健康保険と年金って毎月支払っていますけど、活用方法は漠然としていますね…

単なる義務と思われてる方も多いですが、実はフル活用することで得られるメリットも多いんです。
えーっそうなんですか…誰も教えてくれないので上手な活用方法を教えてください…



今回は、知らないと見逃しがちな活用方法に重点をあてて解説していきましょう!
皆さんが毎月支払っている健康保険や年金を、より賢く活用する方法についてお伝えします。これらの制度は単なる毎月の支払いではなく、知っておくべき補償やテクニックがたくさんあります。
今回はプライベートバンカーがクライアントによくアドバイスする内容…。皆さんが特に見逃しがちな健康保険や年金の得する利用方法をお伝えしていきます!では、具体的に見ていきましょう。
- 健康保険をとことん賢く利用する方法
- 健康保険のテクニック!申請するだけで補助金がもらえるケースも
- まだある!申請が必要な補助金制度
- 年金の活用方法とメリットとは
- 年金受給額を増やす方法はあるんです!
健康保険の仕組みと使い方


健康保険って病院の治療費が3割負担になる保険ですよね。



そうです…しかし治療費以外にも万一のときの保証や申請することで受けられる保証もあるんですよ!
健康保険は、病気やけがの際に治療費の一部を負担してくれる制度ですが、その活用方法について知らない方が多いのが実情です。まずは、健康保険の負担金や補償範囲について詳しく見ていきましょう。
健康保険の負担金


毎月の健康保険料ってどうやって決まるんですか?



給料の平均月額に健康保険組合の財政に応じた料率を乗じた金額ですね…つまり人それぞれの保険料です。
えーそうだったんですね
皆さんが毎月払っている健康保険料は、意識していないかもしれませんが、その額は決して少なくありません。年収や雇用形態によって異なりますが、多くの場合、収入の一部が天引きされています。
しかし、一般的には会社が半額負担なので、皆さんは毎月の支払額の倍額支払っていることになるんですよ!
会社が半額負担してくれていたんですね!
そのため、実際に自分が支払っている金額を把握することが重要です。
健康保険の補償範囲


医療費だけじゃなかったんですね!
予防医療や健康増進の医療費にも適応され、高額医療費の場合は申請することで一定割合の補助が受けられますよ。
健康増進の医療は…実費だと勘違いしていました。
健康保険は、医療費だけでなく、予防や健康増進にも役立つ補償があります。例えば、健康診断や予防接種、特定健診の費用も一部補助されます。
私のクライアントの多くは健康増進目的の医療を受けている方が比較的多いですが、皆さん上手に健康保険を使うようになりました。さらに、入院や手術などの高額な治療費も、保険の適用範囲内で支払いが可能です。
健康保険のテクニック


健康保険の手続きって病院がしてくれるんじゃないんですか?



通常はそうですが、特定の条件で申請することで受け取れるお金もあるんですよ!
申請先は健康保険組合です。
健康保険をフル活用するためには、保険の適用条件や特典を知ることが重要です。例えば、保険外の医療費をカバーする補足保険や、保険外診療の割引制度を利用することで、支払いを節約できます。
また、保険証や領収書をきちんと保管し、必要な手続きを把握しておくことも大切です。



そうだったんですね、病院の領収書も今後は保管しておきます。
傷病手当金の基本知識


仕事を休むことになった場合は有給や失業保険ではないんですか?



