「金融リテラシーを向上させたいけど、どうやって学んだらいいのだろう…」と悩む人は多いのではないでしょうか？
金融リテラシーを向上させるとメリットがたくさんあります。インフレや増税が進む現在の社会情勢を考えると、金融リテラシーは必須と言っても過言ではありません。
この記事では、金融リテラシーが必要な理由と金融リテラシーを高める方法を分かりやすく解説します。
著者プロフィール
中村 健
SPJ編集長 資産運用の専門家
シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。
世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。
様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。
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金融リテラシーが必要な理由
金融リテラシーとは、「お金に関する知識やスキルを活かして経済に関する判断をする力」です。この金融リテラシーは、あなたがお金に関することでトラブルになったり損をしたりしないために必要です。
また、金融リテラシーを向上させることができれば、資産形成ができるので、あなたや家族が豊かに生活することにつながります。ここでは、金融リテラシーが必要な理由を3つ解説します。
金融リテラシーとは何かについてはこちらの記事でも解説しています。ぜひこちらも参考にしてみて下さいね。
家計管理をするため
金融リテラシーが高いと、収入と支出を計算し、家計を管理することができます。「何にお金を使ったか分からないけど今月もお金がない…」という人は、自身の余剰金が分からないままだと投資や貯蓄をすることができません。
「使う」「貯める」「増やす」「借りる」といったお金の知識を持つことで、収入と支出を計算し、家計を管理することができます。
金融トラブルを回避するため
金融リテラシーが高いと、詐欺や借金といった金融トラブルを回避することができます。「利回りが高すぎる…」「100％元本保証なんてありえない…」という疑いは、金融リテラシーが高くなければ考えることができません。
投資詐欺の巻き込まれてしまうと資産が一気になくなることもあるので、金融トラブルを回避するためにも金融リテラシーは必要です。
将来に備えた資産形成をするため
金融リテラシーが高いと、子どもの学費やあなた自身の老後など、将来に備えた資産形成をすることができます。「老後2,000万円問題」や「新NISA」など、将来のためのお金に関する言葉をニュースで見ることも多いでしょう。
そういった言葉に対して敏感に情報収集し、行動することで、将来に備えた資産形成をすることができますよ。
金融リテラシーを高める方法
前章では金融リテラシーの必要性をお伝えしました。ここではどうやって金融リテラシーを高めたらいいか、おすすめの方法を4つ紹介します。
心理学で「カラーバス効果」という用語があります。カラーバス効果とは、簡単に説明すると、「意識すると入ってくる情報量が増える」というものです。金融リテラシーを高めたいと意識するだけで、高めるための情報があなたに入ってきますよ。
本や動画で基礎知識を学ぶ
本や動画で基礎知識を学ぶことで金融リテラシーを向上させることができます。金融庁の高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」では、下記の項目を動画で学べます。
・家計管理とライフプランニング～働いて稼ぐことと将来設計について
・「使う」
・「貯める・増やす」～資産形成
・「備える」
・「借りる」
・金融トラブル
YouTubeには金融リテラシーをテーマにしたチャンネルが多数存在しますし、書店に行けばお金に関する書籍のコーナーが必ずあります。
まずは手軽な本や動画で基礎知識を学ぶことで、金融リテラシーを高めましょう。
経済ニュースに触れる
経済ニュースに触れることで金融リテラシーを向上させることができます。物価や株価、制度改正や補助金など経済ニュースを見るくせを付けると金融リテラシーが向上する情報が入ってきます。
新聞購読のハードルが高ければ、日本経済新聞のアプリ版をダウンロードして見るようにしても良いですし、ラジオNIKKEIで通勤時間に聞いても良いでしょう。
家計管理を実践する
収支と支出を把握し、家計を見直すなど家計管理を実践することで、金融リテラシーを向上させることができます。現在の毎月の収支を整理するところから始めてみてください。いつまでにいくら貯めたいか目標を設定し、固定費の削減など家計を見直してみましょう。
家計を見直し、使途不明金や無駄に多く払っている固定費を明確にする過程の中で、通信費や保険について勉強する機会がうまれます。
まずは身近な家計管理から、お金について実戦形式で学ぶことで金融リテラシーを向上させましょう。
少額投資をはじめる
家計の見直しでうまれた余剰資金で少額投資をはじめることで金融リテラシーを高めることができます。家計管理同様、実践が一番学べます。例えば、月1,000円積立投資するだけでもいいですし、元本割れの可能性が低い債券からはじめてみてもいいでしょう。
実際にあなたのお金を動かしてみることで、リスクや知識の必要性を再確認しながら金融リテラシーを高められます。
分からないことは専門家にご相談ください
「金融リテラシーを向上させたいけど、どうやって学んだらいいのだろう…」と悩む人に向けて、金融リテラシーが必要な理由と金融リテラシーを高める方法を解説しました。
ここまで学んだことをまとめていきます。
・金融リテラシーは、「家計管理をするため」「金融トラブルを回避するため」「将来に備えた資産形成をするため」に必要不可欠です。
・金融リテラシーを高めるためには、「本や動画で基礎知識を学ぶ」「経済ニュースに触れる」「家計管理を実践する」「少額投資をはじめる」という方法があります。
社会情勢が目まぐるしく変化し、インフレや増税が進む現代において金融リテラシーの向上は必要不可欠です。しかし、一人で金融リテラシーを向上させることは大変なので、不安があればぜひ一度SPJへご相談ください。
分からないことを専門家に相談することで効率的に金融リテラシーを高めることができるでしょう。
