プライベートバンカーとリテールの違いとは？資産運用するならどっち？

こんにちは！当記事をご覧いただきありがとうございます。

突然ですが、皆さんは銀行や証券会社などの金融機関にもVIPがいることをご存じですか？実はごく少数の富裕層にむけて、銀行はプライベートバンクというVIPサービスを展開しています。(一般向けに対する金融サービスはリテールと呼びます。)

この記事では、いくらからプライベートバンクサービスを受けられるのか、リテール、つまり普通の銀行との違いは何か、などを詳しく解説していきます！是非最後までご覧ください。

プライベートバンカーとリテールの違い：対象顧客編

プライベートバンカーとリテールはどちらも、営業業務に従事している点は共通しています。業務内容で大きく異なるのは、対象顧客の点です。この章では、プライベートバンカーとリテールの対象顧客の違いを解説します。

プライベートバンカーは富裕層が対象

プライベートバンカーとは、金融機関内でも富裕層への営業に特化した職員です。人柄はもちろん、資産運用や税務、法律、芸術などの知見を高いレベルで持っている必要があります。

そんな彼らが相手をするのは富裕層です。その金融機関への預け入れ資産は最低でも数億円、敷居が高ければ数十億円が必要になります。そのレベルの富裕層がプライベートバンクの対象顧客となります。

リテールは個人・小規模事業者が対象

リテールの営業従事者が担当するのは、一般的な資産額の顧客や、中小零細企業(法人)たちです。しかし中には、プライベートバンクサービスを享受する条件を満たしていても、リテールを選ぶ方もいます。

理由としては、プライベートバンクの手数料がネックになっているからです。プライベートバンクのサービスに魅力を感じない場合、手数料のかからないリテールが選好されます。

プライベートバンカーとリテールの違い：サービス内容編

1つ前の章では、プライベートバンカーとリテール、それぞれで対象となる顧客が異なることを解説しました。この章では、それぞれが提供するサービスにどのような違いがあるのかを解説します。

プライベートバンカーは資産に関わる幅広いサービスを提供

プライベートバンカーが提供するサービスは、一般的な金融サービスに留まりません。金融サービスならば例えば、プライベートバンク専用の商品を提供してくれます。

また、顧客のニーズに合わせて専門的な助言や提案もしてもらえます。

非金融サービスの提供もプライベートバンクの醍醐味と言えます。

多様化した富裕層のニーズに対し、金融機関が持てるリソースをフル活用してサービスを提供してくれるものが、プライベートバンクと言えます。

リテールは金融商品を提供

リテールでは、一般向けに販売されている投資信託や定期預金、住宅ローン、事業融資などを提供しています。

しかし、一般向けのサービスが決して充実していないわけではありません。一般向けの金融商品が日本経済の根幹を支えていることはしっかりと認識する必要があるでしょう。

プライベートバンカーとリテールの違い：担当者編

対象の顧客やサービス内容と、プライベートバンカーとリテールでは全くの別物であることは解説した通りです。しかし、実は担当者の属性も大きく異なるのです。この章では人物面にフォーカスを当てて、プライベートバンカーとリテールの違いを解説します。

プライベートバンカーは生涯担当制

プライベートバンカーになりよりも求められるのが、顧客との信頼関係です。従って、担当者が頻繁に変わることはありません。場合によっては、一族の自分たちの世代、親世代、子供世代と3世代に渡り、同じ担当者が担当することも多いです。

一人のプライベートバンカーが継続して顧客を担当することにより、その一族のバックグラウンドやニーズ、価値観などを深く理解し適切なソリューションを提供できるようになります。仮に定年退職で担当が止む無く変わるときも、丁寧に引継ぎが行われます。

リテールには担当者の異動がある

リテールでは、顧客との癒着防止の観点などから、転勤という形で定期的な担当者の入れ替えが強制的に行われます。

プライベートバンカーが気になる、もっと知りたい！という方にはこちらの記事もおすすめです。ぜひ読んでみて下さいね。

番外編：企業や団体を対象とするのは「ホールセール」

個人顧客や零細企業でもない、大企業や機関投資家を相手にする部署も金融機関には存在します。それらの部署はホールセールと呼ばれています。

ホールセールもその領域におけるプロですが、相手する顧客もプロフェッショナルです。従って、知識や経験、能力がハイレベルであることが求められます。

まずはプライベートバンカー・SPJにご相談ください

いかがでしたか？知られざるプライベートバンクについて、その一部を解説しました。

プライベートバンカーとリテールの違いについて簡単にまとめてみましょう。

	プライベートバンカー	リテール
主な対象顧客	富裕層	個人・小規模事業者
サービス内容	資産に関わる幅広いサービス	一般的な金融商品
担当者	生涯担当制	担当者の異動がある

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