「金融リテラシーという言葉を最近意識し始めたけど、低いとどんな危険性があるか知りたい…」
このように考える人は多いのではないでしょうか？
金融リテラシーが低い場合、金融リテラシーが高い人に比べて損をしてしまうことがたくさんあります。
この記事では、金融リテラシーが低い危険性と、金融リテラシーを学ぶ方法をわかりやすく解説します。
著者プロフィール
中村 健
SPJ編集長 資産運用の専門家
シンガポールに長年住んでおり、海外のプライベートバンクを活用した富裕層が行う資産運用、資産防衛に精通している。
世界各国の複数のプライベートバンカーと定期的にミーティングをして最先端の情報や資産運用ノウハウを入手することで、十分な資産所得(リタイアメントインカム)を確保して、悠々自適に暮らしている。
様々な国を旅してきおり、訪れた国は45ヵ国を越える。
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金融リテラシーが低い危険性とは？
金融リテラシーとは「お金に関する知識やスキルを活かして経済に関する判断をする力」です。金融リテラシーが低いと、さまざまな危険性があります。ここでは、金融リテラシーが低い場合のリスクについて5つ紹介します。
「そもそも金融リテラシーとは何か」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみて下さいね。
家計管理がずさんになる
お金を「使う」「貯める」「増やす」といったことを、誰でも日々おこなっています。金融リテラシーが低い人はお金がどれだけ動いているか把握しておらず、家計管理がずさんです。
一方で金融リテラシーが高い人は毎月の家計管理をしっかりおこなっています。収入と支出の概要を把握することで、お金を「上手に使い」「上手に貯めて」「上手に増やして」います。
金融リテラシーが低い場合、病気やけがなどで急に収入が減少するときの不安が大きいです。なかなかお金は貯められないため、万が一収入がなくなるようなことがあれば、家計は一気に苦しくなる危険性があります。
もしものリスクに備えられない
金融リテラシーが低いと、もしものリスクに備えられない危険性があります。もしものときとは、例えば、自身が病気やけがになる、家族の介護が急に必要になるなどです。様々な理由で、突然収入が減少することが人生には起こりえます。
金融リテラシーが高い人は、そういったリスクに備えて保険や投資などの手段を使ってお金を確保しています。
老後への備えができない
「老後2,000万円問題」という言葉が有名ですが、金融リテラシーが低いと老後の備えができない危険性が高いです。老後は住宅修繕費や医療費など予期せぬ出費もあります。そのため、保険や投資、社会保障制度や社内情勢などを総合的に見ながら備えることが大切です。
金融リテラシーが高い人は、社会保障制度や社内情勢などを確認しながら、自分に必要な老後の資金を把握し、資産運用をして備えています。
金融トラブルの被害に遭いやすい
金融リテラシーが低いと、詐欺などの金融トラブルの被害に遭いやすいです。
・元本保証を確約している
・利回りが現実離れして高い
・公的機関を装っている
こういった怪しい投資は、金融リテラシーが高ければ回避することができます。金融リテラシーが低いと疑問を感じることができないため、被害に遭う可能性は高くなるでしょう。
資産形成の機会を逃す
金融リテラシーが低いと、資産形成の機会を逃す危険性があります。金融リテラシーが高い人は、どうすればお金を増やせるか知っているため、資産形成の機会を逃すことなく行動に移せます。
お金を増やすためにどんな情報が必要か知らないと、そもそもの情報収集ができません。そのため、気づかないうちに資産形成のチャンスを逃してしまうことがあります。
金融リテラシーを学ぶ方法
金融リテラシーが低い場合のリスクを紹介しましたが、そのリスクを減らすために金融リテラシーを学ぶ方法を紹介します。
社会情勢によって日々変化するお金の情報を正しく取り入れるために、しっかりと学んで金融リテラシーを高めましょう。
書籍・動画で学ぶ
金融リテラシーを高める方法として、書籍・動画で学ぶことが挙げられます。
金融庁の高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」では、下記の項目を動画で学べます。
・家計管理とライフプランニング～働いて稼ぐことと将来設計について
・「使う」
・「貯める・増やす」～資産形成
・「備える」
・「借りる」
・金融トラブル
また、YouTubeにはさまざまな動画がありますし、金融リテラシーを高めるための書籍は数多く出版されています。
専門家のアドバイスを得る
あなたの年齢や年収、資産状況や社会情勢によって学ぶべきお金の知識は変わってきます。全て一人で網羅的に学ぶことができれば完璧ですが、範囲が広すぎてどこからどう学んでいいか悩んでしまうことも少なくないです。
そんなときは、金融の専門家からアドバイスをもらいましょう。あなたの年齢や年収、資産状況や社会情勢に合った的確なアドバイスがもらえます。
資産形成のことならSPJにご相談ください
「金融リテラシーという言葉を最近意識し始めたけど、低いとどんな危険性があるか知りたい…」という人に向けて、金融リテラシーが低い危険性と金融リテラシーを学ぶ方法を解説しました。
ここまで学んだことをまとめていきます。
・金融リテラシーが低いと、「家計管理がずさんになる」「金融トラブルの被害に遭いやすい」など、さまざまな危険性があります。
・金融リテラシーを学ぶために、「書籍・動画で学ぶ」「専門家のアドバイスを得る」という方法があります。
社会情勢が目まぐるしく変化し、インフレや増税が進む現代において金融リテラシーは無視できません。しかし、一から資産形成について学ぶことはとても大変なので、分からないことはぜひ一度SPJへご相談ください。