健康保険にも傷病手当というものがあるんですよ。
傷病手当金は、健康保険制度の一環として、仕事に就けなくなった際に支給される給付金です。病気やケガによって仕事を休むことが必要な場合、この手当を受け取れます。
手当の支給条件や受給の流れについて理解しておくといいでしょう。私のクライアントでこの保険を申請することを知らなかった人がいて、アドバイスしてあげたことがあります。
失業保険ではなくて傷病手当なので、保証される金額も年収によって変わりますので確認しておきましょう。
申請手続きと注意点


家族が車での事故の場合、相手の任意保険を使ったことがありますよ。
健康保険も会社を休むことになれば保証してくれますので覚えておきましょう。
傷病手当金を受給するためには、申請手続きが必要です。手続きの流れや受給までの期間、さらに注意すべきポイントについては各所属する健康保険組合で確認しておきましょう。
一般的には、病院での診断書と、該当する組合が定める申請書類を提出することで審査が始まりますね。万一に備えて、申請の際に押さえておくべきポイントや注意事項を確認し、スムーズな手続きを心がけましょう。


申請忘れに注意が必要な補償制度


治療費は病院が全部申請してくれていると思いこんでいました。
私の知り合いにも申請することを知らなかったために受けられなかった保証があるんですよ
健康保険組合に申請が必要な保証もあるんです!ついつい忘れがちですので覚えておきましょう。実際に、私のクライアントの奥さんも以前に知らなかったので受け取れなかった補償制度もありますね。
高額療養費制度


医療費が高額になった場合も3割負担じゃないんですか?
窓口での支払額が一定以上超えるとさらに保証が適応されるんですよ!
高額療養費制度は、病院での支払いが一定額を超えると、その超えた部分を戻してもらえる、お得な制度です。例えば私のクライアントの場合、医療費が100万円で3割負担の30万円支払いを完了したんです。
しかし、個人の窓口負担が一定額を超える金額だったため、申請したら20万円以上補助が受け取れましたね。結局そのクライアントは8万円程度の医療負担ですんだんです!
家族の保険使用回数や年齢によっても計算方法がかわりますので万一のときはまずは組合に相談してくださいね。申請しないと返還されないので、忘れずに申請する必要があります。
申請は、医療機関または健康保険組合にできます。
各種給付金


申請が必要な給付金はまだあるんですか?



出産や介護に関しても状況に応じて給付金が支給されるんです。
健康保険では、出産や育児、介護など、さまざまな状況に応じて給付金が支給されます。しかし、これらの給付金は、申請しないと支給されないので、忘れずに申請する必要があります。
私のクライアントで、介護は健康保険の適応外と思い込んでいたため申請するのが大幅に遅れた方もいますよ。申請は、健康保険組合にできます。
退職後の国保と任意継続の違いに注意


退職後の健康保険はどうなるんですか?



退職後もライフスタイルにあわせて選択できるんです。
退職後の健康保険を選ぶ際に、国民健康保険(国保)と会社の健康保険を任意継続するか迷う方も多いでしょう。国保は自治体が運営し、一方、任意継続は会社の健康保険を退職後も継続する制度です。
具体的には、国保は無期限で利用可能ですが、任意継続は2年間の加入期間が決まっていました。しかし、2022年に行われた法改正により、任意継続制度に重要な変更がありました。
まず、任意継続がいつでも脱退可能になり、1年目は任意継続、2年目は国保という選択肢が可能になったんです。
また、健康保険組合が任意継続の標準報酬月額の上限を撤廃可能になったことで、高所得者が任意継続を選ぶと保険料が高くなるケースが出てきましたので注意しましょう。
退職後は所得や生命保険などへの加入を考慮して選ぶ必要があるんです。



次に年金の使い方や受給額を増やすテクニックなどを解説しますね…


年金制度の活用法とメリット


年金にもお徳な活用方法があるんですか?



