こんにちは!当記事をご覧いただきありがとうございます。
昨今の物価高や養育費の高騰で、思うように貯金が進んでいない方は多いと思います。定年退職を間近に控えている方や、まとまった貯金ができるビジョンが見えない方は特に、老後資金について不安をお持ちなのではないでしょうか。
この記事では、老後に必要な資金や支出について解説し、皆さまが正しい知識を持って老後を迎えられることを目指します。
- 老後にかかる平均生活費
- いつまでに老後資金を作れば良いのか
- おすすめの運用方法
老後の収支を考えよう

日本の平均寿命が男性81.47歳、女性87.57歳に達する現代社会において、老後資金の計画は人生設計の根幹を成す課題です。65歳で引退した場合、およそ20年間生きることを踏まえると、どのくらいの資金が必要なのでしょうか。
老後の平均生活費
総務省の調査では、高齢無職世帯の月間支出構造を分析すると、夫婦世帯では23.6万円、単身世帯では14.3万円が平均値となります。内訳を詳細に見ると、医療費が年齢とともに増加傾向を示し、85歳以上では支出全体の25%を超えることが特徴的です。特に介護費用は月額8.3万円程度が見込まれ、健康寿命と平均寿命の差(男性8.84年、女性12.35年)を考慮した資金計画が求められます。
公的年金の平均受給額
厚生労働省のデータによると、厚生年金で平均15万円ほど、国民年金で平均5.5万円ほど受給できます。現役時代の収入やパートナーの勤労実態により、凡その目安は判別出来るかと思います。
老後の生活は年金だけでは足りない
総務省のデータによると、65歳以上の無職夫婦世帯の収支は以下の通りです。
収入:約25万(うち22万円が年金)
支出:約28万(うち25万円消費支出)
収支:マイナス約3万円
収入:約13万円(うち12万円が年金)
支出:約16万円(うち15万円が消費支出)
収支:マイナス約3万円
収支比較では、それぞれ月約3万円の赤字が恒常化しており、20年累計では720万円ほどの資金不足が発生します。また、老後に贅沢をしたり趣味に興じたい場合は、720万円に追加で資金が必要になります。
老後資金は65歳からでも資産運用で作れる

老後資金は最低でも1,000万円近く用意することが不可欠です。加えて、老後の介護費用なども必要であり、適切な方法で資産額を維持・増大していく必要があります。この章では、65歳からでも有用な資産運用方法を紹介します。
債券投資
債券は定期的な収入が見込めるため、老後資金の維持に役立ちます。日本国債などは、リスクが低く老後に投資する商品としては非常に魅力的です。
現在は、5年債でも税引き後0.7%の利回りが期待できます。インフレリスクを考慮する場合は、個人向け国債10年などの変動金利の債券を購入すれば、ある程度のインフレリスクには対応できるでしょう。
不動産投資
郊外型ワンルームマンション(購入価格1,500万円、利回り5%)の場合、修繕積立金15万円/年を控除後の実質利回りは3.8%となります。空室リスク軽減のため、駅徒歩5分以内かつ大学周辺物件の選定が有効です。不動産投資法人(REIT)を活用した間接投資では、最低購入単位が数万円から始められます。
不動産はインフレに強く、債券投資との併用で大きな効果を発揮します。加えて自身がその物件に居住すれば、月々の家賃支払いがなくなり月の収支改善に貢献します。このような実需の下支えのある不動産投資も、老後に向けて非常に魅力的な選択肢です。
外貨預金
米ドル預金(金利4%)を想定した場合、為替手数料1円を考慮すると、円安傾向時に3%以上の実質利益が期待できます。なぜなら、日本円を債券(国債)に投資しても利回りは1%未満であり、差分の3%以上のリターン差が生まれます。また、円安方面に進んだ際は含み益が乗ることになります。通貨分散としてユーロ・豪ドルなども組み入れることで、通貨バスケット効果によるリスク軽減が図れます。
しかし、円高時には資産評価額が目減りするので、適切な金額の投資に留めるのが無難です。
貯蓄型保険
終身保険の解約返戻率は、30年保有かつ10年以上の受け取りで払込保険料の100%を超える商品が主流です。生命保険各社のホームページでは、商品の払戻金のシミュレーションが出来ることが多いので、気になった方は是非計算してみてください。
10年以上の受け取りで払込保険料の100%を超えるため、この記事で想定している通り20年以上生きる=20年以上受け取った場合は、リターンが更に大きくなります。
老後資金に困ったらプロにご相談ください

老後資金計画は、公的年金の限界を認識した上で、個人のリスク許容度に応じた資産配分を構築することが重要です。自分自身で適切な資産運用が出来るのがベストですが、それは難易度が高いことも確かです。
そんな時は資産運用の専門家であるSPJにお任せください。お気軽に下記のリンクからLINEの友だち登録をし、ご相談いただければ、資産運用の不安をきっと解消いたします!
それでは、皆様のより良い老後をお祈りしています。