老後資金を貯めたいけど、このまま貯蓄していけばいいか、保険に切り替えたほうがいいか、それとも投資か…そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
よく分からないからとりあえず貯蓄しておこうという考え方だと、現代では実質的に損をしてしまう可能性があります。
この記事では、保険と貯蓄に焦点を当てて、老後資金をためるためにどうするべきか参考にできるようにわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみて下さい!
老後資金を貯蓄で作るメリット・デメリット
老後資金を貯めようと思ってまず思いつく手段として貯蓄があると思います。
貯蓄は一昔前であれば王道でしたが、低金利時代の昨今、老後資金を貯める方法としてはかなり物足りなくなっています。ここでは、老後資金を貯蓄で作るメリットとデメリットを解説します。
「貯蓄」のメリット
元本割れすることがなく、安心してお金を貯められる点がメリットとなります。
ごくわずかですが、利息も受け取ることができます。普通預金であれば緊急時もすぐに現金化できる点もメリットと言えます。
「貯蓄」のデメリット
持っているお金自体が減ることはないですが、インフレで物価が上がるとお金の価値が下がるので、実質的にお金(価値)が減っていく危険性があります。
金利がかなり低いため、減る心配はない一方、増えることも期待できない点はデメリットといえるでしょう。
老後資金を保険で作るメリット・デメリット
公的年金では足りないと考えた場合、個人年金保険を検討する人は多いです。個人年金保険以外にも、保険による老後資金を貯める方法はいくつかあります。
ここでは、老後資金を保険で作るメリットとデメリットを解説します。
「保険」のメリット
生命保険料控除によって税負担を軽減できるメリットがあります。年末調整や確定申告することで、払い込んだ保険料に応じて所得控除が適用され、所得税や住民税が軽減されます。
個人年金保険もその対象となるため、老後資金を貯めつつ、節税効果も期待できます。
「保険」のデメリット
途中解約した場合の解約返戻金が元本割れとなることが一般的です。老後資金を貯めるという観点で言うと、実質途中解約できないことはデメリットとなります。
加入後、他に魅力的な資産運用方法があったとしても、解約返戻金でどれだけ元本割れするか計算しながら検討する必要があります。
老後に備える保険とは?
貯蓄と保険について解説しましたが、ここからは最低限知っておきたい3種類の保険「個人年金保険」「低解約返戻金型終身保険」「外貨建て保険」を解説します。
それぞれの特徴を理解して、あなたにあった保険を選択できるようにしましょう。
個人年金保険
保険会社と個別で契約し、保険料を払い込んだあと、契約で決まった時期になったら一定期間もしくは一生涯給付が受け取れる保険です。
国民年金や厚生年金といった公的年金の受給開始年齢などが改悪されていく中で、個人年金保険は注目を集めています。
低解約返戻金型終身保険
途中解約した場合の解約返戻金が通常の終身保険よりも低く、その代わり毎月の保険料が安い生命保険です。
払い込み期間が終了してからの解約返戻金は、払い込んだ保険料を超えることが一般的です。
絶対に途中解約しないと判断できる場合は、終身保険よりもお得な保険となります。
外貨建て保険
保険料の払い込みと受取りを外貨でおこなう保険です。日本円よりも高金利である外貨で運用することで高い利回りが期待できます。
円とドルやユーロの為替の変動によって価値が上下する為替変動リスクを伴うほか、日本円と外貨を両替する際に手数料がかかるなど、仕組みが複雑化します。
老後資金のご相談はSPJへ
老後資金を貯めたいけど、このまま貯蓄でいいか、保険に切り替えたほうがいいか悩んでいる人へ向けて、それぞれの特徴やメリットとデメリットを解説しました。
保険と貯蓄、ここまで学んだ特徴とメリット、デメリットをまとめていきます。
貯蓄は元本割れするリスクがないことがメリットでしたが、低金利時代の現代では、インフレによってお金の価値が下がり、実質的にお金(価値)が減っていくデメリットがあります。
保険も同様のデメリットはありますが、貯蓄よりも利回りが高く、節税効果もあることがメリットとなります。
保険にも様々な種類があり、それぞれのリスクがありますが、しっかりと理解してリスクを分散することができれば効率的な資産運用が可能となります。
保険に限らず、投資信託や債券など、老後資金をしっかりと理解しながら効率的に貯めたい人は一度SPJへご相談ください。