年金受給額を増やす工夫はできますね!
年金は、老後の生活資金を確保するための制度ですが、その活用法やメリットについても知っておくことが重要です。
プライベートバンカーをしていて多くの富裕層とも交流がありますが、年金についてはあまり詳しく知らない方が多いんですよ…。特に年金受給額を増やすテクニックは状況に応じて活用してくださいね!
年金の種類とメリット


年金には、老齢年金だけでなく、遺族年金や障害年金など、さまざまな種類があります。これらの制度を理解し、必要に応じて利用することで、生活を安定させられます。
年金には、老後だけでなく、万が一の場合や障害がある場合にも支給されるメリットがあります。



年金は退職後の老後資金だけと考えていました。
親に万一のことがあった場合、子供の学費や生活費保証もあるんです。
遺族が安心して生活できる遺族年金や、障害者が生活を維持できる障害年金など、さまざまなシチュエーションに対応しています。
年金受給額を増やす方法


年金受給額を元気なうちに多くしておきたいですね。



いくつかの年金受給額を高くする方法を見ていきましょう。
老後、毎月受け取れる年金受給額を増やす方法を知っておけば、健康状態や家族の収入に応じてさまざまなテクニックが使えるんです!それでは見ていきましょう。
国民年金保険料を長く納める





収入や資産額に応じて年金の納付期限を長くすることもできるんです。
国民年金は、納付期間が長ければ長いほど受給額が高くなります。学生や専業主婦などで、これまで国民年金保険料を納めていなかった人は、できる限り納付するようにしましょう。
また、60歳以降も任意加入することで、受給額を増やせます。
付加年金に加入する


国民年金に加入中の方は対象外ですので注意してください!
国民年金に加入している人は、付加年金に加入することで、老齢基礎年金に加えて一定額の年金を受け取れます。付加年金は、月額400円の保険料を納めることで加入できます。
付加年金はリターンが大きいですね…
200円×納付月数です!30年間付加年金保険料を納めた場合、受け取れる金額は毎年72000円を老齢基礎年金にプラスして受け取れるんです。納付した金額は「400円×360ヶ月=144400円」ですので、かなり優遇ですね。
繰り下げ受給を選択する





年金を払い続けるのはやめたいけど、受け取りはもっと後でもいい人は繰り下げ受給で金額が増えます!
老齢年金の受給開始年齢を遅らせることで、年金額を増やせます。繰り下げ受給を選択すると、受給開始年齢が1年遅れるごとに、年金額が0.7%増額されます。
ただし、繰り下げ受給を選択すると、その間は年金を受け取れないため、注意が必要です。
プライベートバンカーとしてクライアントに提案した中で印象に残っているのは、その方は資産が多く生活に困らない程度の余剰資産もあったので繰り下げ受給を提案したんですよ…。
でも「先のことはわからない」といって断られたこともありますね。ですので、あくまでも個人の判断次第です!これらの制度を活用することで、年金受給額を増やせます。
高齢任意加入制度の利用


過去に年金未納があった場合は年金受給額が減りますよね…



任意で補うことも可能です!
ところで、皆さんは国民年金保険料を若い時や学生時代もしくはお金がなかったために保険料の未納期間があるかどうか知っていますか?これは65歳からの老齢基礎年金に影響します。
高齢任意加入がどんな制度なのかというと、老齢基礎年金が満額もらえないとお困りの人や全ての年金が全くもらえないと悩んでいる人を救済する制度なんです。
日本の年金制度では65歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金の2つの年金がもらえます。高齢任意加入とは60歳から国民年金の保険料を払うことで老齢基礎年金を増やせる制度です。
私のクライアントで今では富裕層ですが、過去に年金未納額がかなり多い人もいたんですよ…。その方でも今では通常の年金確保はできましたね。
まとめ


健康保険や年金、生命保険など、さまざまな保険制度がありますが、それぞれの制度や活用方法を理解することが重要です。
特に、健康保険や年金は生活を支える重要な制度であり、その活用方法を把握することで、安心して生活できます。年金の増額に関する裏技や支給給付金は、多くの人が知らない情報も含まれています。
日本の年金制度は複雑であり、知らない間に損をしてしまうこともあります。しかし、適切な制度を利用することで、年金生活を安定させられるんです。
老後の生活に不安を感じる方や、年金の受給に関する疑問を持っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
今回の記事を参考に、健康保険や年金、生命保険などの保険制度をフル活用して、より安心で快適な生活を送るための一歩を踏み出してみてください。