してください。
個人によってオススメのバンクが違うのですね。
それでは、口座開設のステップを見ていきましょう。
- 自分に合うプライベートバンクの選定
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まず、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大前提です。
異なる銀行が異なるサービスと専門分野を持っているため、インターネットでの研究、口コミ、またはファイナンシャルアドバイザーからの推薦が役立ちます。
やっぱり日本国内のバンクが安心できるという人もいれば、資金の関係で解説しやすいバンクを選ぶ人もいます。
私は最初から海外のバンクを選びました。自分に合うところをいろいろ調べてみましょう。
- 資格要件を満たして申し込む
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開設の条件には最低資産要件が設定されていて、口座開設資格を満たす必要があることは説明してきました。
通常、身分証明書、住所証明書、資産証明書などのさまざまな書類と、資産の詳細、税務情報、投資履歴などの情報が必要になりますので用意してください。
プライベートバンク(PB)では新規営業は少ないため、直接連絡、問い合わせするか、すでに利用している人や繋がりのある人から紹介を受けるなどの方法があります。
また、リテール店舗や証券会社に多額の資金を預けていると勧誘されるケースが多い傾向です。
- アドバイザーとの面談
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口座開設のプロセスでは、専属のアドバイザーやプライベートバンカーとの詳細な面談があるので、あなたの財務目標やリスクの許容度、投資方針についてしっかり話し合いましょう。
プライベートバンク(PB)の口座開設を切望している人は、ブランド志向を持っていることが多く、口座を持つこと自体をステイタスと思っています。このタイプの人は、バンカーの手数料稼ぎの対象になりやすいため、足元を見られないように注意しましょう。
- 口座開設契約
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全ての書類が承認され条件が合意されたら、口座開設契約の締結へ進みます。手数料、サービスの範囲、その他の条件が含まれた契約です。
最初の入金が行われると、あなたのアカウントが活性化し、これでようやくプライベートバンク(PB)のサービスを利用できるようになります。
プライベートバンク(PB)の口座開設は、個人の財務状況に合わせたきめ細やかな対応が特徴です。あなたも資格要件を満たせば、自分だけのためのサービスを受けられます。
プライベートバンク(PB)のステイタスとデメリット
プライベートバンク(PB)の利用は、特定のステイタス(社会的地位や名声)と、デメリット(不利益や欠点)があるのを知っておきましょう。
私が実際に利用してみて感じたメリットとデメリットを簡単に説明していきます。
プライベートバンク(PB)のステイタス
プライベートバンク(PB)を利用していると、資産運営などの金融系メリットの他に様々なステイタス系メリットを傍受できるのです。
中村が実際に感じたメリットを簡単に紹介していきます。
メリット
- プライベートバンク(PB)を利用していると、他人から尊敬や憧れを受ける
- キャリアや社会的なネットワークにおけるチャンスや人脈が広がる
- 富裕層の仲間という確信が得られ、自己評価や自信が高まる
プライベートバンク(PB)のデメリット
大きなデメリットとしては3つあります。
オススメするのに不安な点です。
デメリット
- 高額な手数料や管理費
- ハイリスクハイリターン、市場の変動により資産が減少する可能性がある
- 資産情報を詳細に分析されるためプライバシーに関する懸念も
まとめ
プライベートバンク(PB)は、単なる金融サービスを超えた、富裕層の社会的地位やライフスタイルを反映するサービスを提供しています。個人に合わせた資産管理と専属のアドバイザー、イベントや優待など顧客に対して特別な体験を提供してくれるでしょう。
私も口座を持つことを目指します。
憧れだけの口座開設は足元を見られて、相手にされないことも実際にあるのです。
資格を満たすための資金の確保や、高額な手数料や投資リスクなどのデメリットも伴っているのを忘れずに覚えておいてください。
プライベートバンキングを利用する際には、これらのメリットとデメリットを理解し、個々の財産の認識と適切な判断をすることが重要な鍵となります。